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逃避の散歩 109.ゴールは六本木、港区鉄道駅ラリー(Bルート編)

(Aルート編)より続く。

いまJR田町駅三田口(西口)にいる。以前ゆりかもめの豊洲駅からお台場海浜公園駅まで軌道沿いに歩いたとき(52回)におまけでレインボーブリッジを渡り終着点としてこの逆側にある芝浦口(東口)に来ている。夕暮れ時になりつつあるためか、人通りが増えてきている。

ここからペデストリアンデッキを使ってクランク状の歩道を進み、国道15号・第一京浜を渡って階段を下りると、今回歩く六本木行きBルートの始点がある。そこまで2分とかからない。

Bルートの起点は都営浅草線と都営三田線が停まる三田駅。そのA3口前から以下のルートを進む。

三田駅→都営三田線芝公園駅→大門駅→JR浜松町駅→都営三田線御成門駅→都営三田線内幸町駅→虎ノ門ヒルズ駅→神谷町駅→六本木一丁目駅→六本木駅

始めよう。A3口から自由通路を抜けて第一京浜の田町駅西口交差点前に出たら新橋方面の横断歩道を渡り、芝五丁目交差点を左折して都道409号・日比谷通りに入り北上する。日本電気(NEC)の本社ビル前を通り、芝3丁目交差点で2段階右折して歩道を変更する。

芝園橋交差点に差しかかるところで駅の出入口が見えてくる。

8分経過、都営三田線芝公園駅A1口前を通過。芝園橋交差点は古川になるべく沿って歩いたとき(100回)に通過していたのだが、その時にこの出入口も撮っておけばこのルートで通過する駅が一つ減ったのになぜ気付かなかったのかと溜息をつく。

同交差点と首都高速都心環状線下の芝園橋を越え、芝公園グランド前交差点の横断歩道を渡って同駅3番口がある芝公園15号地を東へ抜けて住宅地の道を抜ける。2車線の道路に突き当り、左折して芝大門二丁目交差点を右折。3つの十字路を越え、浜松町二丁目交差点がある第一京浜に合流。

この辺りからしばらくは人混み地帯に入る。横断歩道を渡ってそのまま直進し、次の交差点を左折してしばらく直進する。東に増上寺の大門がある大門通りに出るので右折すると、角の日本生命浜松町クレアタワーの前に出入口がある。

19分経過、都営浅草線と都営大江戸線が停まる大門駅B4口前を通過。隣にあった世界貿易センタービルはすでに解体が終わっていて、建て替えの準備をしている状態だ。それにより今まで同ビルで隠されていた東京モノレールの駅舎の姿が見れる。

さて、次の駅は視線の先に見える。緩やかな下りの通りを進み、歩道橋の下を抜けて大門駅B2口前を過ぎればJRのガードと出入口が見える。

20分経過、JR浜松町駅北口前を通過。横断歩道を渡り、大門駅B1口の前を過ぎて文化放送の横を抜け、JR線の線路沿いを進む。ここからしばらくは人通りが少ない地帯に入る。

線路を隔てた向こう側のビル群はかつての新橋停車場または汐留貨物駅だった場所で、ゆりかもめの新橋駅からお台場海浜公園駅まで軌道沿いに歩いたとき(3回)に通過したが、あの辺りが「汐留シオサイト」と名称が付いていることをつい最近になって知った。

JR線やゆりかもめの通過音をBGMにビル群を眺めながら進む。新銭座架道橋の前で突き当りとなり左折。イタリア街と呼ばれるシオサイトの1区画の前を通過すると少しだけ左へ曲がり、また第一京浜に合流し浜松町一丁目交差点の横断歩道を渡ってさらに西へ。

愛宕警察署の前を通過し、再び日比谷通りへ。御成門交差点を右折するとすぐのところに駅の出入口がある。

31分経過、都営三田線御成門駅A4口前を通過。交差点の対角線側には芝公園とモスラのふ化場として有名な東京タワーが背後に見える。

芝公園といえば、いろんなロケ地となっていることで有名だが、自分の中で印象的なのは『ウルヴァリン:SAMURAI』の増上寺か。確か本殿と三解脱門が使われていて、そこからの逃走劇は何度見ても笑える。主人公たちは万世橋交差点近くにいるのに追手のヤクザは高田馬場を走っている等々。

それはそうと、日比谷通りを北へ進んで芝郵便局前交差点を越え、新橋四丁目交差点から2段階左折をして歩道を変更。この辺りから人通りが増え始め、西新橋二丁目で完全に人混み地帯へと入る。夕方の帰宅ラッシュ時に差しかかっているのでしょうがない。

39分経過、西新橋交差点手前にある都営三田線内幸町駅A3口前を通過。この駅は銀座線虎ノ門駅から新橋駅の間に位置するため、同線全駅を歩いたとき(9回)にも通過しているが、通過証明を撮っていなかったので。あらためて通過した。

