「P2Cブランド」の教科書を出版して&パリコレでもP2Cが炸裂
【「P2Cブランド」の教科書】を出版
こんにちは、ホンマです。
noteがしばらくになっちゃいましたが、みなさまごきげんいかがでしょうか。
noteが更新されていなかった間に、先月8月に初めての書籍
【「P2Cブランド」の教科書】を出版させていただきました。
パチパチパチ〜
というわけで、ご存じの方も、ご存知じゃなかった方も
一度は手にとって見てもらえたら嬉しいです。
Amazonでも購入可能です。
ちゃっかりリンクしときます。
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この本は題名の通り「P2Cブランド」とは何かについて書かれた本です。
あなたがもし、インフルエンサーで、なにか商品を売りたい人だったり。
あなたがもし、工場を経営していて、年々粗利も削られ下請け業者のようになっていたり。
あなたがもしメーカーで、永いあいだアパレル製品を作ってきたけど、認知が増えなかったり、集客が大変だったり。
上記のどれでもないけど、今よりも商品やサービスの単価を上げたい、新規のお客様を増やしたい。
ということであれば、この本はきっとあなたの役に立つはずです。
私はアパレルビジネスを創業して20年以上の経験があります。
どれもがうまくいったわけではありませんが、爆当たりすることもあれば、大損こいたりもしながら紆余曲折を繰り返し、ついにたどり着いたアパレルブランドの作り方、売り方を一冊にまとめた本になります。
まさにこの10年は、SNSを使いどうやって小さなブランドからスタートして、それを大きくしていくかに尽力した10年でした。
おかげで、無名のブランドが発売当日、たった2型のスエットパーカとクルーネックだけで1623万円を売り上げたり。
ラフォーレ原宿や梅田阪急百貨店のポップアップの売上記録をつくることもできたりしました。
現在は日本で一番有名なホストだと思いますが、ROLANDさんとともに一つのブランドを作ることにもなりました。
正直に話すと、ぶっちゃけ私はSNSが苦手です。
毎日自分のことを更新して、発信し続けるということがとても不向きな性格だと認識しています。
おそらく、こう感じている人は少なからずいるのでは
ないでしょうか。
そもそも、40過ぎたオジサンがSNSで映えてフォロワーを増やそうとすることは、田舎の駅前でティッシュ配りするくらい費用対効果が良くないです。
とはいえ、to C向けの商品やサービスを展開していくためには、今や4マスメディアの影響力がこぞって下り坂になっている今、SNS、インフルエンサーをフックにするマーケティング以外ないと考えています。
でも、自分がインフルエンサーになってSNSを頑張るというのは、とても億劫に感じる。という人のためにこそ、この本はあります。
つまりこの本では何をつたえているかというと、SNSが得意なインフルエンサーと組んで、ビジネスしましょうということです。
インフルエンサーと協業して「P2Cブランド」を作る
テレビCMや雑誌などの広告と比べても、インフルエンサーの起用はスタートアップだとしても始めやすいです。
ポイントはいくつかあるのですが、ただインフルエンサーに依頼して広告してもらうのでは、そこまで効果は期待できません。
# PRと一緒で、ああ、広告の案件なんだなぁと表面的には情報を認知させる程度で終わってしまいます。
たまたまそんな商品を探している人へ、タイミングが良く認知されれば購買につながるかもしれませんが、多くは素通りになるのが関の山です。
最低限、コラボレーションしていることが伝わるように、インフルエンサーに対してコンセプトを共感して貰う必要があり、彼らも商品の持つストーリーに巻き込むことが大切です。
そのために、お互いの思いをコンセプトにした商品を開発したり、インフルエンサーを通じてフォロワーの方たちに質問やアンケートで問いかけ、一つのブランドを共に作る共犯者を増やしていきたいわけです。
これはファッションブランドに限った話ではなく、あらゆるプロダクトに通じる話でもあるし、スタートアップだけに有効な手段だとも言えません。
パリコレでもP2Cが炸裂
今シーズンのパリコレで最も話題になったショーと言えばLOUISVUITTONの2024SPRING/SUMMER Collectionのランウェイショーではないでしょうか。
ヴァージル不在からのファレル・ウイリアムスをアーティスティックディレクターに迎えてのデビューコレクション。
故ヴァージルから引き継いだ、ブラックカルチャーとストリートを織り交ぜたショーは圧巻でした。
このyoutubeの再生回数は2023/9/10 時点でなんと、
1600万回再生を超えています。
