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「これって逃げなのかな」という疑念が湧いてきたときに考えるべきこと

「これって逃げなんですかね?」

こんなふうに心配したり疑念を抱えているクライアントさんの悩み相談を受けることがことがあります。


この背後には「やり始めたことは最後までやり抜け」とか「辛いことがあっても諦めないで戦うんだ」といった美徳と呼ばれるような価値観にクライアント自身が縛られている可能性が高いです。

もちろん「逃げないで戦う」というメンタリティによって成し遂げられた功績は数多く存在しますし、それ自体はとても素晴らしいことだと思います。


しかし「逃げ」という行為に対して即座に「ダメ」という否定の烙印を押してしまうと、自分の首を絞めてしまうことにもなりかねません。

なぜなら目の前に「危険」や「不快」があるのならば、一刻も早くその場から「逃げる」ことで自分の身を守ることができるからです。


さらに言えば「危険なときは逃げる」というのは、この野生の世界を生きていくうえでのひとつの鉄則でもあります。

たとえば「逃げるが勝ち」という言葉もありますが、状況によっては逃げることを厭わずに潔くその場から立ち去った方が結果的にプラスに転じるということもあるのです。


話を戻しますと「これって逃げなのかな?」という疑念が湧いてきてしまう人がまずやるべきことは「逃げ=ダメ」とか「逃げ=弱い」という価値観に縛られている状態から脱して自由になることです。

これができた時に初めて「逃げる」と「逃げない」の両方を上手に使い分けることができるようになると思います。


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僕はいつもカフェで仕事をしているので、サポートをいただいたら、普段は頼めないちょっとお高めのドリンク頼んじゃいまーっす✌︎( ̄▽ ̄✌︎)