「タスクフォース」について改めて調べてみた

はじめに

DXや新規事業開発などに関する組織で、しばしばタスクフォースというフレーズを聞きます。ただ、その意味や組織の形について、あいまいな理解しかしていなかったので、改めて調べてみました。

言葉の意味

タスクフォースは、いわゆるプロジェクトチームあるいはクロスファンクショナルチームよりも小さな単位の集団を意味して使用されることもある。企業経営用語としては特別作業班と訳すのが妥当といえる。また内部監査や機密事項を職掌とすることが多い。常設の機関というよりも臨時であることも多く、戦略性と機動性が重視された組織を指すのが一般的である。企業名、あるいは作戦名としても多用される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/タスクフォース

タスクフォース（Task force）とは組織内部で緊急性の高い問題の解決や企画の開発などを行うために一時的に構成された組織のことで、特別な役割を一時的に担う、もしくはその一時的役割を担うメンバー全体を指します。
一般的にタスクフォースのメンバーは、組織内の各部署から抜擢によって選出されます。

 タスクフォースとは？ 意味、プロジェクトチームとの違い - カオナビ人事用語集 https://www.kaonavi.jp/dictionary/task-force/

・タスクフォースとは、緊急性の高い経営課題を解決することを目的として短期的に招集されるチームである
・タスクフォースは緊急の課題解決に加え、業務改革や組織改革を目的とする
・タスクフォースは企業に致命的な問題が発生した際、速やかな信頼回復のために選りすぐりのメンバーで迅速な課題解決の役割を担う
・タスクフォースの構築と運営には大きな手腕が問われ、ポイントをおさえた戦略的な対応が求められる

【専門家監修】タスクフォースとは？組織改革・業務改革に必要な役割やプロジェクトチームとの違いを解説! | 労務SEARCH https://romsearch.officestation.jp/hr/9092

どうも、共通して言えるのは

• 緊急かつ重要な課題を解決するために

• 常設ではなく、期間限定な組織として、様々なメンバーが招集され

• 迅速な課題解決が求められる組織

のようです。

組織の形

タスクフォースは、その性質から「横串」を通すような組織、かつTOP直轄となるような組織となることが多いようです。

各部門からDXプロジェクト専任者を出す
(https://xtech.nikkei.com/atcl/learning/lecture/19/00054/00005/ より引用)

複数のタスクフォースを束ねるような組織体の全体図は以下のように描かれることが多いようです。

『デジタル・ガバメント技術検討会議』のタスクフォース
(https://cio.go.jp/node/2705/ より引用)

ただし、実際にタスクフォースを招集する場合は、これらを参考にしつつも、それら案件の性質を十分に検討したうえで、状況に合わせた組織を構築することが求められるでしょう。

（おわり）