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『ダイアローグ 対話する組織』〜対話で対立を解決する〜
こんばんは、ゆきおです。
最近雨の日が多く、ちょっとずつ梅雨が近づいてきましたね☔️
さて、皆さんの職場で対立が起きてしまうことってありますか?
僕の現場では日常茶飯事です!笑
今回は、中原淳先生と長岡健先生の著書です。
従来の情報伝達型のコミュニケーションの限界と、
新しい「対話」重視の組織についての内容が書いてあります。
対話を学ぶことにより、
異なるバックグラウンドを持つ者同士が対立して終わるのではなく、
協力できる土壌を育むことができます。
答えのない時代の組織にとって、対話は必要不可欠と言えるでしょう。
導管メタファーと対話
従来のビジネスでは、情報や知識を上から下にそっくりそのまま伝えることで成果を出してきました。
このように、コミュニケーションを、
人から人へ物事を正確に伝えることと捉える考え方を、「導管メタファー」と呼びます。
しかし、昨今のビジネス環境では、
ただの知識だけではない暗黙知の伝承や、
ビジョンやパーパスなどの抽象的な内容を、
組織内に浸透させることが重要になってきました。
そこで重要になってくるのが、「対話」です。
対話は、共有可能なあるテーマについて、
双方が自分のストーリーを語り合うことで、
お互いの価値観を理解し合うコミュニケーションです。
対話により、答えのない時代において、
目指すべき方向性を共に探ることができます。
また、対立していた両者が対話を通じて相手を良く知ることにより、
一方的な敵として認識していた状態から、
隣人として相手を受け入れられるようにまでなります。
本書ではパブリック・カンバセーション・プロジェクトと言って、中絶問題の是非を例に挙げています。
学びのサードプレイス
さて、どのような場面だと「対話」が生じやすいのでしょうか?
強制されない自由な場で(インフォーマル)、
他者との関係を構築できる(パブリック)環境において、
対話が生じやすいとしています。
これを「学びのサードプレイス」と著者は呼んでいます。
具体例は本書では挙げられていませんが、
例えば、社会人の大学院留学や、僕もよく参加する読書会なんかが挙げられるのではないでしょうか。
社内においても、カフェや書籍スペースなどを作ることにより、学びのサードプレイスを生み出せるかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?
対比しつつキーワードでまとめると以下のようになります。
導管メタファー:情報・知識・スキル
対話:価値観・知恵・センス
働く意義や事業の社会性が求められる時代において、
共に働く者同士の「対話」は必要不可欠に思えます。
僕も含めて、隣のデスクの方がどのような価値観を持っていて、何を目指して働いているのか、
知らない方が多いと思います。
月曜日から少しずつ、会話の中に「対話」を盛り込んでみたいと思います!
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