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ルッキズムで音楽なんて聴いてない

えー……こういうポストが流れてきました。

ヴィジュアル系が否定されている、だと!?


ヴィジュアル系が好きな人はビジュアルしか見てない?

私は正直曲さえかっこよければ見た目なんてどうでもいいと思ってます。
アイドルとか最たるものだと思いますが
見た目がどんなに可愛かろうが
曲を気に入らなければ全く見向きもしません。

私はヴィジュアル系が大好きです。

そのジャンルは派手なイデタチでアーティスト写真を飾っていますが
その実、見た目は露ほども気にしてなかったりします。

たまたま、琴線に触れる音楽がヴィジュアル系なだけなのです。

果たして、ビジュアルだけで売れたアーティストなんていますかね?
音楽を聴いてもらうための間口の広げ方として、
ビジュアルを整えることはむしろ必然じゃないかとさえ思ってます。

見た目髭ボーボーで何の手入れもしてなくて長髪ぶん回してるバンドなんて
例えいい音楽やってたとしても聴きたいと思う人がいますかね?
あ、それがメタルですか?
いえ、そんなわけはないと思います。
メタルだってちゃんとビジュアル整えてる人はいっぱいいるはずです。

逆にボカロ文化はいかがでしょうか。
見た目だけで音楽聴いてる人が大多数だというのであれば
それらはビジュアルすら出してません。
純粋に曲がいいから支持されてると思いませんか?
そこにイラストや動画でにビジュアルイメージが添えられていることはあります。
ならば、やっぱりビジュアルってある程度は大事な要素とも言えないでしょうか。
メタルだけが音楽的に優れている、とは一概に言えないはずです。

そもそも音楽に良し悪しがあるとも思いません
そこにあるのは好みか否かだけで、
どの音楽が優れてるとか論じてる時点で甚だおかしい話なんです。

ビジュアルだけが好きなのであれば音楽なんて聴き続けないですよ。

だったらJ-Rockが流行る理由は何ですか?

この方はメタルが定着しない理由をビジュアルだと断定していますが
だったら比較的化粧の薄い(してない)バンドが定着してるのはなぜでしょう。

現在日本を代表するロックバンドといえば誰ですかね。
ワンオク、ウーバー、バンプ、キンヌー、とかでしょうか。
まぁ確かに彼らはビジュアルもかっこいいんですが
だからってビジュアルで売れてると思いますか?
いえ、楽曲の人気で売れてると思います

メタルはビジュアルで売ってない、っていいますが
彼らがヴィジュアル系ほどメイクしてなくても売れてるんだから
その理屈は通らないはずです。

なんならヴィジュアル系より遥かに売れてますわ。

アイドルならわかるんですよ。
ビジュアルで売ってる部分はあると思いますし、
その相乗効果によって上記のバンドより売れてる方々もいます。
ライブでもコールにかまけて音楽を聴いてないと判断できる要素もあります。
CDじゃなく会える喋れる権利を売ってるだけという見方もできます。
↑これはそういう仕事してるから余計そう思います。
そういう現実はあります。

でもヴィジュアル系もそこと同じカテゴリーに入れられるのは、
ちょっと納得いきません。

そもそもヴィジュアル系も定着してない件

というかヴィジュアル系が席巻してたのなんて
90年代のほんの数年だけですよ。
メタルも同様です。80年代のほんの数年は定着してたでしょう。

どっちも時代遅れの音楽なんです。
されど今でも脈々と細々と受け継がれてる伝統芸能みたいなもの
です。

まだメタルよりはヴィジュアル系のほうが歴史が浅いから
まだメタルよりは目立って活動してるように見えるだけなのです。

そして海外はクールジャパン、つまり二次元の流行がありますから
より二次元に近いビジュアルをしているヴィジュアル系が支持されてるわけです。――が、ちゃんとよく見てください。
メタルも国内よりは国外のほうが評価される傾向にありますよ。

つまり何が言いたいかと申しますと
ヴィジュアル系とメタルは似たような存在なんです
こうしてどっちかを批判するんじゃなく
一緒に手を取り合って再び繁栄するのを祈りましょうよ!

この方に何があったか知りませんが
どうかその凝り固まった排他的思考を取り下げてくれることを
心から祈ります。
昔からよく聞くメタラーのこの意見が、昔から嫌いなんですよね。

他を落とすんじゃなくて、メタルってこんなに素晴らしいんだ、
だから怖がらず聴いてみようよ!って
音楽に本気で惚れこんでるなら尚更ポジティブに訴求したほうが
効果があると思うのにな。

ましてや、あなた方の否定するヴィジュアル系メタルや嬢メタルが
その間口を広めてくれると、捉えてほしいものです。

※私はメタル大好きですよ

GALNERYUSは今一番元気なジャパニーズメタルではないでしょうか。
小野正利をボーカルに迎えてから結構経ちますね。
この加入はJ-popとの融合と捉えていいでしょう。
伸びやかなハイトーンボイスがこんなに合うとは加入当時は思ってもみませんでした。

こちらはヴィジュアル系とメタルの融合。
比較的メタラーにも受け入れられている印象ですが如何でしょう。
これでも「ビジュアルが好きでその許容範囲内」でやってる音楽に聴こえますか?
もしそう思うならその耳腐ってるので切り落としてください。
ちゃんと技巧派でしょう?

最近気に入ってるのがHAGANE。
メタラーには女性ボーカルも受け入れない傾向にある人がいるんですよねぇ。この時代に男女差別はナンセンスですよ?
むちゃくちゃギター弾き倒してるし
まったく男性バンドに引けを取ってるとは思いません。


Afterword

というわけでアンチヴィジュアル系に対する反対意見でした。
てかどの音楽でもそうなんですが
他のジャンルを落として自分の推しを上げる意見は受け入れたくないんですよ。
まして私はJ-popもアニソンもその他もろもろ楽曲が良かったらなんでも聴く究極の雑食だという自負があるので余計そう思います。

メタルが定着しない理由はその排他的思考ですよ。
もっと多様性を受け入れないと。

個人的にはメタルも大好物な音楽性なので
もっと流行ってほしいという気持ちは分かります。
声優さんもっと歌ってくれ!っていう記事も過去に何度か書いてますし。

ただ歌詞は日本語中心が好ましいですね。
ちゃんと楽曲に乗せた思いを読み取りたい。
英語のほうがメロディに乗りやすいのは分かってるんですが。
これだけは譲れないところです。
メタルって英語に偏るじゃないですか。それはちょっと不満。

そんな感じで。
オススメの日本語シンフォニックメタル、お待ちしております。


最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!