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「当たり前を疑う」自己分析の手順解説


今日で連載4日目っす。


前回の記事の終わりにこう書きました↓

次回は、「自己分析において、“当たり前を疑うこと”“どこの町で生まれ育ったか”はかなり重要」というテーマで話していきたいと思います。
引用:「価値観」の成り立ちに正面から向き合う


ただ、よくよく考えると

この2つのテーマを書くと、ボリュームが多すぎる上に、混在させるようなものでもないと思ったので、

今回は「当たり前を疑うこと」のみに絞って書いていきます。


すみません、、


(鍋の取り分けとかも苦手なタイプです)



ここまでの連載ではざっくり以下のようなことを話してきました。


・自己分析=自分の価値観を自分が知ることが大事
・自分の価値観に詳しくなる方法
・その価値観の根源をさらに探っていこう


みたいな感じっす!


ほんで今回は、「当たり前を疑う」自己分析の手順について話していきたいと思います!



「当たり前を疑う」とは

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手順の前に、そもそもどういう事かについて話します。


「当たり前を疑う」という言葉を聞いて、人それぞれのイメージがあると思います。


ただ、ちょっとぼやっとした言葉ですよね。


なので、「自己分析」において、「当たり前を疑う」とはどういうことなのか、というのを「僕の経験に基づいて」定義したいと思います。


(まわりくどく書くと、かっこいいと思ってます)


当たり前を疑うとは、「自分が見ている世界は、自分のものでしかないと認識すること」です。


ちょっと例を出してみます。



例えば、人間は“違和感”を感じると、否が応でもそれを認識します。


そう、それは「コンプレックス」です。


「人より○○が苦手」とか、「もっと○○みたいになりたい」とか。


この類のものは、「自動的に自分で認識できている状態」であることが多いです。



でも逆に、「当たり前」のこととなると、認識することが非常に難しいんです。


例えば僕にとっての当たり前を列挙します。


【価値観的なもの】

・家族と過ごす時間が何より大切
・人の悪口を言わない
・相手の話を最後まで聞く
・人と協力して作ることが好き

【行動的なもの】

・カラオケは1人でも楽しい
・お酒を飲む時は2人〜4人くらいがベスト
・そら豆が大好き
・家から駅までは歩いて行く


まだありますが、とりあえずこんな感じです。


今はnoteの記事を書くために列挙しましたが、いちいちこんなことを毎日振り返ったりしません(笑)


なぜなら、僕にとっては「当たり前」だからです。


もし、僕がこの「当たり前」を疑うことをせず、ボーッと生きていたら、周りの方とより良好な関係を築いたり、自分に向いている仕事に出会う可能性が低くなってしまう。


僕自身が「家族と過ごす時間が大切」とか「人と協力して作るのが好き」という当たり前をスルーしてしまうと、


「家族と過ごす時間が減ってしまう働き方、かつ人と競う仕事」を選択してしまう可能性があります。


こうなると自分の人生にとってはマイナスが大きいです。


つまり、「当たり前」の中に大切な情報が沢山眠っているんです!



でも「当たり前」な考えや行動には“違和感”は伴わないので、簡単に見過ごすことが出来ちゃう。



(ああ、なんという構造、、、、、)



繰り返しですが、「当たり前」にこそ自分にとって重要なことが沢山隠れているのに、それは「意識」しないと見つけることができないというわけです。



最後にこの章をまとめます。


冒頭でこのように書きました↓


当たり前を疑う=自分が見ている世界は、「自分」のものでしかないと認識すること。



この「当たり前を疑う」という思考を持たないと、本質的に自分にプラスになる選択ができなくなってしまう、というわけです。


「当たり前を疑う」自己分析の手順

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ではどのようにして「当たり前を疑う」自己分析をすれば良いのか。

それに関する、2つの方法の手順をご紹介します!


これは僕自身が自己分析の際に試してみて、もっとも効果的だったものでした。


ぜひやってみてください!


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方法1)必殺「自分の良いところ教えて」戦法!

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手順①:あなたにとって1番の友人とカフェで待ち合わせ

手順②:その友人をたくさん褒めて良い気分にさせる

手順③:ちょっと自己分析を手伝ってほしいと切り出す

手順④:「私の良いところ教えて!」と叫ぶ


この手順で行けば完璧っす。ポイントが2つあります。


ポイントの1つ目は「手順②:その友人をたくさん褒めて良い気分にさせる」ということです。


のちのちその友達には「自分の良いところ」を教えてもらうわけで、それって雰囲気作りが大事なんです(笑)


(ほんとに大事!!笑)


だって、せっかく教えてもらうなら、「え〜優しいところとかかなぁ〜」みたいな濁したやつじゃなくて、“詳しく”聞きたいじゃないですか!笑


なので、「普段は恥ずかしくて言えないことも、なんだか言いやすい雰囲気」に持っていくことが必須です。


そのためにまずは相手を褒めたりおだてたりします。

(言い方がストレートすぎぃ!)


ただ、そこはあくまで自然に、ですよ!笑



もう1つのポイントは「手順③:ちょっと自己分析を手伝ってほしいと切り出す」です。


深い話をしても恥ずかしくない雰囲気を作った上で、すこ〜しだけ神妙な感じで、「あのさ、私の自己分析手伝ってほしくて、、今転職するか悩んでてね、、」と切り出します。


そうすると仲の良い友達は、「え、なんでも言って!」って言います。

(たぶん)


そしたら勝ちです!!

