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住宅設計に大切なインプットは身近にある

昨日のオンラインデザイン勉強会は思いのほか盛り上がって話してしまい、2時間の長丁場になりました。最後の質問コーナーではスタッフ全員から質問があり、みんなのやる気を感じました。次は勉強してもらったことを実際に活かせる場を作ろうと思っている上田です。

今日は以前のデザイン勉強会で話した、建築家・デザイナーとしてやるべき5つのことを書こうと思います。ちょっと長くなりそうなので、何回かに分けて書きますね。

建築家・デザイナーとしてやるべき5つのこと
1.インプットとアウトプット
2.調整力を磨く
3.編集力を磨く
4.シナジーを創る
5.常に新しいことを挑戦する

1.インプットとアウトプット

1つ目はインプットとアウトプットとです。

僕たちの仕事でのアウトプットとは、良い建築を作るとことや自分の良いと思うデザインなどを表現することだと考えています。

良いアウトプットをするためには、良いインプットをする必要があります。

良い建築を作るための良いインプットとは、様々な空間を体験、体感することだと思います。

今は、インターネットで検索すれば、様々な情報を得ることができますし、かっこいい建築の写真なども簡単に見ることができます。これは、クライアント側も同じことです。プロである僕たちは、インターネットで得る情報だけで建築を考えるのではなく、実際の建築を見たり体感することで写真では得ることのできないものをインプットしなくてはなりません。

良い建築を見ることも大事ですが、空間や環境やシチュエーションを体感することも大切だと思っています。

例えば、住宅の設計をしていると、よく庭でBBQをしたいという要望を聞くことがあります。庭でBBQをしたことないのに、その要望に最適な提案をすることはできないですよね。庭でBBQだけではなく、実際にアウトドアで様々な体験をしたり、キャンプして自然の中で一日過ごしてみることで、提案できる幅は大きく広がります。

他にも、

・料理することで、キッチン周りの提案ができます。
・家中を掃除することで、コンセントの位置を学ぶことができるし、コンセントを減らすためには、コードレス掃除機を提案することを思いついたりします。
・洗濯することで、家事の動線や収納のあり方を学べます。
・カフェに行った時に、テラス席で食事をすることで、ウッドデッキやバルコニーなどを食事する空間として提案できるようになります。
・猫を飼うことで、猫と暮らす家を提案できます。
・子供と遊ぶことで安全な空間の作りかたを学ぶことができます。

こんな感じで、住宅を設計するとに必要なインプットを考えてみても結構ありますよね。

何か大きなインプットを!と意気込まなくても、身近にも良いインプットはたくさんあるので、いつもはやっていない家事でもやってみてください。何か気付きがあるはずです。

家事をすることで、家族は喜び、自分は学ぶことができ、お施主さんは良い空間を作ってもらえる。3方良しですね。

次回は、調整力のお話を書きます。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!


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