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自己紹介① 手を動かすことだけが心の支え。病室でモノをつくり続けた幼少時代。

はじめまして。
住まいの道具研究所代表の上田英和と申します。

愛媛県で設計士をしながら、お客さんと一緒に住まいの道具をつくるお仕事をしています。

お仕事についても追々ふれていきますが、しばらくは僕の自己紹介のnoteを更新させてください。


手を動かすことが、心の支え

僕は、愛媛県の松前町という小さな町で生まれ、育ちました。


3才の頃に、白血病であるということが発覚。

白血病とは、血液のがんです。

高校生になるまで、がんセンターに頻繁に通い。
入退院を繰り返していました。

長い時では半年以上、入院していたこともあります。

入院生活で、僕が夢中になったのは「工作」。

お菓子の箱と鈴を組み合わせて、インターホンのようなものをつくって、
自分の病室に設置してみたり。

今思えば、それが今の仕事の原点だったのかもしれません。


生き残った命

今は、白血病も不治の病ではなくなったと言われていますが、
当時は、ほとんどの子が命を落とす病気と言われていました。

そんな中、僕は生き残りました。

一緒に入院していた子どもたちは、いつの間にかいなくなり、後から亡くなったという噂を聞きました。

あの中で僕しか生きのこらなかった、という話も後から聞きました。

ケガには気をつけないといけないと言われましたが、小中とバスケットボール部に入り、練習に励まみました。

高校はホッケー部へ。

普通に体を動かすことができて、生きている。

僕の白血病は、次第によくなっていき
高校生になった頃には、病院通いも月に数回の定期検診のみになりました。


建築の勉強がしたい

高校生になってからは、漠然と「パソコンを触る仕事をしたい」と思うように。

そんな時、「家の間取りを考えよう」という授業があり、すぐに夢中になりました。

建築の勉強がしたい!

そう思うようになり、広島にある近畿大学の工学部へ進学。

ここから、波乱の設計士人生がはじまることになったのです。


text by 大木春菜




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