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コロナの変化でやりがちな失敗から学ぶ

昨日の記事で書いたことの一部を会社の会議で話したところ、未来の人が増えそうな気がしている上田です。

今朝は、コロナの変化でやりがちな失敗について書こうと思います。

コロナの影響で、各業界変化を求められ、オンラインを利用したり、人が集まらなくても売り上げれるものを考えたりと、思考錯誤が日々続いていると思います。

飲食店はテイクアウト営業にしたり、バーやスナックはお酒をテイクアウトしてオンライン上で営業、コンサートができないミュージシャンはオンライン配信、建築業界は打ち合わせやプレゼンをオンラインで行ったりしています。

この変化の中でやりがちな失敗というのは、変化の仕方が雑になっているということです。もう少し、わかりやすく説明すると、変化には対応しているけど、お客様に提供するものと、その対価としていただくものの設定が以前と変わってない場合が多いということです。(もちろんきちんと設定されているところもあります)

例えば、飲食店だと、コロナ前は店舗で食事をするという、雰囲気だったり店員さんの対応だったり、食器だったりの環境も込でお客様に価値を提供していたことを、テイクアウトになると商品のみの価値になってしまいます。

つまり、そのお店で食事をするという価値100だったことが食事のみになったので、お客様が受け取る価値は70になっているということです。

確かに飲食店側だと作っているものは変わらなかったり以前より手間が増えている部分があると思いますが、単純に商品のテイクアウトに変更しただけだと、お客様が受け取る価値は下がってしまいます。

もちろん、建築業界でも同じです。会って、実物を見て建築を建てていたのと同じ価値をオンラインに変えただけで提供できているかと考えると、そうではないと思います。

この提供できる価値について、どれだけ丁寧に考えて行けるかどうかがこれからの課題になると思います。その課題への向き合い方は2つです。

1.提供する価値を変えて、価値の総量を変えない。

2.価値を細分化して、小さな価値の純度をあげる

この2つを例を出して考えてみますね。
1は、例えばオンラインスナック。スナックはいつ行っても変わらずママがいて、話を聞いてくれて、馴染みの客がいて、みんなで和気藹々お酒を飲むという場を価値として提供しているとすると、オンラインで1時間限定オープンなんかはちょっと違いますよね。価値の総量を変えないのであれば、オンライン上でずっと開いていて、ふらっと寄れてふらっと帰れる、場所をオンラインで作るとか。

もう一つ、ミュージシャンのライブ。これは、ライブの前後(行き帰りのワクワク)や観客どうしのコミュニケーションこれをオンライン無観客ライブにどう紐付けできるかが肝になりそうです。

2については、例えば、飲食店の料理を作るというところに注目して、名物料理が家でも作れるセットを販売して、オンラインで作り方講座を開催するという感じで一部分を抜き出して考えるのも方法だと思います。

建築業界でも価値を細分化して、専門知識を生かした価値の提供を考えることが必要になりそうです。僕も自分ともう一度向き合い、提供できる価値を細分化してみようと思います。

整理すると、コロナで変化の対応に必死になっていて価値の提供が雑になっているので、提供できる価値をかなり丁寧に細分化して組み立て直すことをすることで、一歩前に抜け出ることができるよというお話でした。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!




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