肯定は言葉ではなく立ち位置から
よく自己肯定という言葉を見かけます。
時代の変化なのか、
世の中も、自己否定から自己肯定に変わりつつあるように感じます。
一番わかりやすいのは、
トイレの表示でしょうか。
「きれいにお使いください」
↓
「いつもきれいにお使い頂きありがとうございます」
「きれいにお使いください」は、
「(あなたは)きれいに使わない」という前提で、否定から入っています。
一方、「いつもきれいにお使い頂きありがとうございます」は、
「(あなたは)きれいに使う」という前提で、肯定から入っています。
これは文字なのでわかりやすいのですが、
実際には、言葉だけを肯定にしてもうまくいきません。
例えば、「きれいにお使いください」を愛を持って肯定的に言うこともできますし、
「いつもきれいにお使い頂きありがとうございます」を冷淡に否定的に言うこともできるかと思います。
言葉ではなく、立ち位置が肯定か否定かで、
非言語に乗るエネルギーが変わってくるからです。
立ち位置が、
肯定的か否定的か。
生き方が、
自己肯定ベクトルか自己否定ベクトルか。
コミュニケーションの場合、
そういったことが、非言語に乗ってくるように感じます。
言葉だけでなく、立ち位置が肯定的かも、
意識していきたいものです。
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