人事と写真について
会社員の頃、10年近く「人事」の仕事をしていました。
採用、労務管理、人事評価制度、教育研修など、担当職として、またマネージャーとして幅広い人事の仕事を経験できたことは、自分の大切な財産になっています。
当時は、夜間や休日にMBAスクールや法律の学校に通い、人材マネジメントの基本や労働法の勉強をしていました。
人事の仕事の中でも「採用」の仕事は面白く、自社の仕事を求職者にPRするために言葉やデザインを考え、打ち出していく仕事は、今から思えば採用ブランディグの一環だったなぁと感じます。
とはいえ、1000人規模の会社に勤めていたこともあり、求人を出せば割と応募があったので、どちらかといえば入社後の定着のほうに時間をかけた記憶があります。
評価制度や賃金制度、働き方の見直しなど… 一つ一つの制度を考えつつも、それを人材マネジメントのコンセプトに基づいて連動させることに腐心しました。
その後、より多くの中小企業経営者の力になりたいと考え、コロナ禍の少し前に独立。
現在は、「元人事のフォトグラファー」として、主にリクルートサイト制作や企業ブランディングを支援しています。
撮影はもちろん、インタビューで経営者の思いや会社の強みを聞き取り、ブランドストーリーと写真でクライアント企業の世界観を描いています。
普段は、風景やポートレート、建築など幅広く撮影していますが、自分が一番得意であり、他のカメラマンと違う点は、仕事風景の撮影だと思っています。
クライアント企業で1枚の写真を撮るとき、その会社の魅力が求人のターゲット層の心に響くよう、シャッターを切るのですが、そんな時、私が過去に経験してきた人事の仕事がフラッシュバックする瞬間があります。
膨大な履歴書の書類選考や、応募者との面接、従業員とのコミュニケーションなど、様々な人事経験が1枚の写真へと繋がっていることを感じます。
経営者の悩みの大半は「人」であるということを聞きますが、採用ブランディングにおいては、「元人事のフォトグラファー」である私が力になれます。
なかなか人が採用できない、離職が多い…そんな悩みをお持ちの経営者さまはいつでもご相談くださいませ^ ^