逃避の散歩 166.都道114号(吉祥寺通り杏林大学病院北交差点から南)
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千歳烏山駅北口停留所から出て小田急バスに乗り、人見街道(141回)にある三鷹第一小学校前停留所を下車。そこから三鷹市新川交差点を左折して歩くこと4分。都道14号・東八道路と都道114号・吉祥寺通り(163回)の交点となる杏林大学病院北交差点に来た。
以前はここから左折して新川交番前交差点から都道117号に入ったが、今回はまだ歩いたことがない残りの都道114号を歩いて行こうと思う。あいにくの曇天だが、歩きやすくなってむしろ都合がいい。
歩き始めて1分と経たないうちに仙川に架かる長久保三之橋を渡る。この上流はここからすぐ近くの所に東八道路を渡す新川大橋、そして少し北上したところには同川が開渠になる地点であり人見街道を渡す野川宿橋が架かっている。
そして都立三鷹中等学校と三鷹中等教育学校前交差点、小田急バス三鷹中等教育学校停留所の前。3分には杏林大学病院と杏林大学病院前停留所を通り過ぎる。次の杏林大学病院南交差点から右へカーブしつつ、新川公団西口交差点で歩道を逆側に変更する。
小田急・京王バス共通のアジア・アフリカ語学院前(団地西口)停留所を経て7分に中原三丁目交差点を左へ。小田急バス中原三丁目停留所があるS字カーブを抜けて直線になり、新川五丁目停留所を過ぎる。
12分に新川五丁目交差点を越え、中央自動車道の高架とその下にある中原小学校停留所を過ぎる。そういえば、三鷹通り(146回)と吉祥寺通り、そして最近歩いた中川(または水無川)の暗渠道(165回)でも中央自動車道の下を通り抜けている。やたらと縁があるな。
そんなことを思いながら市立中原小学校の前に差しかかったところから緩やかな上り勾配になり、中原小学校東交差点で下り勾配に変わり、春清寺前交差点、コミュニティセンター西停留所ときて、新川・中原CC入口交差点を17分に過ぎる。
同交差点でこの北側を通る吉祥寺通りでも横切った天神山通りが合流する。三鷹警察署中仙川交番前とコミュニティセンター入口停留所を通るところで緩やかなS字カーブになる。
そういえば、さっき通った新川・中原CC入口交差点の「CC」って何だろうと思っていたが、「コミュニティセンター」の頭文字であることに気付く。こんなところにゴルフ場(カントリークラブ)でもあるのかとボケていた。そういえば「カルチャー・クラブ」も……だめだ、もう止めよう。
中原一丁目停留所を経て東部下水処理場入口交差点を過ぎたところで調布市との境に入るのだが、その案内標識は見当たらない。そして白百合女子大学入口停留所を過ぎたところで左へカーブしつつ、二つ先の千川町二丁目交差点を右折。この先の案内標識が目に入る。
仙川停留所の前を過ぎた28分に国道20号・甲州街道との交点である仙川駅北口交差点を左折。この交差点は名前の通り京王線仙川駅(93回)に近く、信号待ちで人が溜まる。そしておよそ200メートルの短い距離だが甲州街道との重複区間を進む。
そういえば、甲州街道もさっき下を通り抜けた中央自動車道と同じく、以前からやたらと縁がある道ではある。さすがに端から端まで歩こうとは思わないけど。
京王バス仙川駅入口停留所の先にある仙川駅東交差点で対向の歩道へ移動、次の丁字路交差点を右折。ちなみに同交差点から先にある甲州街道の仙川三叉路は、吉祥寺通りの終点である給田交差点と、水無川の暗渠道を渡す給田歩道橋がある世田谷区との境に位置している。
この交差点から南は「松原通り」という名称が付く。32分に京王線の線路の上に架かるおらほ橋を渡る。以前、市内駅ラリー(93回)でウォームアップに京王線千歳烏山駅から歩き、この橋の南側にある横断歩道を通過して京王線仙川駅に向かったことをふと思い出す。そしておらほ橋停留所を通過。
同停留所から数えて三つ目の交差点は都道118号との交点になる。都道118号は水無川暗渠の終点である千歳台交差点で環状八号線と交わっている。同道は車通りが多く以前に比べると少しずつ改善されつつはあるものの、特に祖師谷公園の辺りの路肩はいまだに狭くて歩くには危ない道だ。
右へ少しずつカーブしつつ、さっきの交差点から数えて三つ目の交差点に差しかかるところで少し下りの勾配になる。交差点の横断歩道を渡り若葉町三丁目停留所を過ぎると、先にある横断歩道から先は勾配がある長い下り坂になる。
坂の途中で木々に挟まれると、タヌキの絵が入っている動物飛び出し注意の標識(トップ画像参照)が目に入る。八王子市や青梅市など西側の自治体では住宅地にタヌキがよく出るという話は聞くが、この辺りにいるのは初めて知る。
この坂で思い出した。かなり昔、自転車で狛江市から吉祥寺方面へ向かうときにこの通りを走った。そのときにこの坂がを上ったことが印象に残っていて、その後は千川町二丁目交差点でこの通りを外れて白百合女子大学がある道を北上し、吉祥寺通りに出た。意外と思い出せるものだな。
入間歩道橋がある入間町一丁目交差点で坂下になる。交差点を一つ挟み、稲荷前停留所から小さな河川の入間川に架かる明神橋を渡る。そして二つ先の交差点の横断歩道を渡ったところでこの辺りの拡幅工事計画を記した案内板を見つける。
51分に野川に架かる野川大橋を渡り、明照院停留所を過ぎる。ここから京王バスの路線も加わる。
53分に街灯の後ろに狛江市の案内標識があるのを見つける。普通は車からの始点だと正面に見やすい所に設置されているはずなのだが、なぜあの見づらい位置にあるのか妙に気になる。将来、あの標識があるところまで拡幅するということなのだろうか。なんにせよ謎だ。
覚東停留所で左へ弓なりにカーブし、後台橋停留所と交差点を越えて1時間1分、市道の一中通りと公園通りが交わる狛江郵便局東交差点を過ぎる。そして和泉狛江消防署(小田急バスは和泉狛江消防署前)停留所と和泉本町三丁目停留所を過ぎるとこの先の案内標識が目に入る。
1時間5分、都道11号・狛江通りとの交点である松原交差点を通過する。街路樹が並ぶ長い直線になる。途中で品川道との交点となる交差点をはさみ、1時間10分に桜並木で知られる六郷さくら通りとの交点である田中橋交差点に出る。あと少しだと思うので念のため信号待ちの間に残り距離を確認。
残り700メートル弱。ということはあと7分くらい歩けば終点か。横断歩道を渡り、市立元和泉公園の前を過ぎると急に短い下り勾配があり、下って二つ先の交差点から左へカーブしていく。都立狛江高校の前に差しかかるところ目に入った案内標識によれば、あと300メートルで終点だ。
同高校前を過ぎると、広い交差点が見えてきた。
1時間17分、終点の狛江高校交差点に到着。都道3号・世田谷通り(144回)との交点であり、右折すれば多摩川に架かる多摩水道橋がある。
蛇足だが、都道114号は武蔵野狛江線という名称が付いている。都道7号・五日市街道、同113号および116号の吉祥寺通りが合流する武蔵野市の八幡宮前交差点が起点にして三鷹、調布、狛江の計4市を通り抜ける。あくまで参考だが、端から端まで一気に歩くと合計1時間53分かかるという計算になる。
交差点の先には小田急線和泉多摩川駅のホームがすでに見えている。すっかり日も暮れてきたので、このまま同駅から電車に乗って帰ろう。
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