交差点の横断歩道を渡らずに左折して外堀通りに入り西へ進む。西新橋一丁目交差点の横断歩道を渡ってから左折し、都道301号線に入る。

二つ目の信号を越えたところで虎ノ門ヒルズがそびえたつ。同森タワーがある愛宕一丁目交差点を右折し、次の信号がある仮囲いのところまで向かうと桜田通りの虎ノ門三丁目交差点に差しかかり、その角右手前の仮囲い側に駅の出入口がある。

49分経過、虎ノ門ヒルズ駅A1口前を通過。仮設置のような作りなので、長らく工事中だった向かいの新ビルに合わせていずれは外観が建て直されるだろう。このまま踵を返して横断歩道を渡り南側へ進んでいく。

歩道橋の横を過ぎ、最初の信号で歩道を変更するためしばし青信号を待つ。この信号の角を左へ曲がると愛宕山の下にあるトンネルを通過し、さっき通過した日比谷通りの芝郵便局前交差点に出られる。

ちなみに愛宕山は愛宕神社とNHK放送博物館があることで知られる。また同博物館のある敷地はNHKの前身の一つ東京放送局の局舎があった場所だ。

さて、信号が青に変わったので横断歩道を渡って歩道を変更。少し右曲がりの上り道を進んでいくと右側に駅の出入口が見えてくる。

55分経過、神谷町駅4a口前を通過。同出入口がある神谷町交差点の横断歩道を渡り、一つ先の角を右折する。

細い路地を通り抜けると、エスカレーターが横に設置されている階段の前に出る。ここから75段の階段を上り、神谷町緑道を抜けていく。この緑道が今回のルートでは非常に重要で、次の駅まで最短距離で行ける。この道がなければ遠回りをして長い上り坂を行かなければならない。

蛇行しながら少し下り、案内板がある曲がり角が中間点となり、そこから上り坂になる。傾斜は周囲の坂に比べれば非常に緩やかだ。

階段から4分ほどで坂上となり泉ガーデン前の信号に出る。この右にはスウェーデン大使館、右前方にはスペイン大使館がある。この左右の通りは尾根道と呼ばれていて、真っ直ぐ進むとホテルオークラ東京、そしてそのまま霊南坂を下るとアメリカ大使館がある。

横断歩道を渡り、泉ガーデンA街区へ。住友家別邸跡の前を通り、「泉はし」と名付けられている連絡通路から高層ビルが密集するB街区へ。そこからはエスカレーターか階段を使って下っていく。うっかり最初だけエスカレーターを使用してしまったが、以降は階段を下りる。

自由通路が斜面地に沿った段々状になっていて各階にある。エスカレーターで降りたところが4階となり、1階にある六本木一丁目駅改札口まで直結しているが、地下に潜る形になり今は混雑する時間帯なので、改札前と自由通路を通過して別の出入口から地上に出るのも一苦労だ。

ではどうするか。3階から麻布通りに抜けるスロープがあるので、それを利用して先を進む。現在歩いている側からだと上りになり、麻布通りに出たら左折。上り坂が続き、泉ガーデンタワーの前に出入口が見えてくる。

1時間4分、六本木一丁目駅2番口前を通過。坂上にある六本木麻布通り交差点の横断歩道を渡り、そのまま奥へ。この交差点は特に朝夕の時間帯に人混みができやすいので注意。なので、いまは人混みを我慢している。

そして下で六本木通りと合流するなだれ坂の前を通過し、さらに進んで突き当りのコインパーキングの左側、勾配がある上に長い丹波谷坂を下る。

実は、グーグルマップで六本木一丁目駅から六本木駅までの行き方を検索すると最初に出てくるのがこの道のりだ。今回の場合はこの坂を下るときだけ気を付けていればいいが、逆に六本木駅から向かう場合はこの坂を上るのがネックとなってしまう。この坂を初めて通ったときが上りできつく感じた。

もし六本木駅から六本木一丁目駅へ向かうときは、六本木通りの長いいちざかを下り、さっき通過したなだれ坂と合流する六本木なだれ坂交差点の角にある泉ガーデンの一部である六本木グランドプラザに駅へ行ける地下自由通路を通ったほうが圧倒的に楽で早い。

話を戻そう。坂を下り切ったら左折し、上り坂を右へ進んで丁字路の表示が見えたらまた右。高層マンションの外周に沿って進むと市三坂へ出るので、左折して上っていく。時間が時間なので、人通りも増えてくる。しかし、ゴール間近のところにいる。

坂上に差しかかったところで今ルートのゴールが見えてくる。

1時間12分、六本木駅5番口に到着。奥側すぐの交差点が六本木交差点だ。考えるまでもなく、今の時間帯はどこから電車に乗っても混雑するので、まだ我慢の時間帯になる。

蛇足だけど、ここから六本木通りを西へ真っ直ぐ歩くとだいたい40分くらいで渋谷駅西口に着く。