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採用活動の究極のゴールは「採用活動をしなくなること」だと思う

2020/7/9、The BreakThrough Company GOさんとタッグを組んで「THE VISIONARY TEAMS」という新規事業を発表しました。
プレスリリースはこちら↓

この新規事業が生まれたきっかけは今年の4月中旬に私からGOの三浦さんに「人が集まり働きたくなる会社を作る支援をやりたいので、力を貸してくれませんか?」と声をかけさせていただき、そこから2ヶ月半、チャットやZoomでのmtgなど密に連携を取りながらのリリースとなった。


なぜこの事業をやろうと思ったか


前職がDeNAで人事をやっていたこともあり、起業してからスタートアップ中心に採用の相談を受けることが多かった。
もちろんお役に立てればと前職でやってきたことなどを駆使してコンサルティングをしていたのだが、著しい成果が出る会社となかなか芳しい成果は出ない会社があった。同じことを提供しているにも関わらずだ。

その答えは実はとてもシンプルで、
人がいなくてやるべきことができないのだ。

携わったことがある人はイメージつくかもしれないが、採用業務はやるべきことが非常に多岐にわたる。
採用要件策定、KPI設定、戦略、媒体やエージェント選定、媒体運用、エージェントとのコミュニケーション、応募者対応などのオペレーション、社内の調整などなど、本気で取り組んだら1人で終わるようなものではない。
しかしスタートアップを中心に採用競争は激化しているし、やるべきことがやりきれないと採用はうまくいかない。要するに、労働量を一定以上投下し続けないといけないわけだ。これは常に人手不足でリソースが足らないスタートアップと相性が悪い。
その経験から、着想したのが「戦略設計〜母集団形成、オペレーションまで全て一気通貫で請け負う」ことで採用成功に導くサービスであるCASTERBIZ recruitingだった。

サービス開始から3年弱ほど経過するが、今まで累計で250社以上の採用業務を請け負わせていただき、契約を終了する理由を聞くと「採用成功して採用ニーズがなくなったから」が一番多いという自慢のサービスだ。
もちろん、スタートアップは「今すぐ」人が欲しいので、こういった短期的にしっかり成果を出せる、採用ができることは会社として必要なのは間違いない。

ただ一方で、株式会社キャスター自身の採用を考える際に創業期からずっと実践してきたこと、考えてきたことは「採用活動をせずに採用ができ続ける状態の会社を作ること」だ。

働く人にとってキャスターが働きたい場所になるにはどうすればいいのか、どんな情報を提供し、どんな発信をし、どんな制度や組織形態になっていればいいのか。そして働いている社員やメンバーひとりひとりがどうやったら勝手に「ウチの会社においでよ」と友人や知人を誘える会社になるのか。そしてそれが「リモートワークを当たり前にする」というキャスターのミッションを体現する行動、言動なのか、、を常に考え、それに沿って発信し、文化を作り、会社の制度や組織、ルールなどを作ってきた。

キャスターのアウトプットは、
キャスターというブランドがどんなブランドかを認知してもらい、そしてここの仲間になりたいと思ってもらえる人を増やすか、そしてその人がウチの仲間になってくれるかのためにやっているといっても過言ではない。

おかげで今は、毎月1000人規模の方が採用HPなどからキャスターへ応募いただけている。ほとんど会社のなかに「採用費」といったものはないし「採用活動」というものはないに等しいくらいやっていない。

ここまで来るのに数年はかかっている。
決して簡単ではなかったけど、本当の意味で「強い会社」「人が集まる会社」を作れないと、人が必要になるたびにあの地獄のような採用活動をやり続けないといけない、そしてそれがうまくいかない場合、事業計画にすら影響を及ぼしてしまう。
このリスクを回避するためにも経営者として「魅力的な人が集まる会社を作る」ことにコミットしてきた。

もう少し俯瞰的な目で見ると、
優秀な人が集まり続ける会社、魅力的な人が集まり続ける会社、通称「採用が強い会社」というのは、採用活動が上手いことはもちろんだけど「そもそも人が集まる会社や組織を作ること」にとても長けている会社が多い。

