生活介護でプール
一昨日、八幡の生活介護「ふぃっと」でプールに入ってきた。プール設備が完成してから実際に入るのは初めてだったので楽しみにしていたのである。
この日は僕も含め7人プールに入ったけど広さ的には問題ない。競技目的だともちろん狭過ぎるが、生活介護ご利用者が使うのにはこの人数で使っても充分楽しめそうな感じ。
一昨日プールに入ったご利用者は3名、内2名は知的障害と身体障害の重複障害者だった。
身体障害の人が運動をするとなるとかなり制限があるが、プールの浮力があるといろんな動きができる。身体に水圧もかかり、地上では得ることが出来ない刺激をたくさん得ることができる。
さらにプールが好き、水が好き、という方にとっては心地良い時間となるので、正に心身ともに解放される時間となれば嬉しい限りだ。
知的障害の人も潜ったり飛び跳ねたりしながら水の中の感覚を楽しんでいた。こういう風景を見ると本当に作ってよかったなーと思えた。
しかし水の事故には細心の注意が必要である。
先日の勉強会"介護技術〜食事編〜"の中の、施設における事故の統計。
1位 誤嚥などの窒息
2位 転倒・転落
3位 溺死
溺死は主に入浴介助中における事故である。
ご利用者が湯船に浸かり気持ちよくされていると、支援者は気を遣いその場を離れることはあるだろう。僕も経験がある。「少し離れる」が、支援者によって感覚が違うのだ。
プールでも同じことが言える。
身体障害で支援者がマンツーマンで付くご利用者より、介助がなくても楽しく遊べるご利用者、の方がリスクが高いだろう。
僕はリスクよりも楽しいかどうかを優先する傾向がある。しかし水の事故は命取りなので勉強会やミーティングでそのリスクをしっかりと共有してプールを楽しんでいきたい。
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