(争っているわけではない)


最後に「私の良いところとか、他の人には無い特性とか、そういうの教えて欲しいんだよね、、、」と言います。


そしたら自然と、「そうだね、あなたの良いところは○○かな。」と出てくるはずです。


あとは「なんで?」「なんで?」星人になって、たくさん聞きましょう。



と、今回はあえてこんな感じで書きましたが、

それっぽくまとめると、「相手の上質なアウトプットは、自分の努力が引き出す」ということです(笑)


ただ単に「教えて!」と言ったところで、相手からは良い意見は出てこないです。


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方法2)秘技「条件を全て取っ払ったら」思考!

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手順①:考えるテーマを決める

手順②:「もし○○じゃなかったら」という問いかけをする

手順③:とにかくその答えを列挙する

手順④:今の自分に生かせるとこを探す


こっちは、それぞれの手順を解説する感じでいきたいと思います。



手順①:考えるテーマを決める

今あなたが悩んでいることとか、考えたいテーマについて決めてみてください!例えばこんな感じ↓


・なんのために仕事をしているのか?
・なぜこのタイミングで転職をしたいのか?
・自分のやりたい仕事はなんなのか?

みたいな感じです。



手順②:「もし○○じゃなかったら」という問いかけをする

ここが肝になってきます。


人は物事を考える時に、「自分の枠組み」や「世間的な常識」の中でぐるぐると思考をめぐらしていることが多いです。


例えば、小学校1年生に夢を聞いたら「総理大臣になる!!」とかマジで本気に言う子とかいますよね?


じゃあ逆にサラリーマンに夢を聞いたら「総理大臣になる!!」なんて無邪気に答える人はいないと思います。


なぜなら「そんなのむり」だからです。


でも、ここで僕がやりたいのは、「自分にとっての当たり前」を探し出して、「自分にとって大切なこと」を見つけ出すということです。


「現実的に自分は何が出来るのか」を考えることではないです。


なので、「もし○○じゃなかったら」と問いかけるんです。


例えば、「もし僕がサラリーマンでもなくて、子供もいなくて、この世にあるなんでもできるとしたら、僕はどんな仕事をしたいんだろう?」といった具合です。


ちなみに僕は即答で「Mr.Childrenになりたい」と頭に浮かびました。


(ちなみにそこからヒントを得て、僕は路上ライブ全国ツアーを開催すると決めましたwww)


なんか馬鹿げている、と思うかもしれませんが、馬鹿みたいに考えることも超大事です。


そこに「本当の自分」が隠れているんです。


(じゃなかったら、僕は路上ライブなど思いついていません笑)


要するに、「枠組み」「条件」「常識」「可能性」など、全てをぶち壊した上で、思考を巡らせるということです。


誰にみられるわけでもないので、思いっきり楽しんでやってみてください!



手順③:とにかくその答えを列挙する

これは簡単、とにかく紙に書きまくってください!


ポイントは「思いつくままに」です。


頭の中に浮かんでから、「これって、どうなんだろ?」って1秒でも考えたら試合終了です。


ポンっと頭に浮かんだらスーっと書きます。


「ポンッスー」「ポンッスー」「ポンッスー」「ポンッスー」

のリズムでいきましょう。


(気付いたらスッポンになります)




手順④:今の自分に生かせるとこを探す


出た答えの中から、最も重要なものから順にみていきましょう。


そして、その答えを実世界に転用できないか?と考えていきます。

(そのまんま転用できることであれば、すぐにしちゃいましょう!)


例えば「あなたのやりたいことはなんですか?」という質問に対して、今の僕は「お笑い芸人になりたい」と出ました。


でも正直今から吉本入って、売れるか死ぬかみたいなところで勝負をしたくはありません。

(そもそもそんなお笑いスキルない)


そこで、「お笑い芸人」の要素を分解してみるんです、こんな感じに↓


・人を笑わせる
・リアクションが上手い
・ノリツッコミができる
・場の掌握力に長けている
・滑っても面白い
・自分も良く笑っている
・ピンもコンビもトリオもある
・一発ギャグができる


上げ出すとキリがないくらいありますよね。


これを「抽象化」とも言います。(前田祐二さんの『メモの魔力』でめっちゃ分かりやすく解説されてます)


んで、この抽象化したものを、どうしたら別のことに「転用」できるかを考えます。(これも『メモの魔力』)


めっちゃ簡単に言うと、「人を笑わせるってのはYouTubeでもできるよなぁ」とか「会社の会議でうまくリアクション取れば、場を掌握できるかも」みたいな。


こうして考えてみると、実際にお笑い芸人にならなくとも、お笑い芸人の要素を別の分野で満たすことも可能ということです。


これって、「自分の枠組み」とか「世間的な常識」の中で考えていたら、絶対に出てこないことですよね。


※ちなみに「抽象化」と「転用」はもっと奥が深い話なので、気になる方はぜひ『メモの魔力』読んでみてください!


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以上2つが「当たり前を疑う」自己分析の手順でした。


今就活生の人や、転職活動をしている人、仕事をやめようかなと考えている人にとっては、「自己分析」って自分を守ってくれる最強のツールです。


騙されたと思ってやってみてください!!


(感想くれると嬉しいです、、><)



今回も長々とお付き合いありがとうございました!!!


次回は、「どこの町で生まれ育ったかが自己分析には重要」というテーマで話していきたいと思います。


ではまた!

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