リクルート、サイバーエージェント、メルカリ、、そして30名の規模でも電博はじめ本当に優秀なメンバーが次々入社しているGO。

やはりそういう会社は事業もうまくいって成長しているし、人も集まってくる。だからより事業もうまくいく、、という鉄板のサイクルが回り続けて人の手が届かないところにいってしまう。
そうなることで働いている人はその会社を誇らしく思い、前向きなチャレンジも増えるし、その様子がどんどん社会に伝わっていく。
そんな会社をもっと増やすことにコミットしたい、そう思ったことからこの事業はスタートしている。


それをなぜGOさんとやるのか


GOさんと僕の関係は、2020/1に行ったbosyuのリニューアルに向けたブランディングを依頼したことからスタートしている。

2019年の夏頃からスタートしたプロジェクトは、
スタートアップ特有かもしれないけど、毎週のように新しいfactが見えてきたり、新たなシャープな仮説が生まれたりもあり、本当にいろいろ議論しながら進めてきた。

bosyuとは何か?ユーザーに約束するステートメントは?
結局、bosyuというブランドはどんなブランドなんだっけ?...そんなことを毎週頭を悩ませながら、ご迷惑をおかけしながらなんとかリニューアル時に僕らが実現したいことを言葉にして社会に生み出せたと思っている。

そのPJTの中で知った「ブランドアクション」という言葉。
これはGOさんが生み出した言葉だと聞いたことがあるのだけど、ブランディングは綺麗なビジュアルや言葉を作ることだけじゃない、むしろそのブランドを表すのは「アクション」、つまり「行動」であり、その行動の積み重ねこそがブランドを作っていくことになるという考え方。

例えば、
bosyuは「みんなが一歩を踏み出すことを応援する」というのを約束している。だから僕は自分のタイムラインが汚れようがうざがられようが、Twitterにシェアしてくれているbosyuは全ていいね!もRTもする。
これは、もちろんそれにより応募が来てくれることも望んでいるけど、社長である僕が必ずいいね!とRTすることでユーザーさんにbosyuの約束を行動で示しているつもりだし、ユーザーさん1人1人とTwitterDMでどんなbosyuを出せばいいのかの相談に乗っているのも同じ理由だ。

bosyuは使う人にとってどんな存在なの?何を約束しているの?というブランドのコアをしっかり言語化し、それをアクション=行動で示すことでユーザーさんに認知、理解してもらって「ブランディング」になる。だからこそ安心してユーザーさんはサービスを使ってくれるし、そのブランドを好きになってくれる。

この原理と実践を通し、気づいたことがある。
これは自分がキャスターの採用でやっていたことと一緒だ、と。キャスターは何をする会社なのか?何を働く人に約束しているのか?というコアを言葉にし、それを示す行動を人事制度や働き方、会社組織、SNSの発信ポリシーにまで細かく適用してきた。
結果として、「キャスター」というブランドを理解、認知してもらえるようになり、ありがたいことに気になったり、応募してくれる人がたくさんいる。

これに気づいた時、
採用や会社、組織作りで実践してきたキャスターと、サービスや事業に対して実践してきたGOさんで組んだら「本当に強い会社」「人が集まり活躍する会社」を増やせる、作れるのだと確信した。


会社を作るのは本当に難しい、多様な価値観や多様な考え方を持った人間が集まるのだから当然だ。
だからこそ、会社のコアである「ビジョン」とそれが反映された「アクション」(=会社の組織制度や人事制度など)を実行することが必要だし、そういう会社を1社ずつ増やしていくことで、本当の意味での「働き方」を変えていく事業にできたらと思っている。


興味持っていただいた方は是非こちらからお問い合わせください。
僕が小一時間、いかに強い会社作りが大事か、をお話しします。


最後に

GOやキャスターが何を考えて会社を作っているのか、組織作りをしているのか、そしてなぜ人が集まり続けるのかをお話しするウェビナーを7/20〜に開催します。
このnoteを読んで少しでも気になった方はぜひ聞いていただければ嬉しいです!

お申し込みフォームはこちら↓







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