2019 S/Sのヴァージルのデビューコレクション、最後にカニエと抱擁する姿が胸を打ったとても素晴らしいショーでした。この動画の再生回数が5年前からの累計で97万回再生。
これだけでも、今回のショーがどれだけ特別だったのかを物語ります。
そして、今シーズンのショーのアフターパーティとして行った、ファレルとJay-Zのライブの再生数も200万回再生あります。
ショーではなく、アフターパーティの動画の再生数ですら200万回です。
これはファッションのジャンルにおいて凄まじい数字だと思います。
ちなみにファレルの世界的に大ヒット曲の「Happy」は11億回再生してます。(アメリカのアーティストの桁がエグいです・・日本国10個分(泣))
パリコレにも大きなうねりがやってきた
ここで忘れちゃいけないのが、ファレルは元々はトラックメイカーであり、
ラッパーであり、ミュージシャンです。
もちろん自身のファッションブランドはいくつもやってきていますが、
彼のファッションブランドではなく、LOUISVUITTONは彼をアーティスティックディレクターとして今シーズンから起用しました。
これは、世界一のメゾンであるLOUISVUITTONですら、ファレルを起用して
P2Cブランド戦略を行っているということだと思います。
特に今シーズン、ファッションブランドにも大きな転換期がやってきているということを強く感じました。
個人的に、転換期を感じた理由は大きく3つあります。
1,プロダクトだけで勝負する時代の終わり
2,デザイナーではないアーティスティックディレクターの躍進
3,SNSでの収益モデルの最大活用
1,プロダクトだけで勝負する時代の終わり
ひとつ目は、たとえ世界最高品質のプロダクトを作ることができるLOUISVUITTONだとしても、現在の20代の世代には、単に高品質プロダクトだけでフックし続けるのは難しいと考えます。
今すぐには購買に繋がらないかもしれませんが、ポテンシャルカスタマーを教育するためにもインフルエンサーを起用し、SNSを通じて情報発信することは効果的です。
2,デザイナーではないアーティスティックディレクターの躍進
ふたつ目は、ヴァージル時代にも彼のインスタやyoutubeは大いに盛り上がりましたが、ファレルの桁違いの再生数が物語るようにSNSでの反応は桁違いに変わりました。
ヴァージルはデザイナーやスタイリストとしての「作り手」としての側面が大きいアーティスティックディレクターだったと思います。
一方ファレルに関してはブランドもディレクターもしていますが、「Happy」の11億回再生から見て取れるように、やはり音楽アーティストとしての顔がより世界へ知られています。
デザイナー出身か、音楽アーティスト出身かという点では大きな違いがあると感じています。
これはインフルエンサーとしての影響力が大いに関係しているというのは誰が見ても明らかです。
3,SNSでの収益モデルの最大活用
最後は、LOUISVUITTONがアップした動画で、ファレルの楽曲やライブ映像が配信されている点です。
これにより、youtube側からの広告料やアーティストに対しての権利収入も発生していきます。
これまでファッションブランドは服やバッグなどのプロダクトを販売することで利益を得ていましたが、ランウェイショーとアフターパーティをコンテンツとした収益モデルを作ることに成功しました。
もちろんこの収益モデルは狙って作っているのだとは思いますが、ただひとつの表現の場所であったyoutubeから、アーティストとともに利益を得る仕組みをLV社が作ったことが驚異的です。
この先、このようにミュージシャンやアーティストをファッションブランドのアーティスティックディレクターに起用するケースは増えてくると予想します。
その時に必要になるのが「ストーリー」です。
「ストーリー」なしでは、ただの広告とみなされ、バズも起きなければ
返って逆効果になることもあります。
これに関しては私の本の中でも書いているので、興味がある人はそれを見てくださいね。
そして今回は長くなったので、「ストーリー」についての詳しい話なども
またnoteでも書いていきますね。
いつも最後まで読んでくれてありがとうございます。
ホンマヒデ
追伸:
じつは今回ここまで読んでくれたあなたのために
プレゼントを用意しました。
【「P2Cブランド」の教科書】の出版を記念して、いくつかの特典をラインナップしました。
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ホンマヒデ
追追伸:
どれも本にも書いていない内容で、具体的な事例を交えて書いているので、P2Cブランドを作りたい人にはどれも使えるはずです。
楽しんでみてくださいね^^
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