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オタク生活55年が語る若きクリエイターを”AWAKING"=覚醒させるヒント㊷

就職活動向け企画書の作成技法…参考画像に関して

まず、学生(および若手志望者)が、ゲーム会社を受験する際に提出する企画書に関してに関してのおさらいから始めましょう。
要求されるのは”5枚程度の企画書を数作品”で有ることが多いです。(タイプの違った企画書を求められるケースもあります)企画書の内容に関しては、受験企業が書式・項目を指定している場合などもあります。
*今回の記事内では書きませんが、連載記事の4月分に企画に関する作品
 分析、ターゲットに関する考察法、コンセプトの立て方に関しては
 書いてありますので、良ければ読んで頂ければと思います。

さて、昨日の記事の終わりで書いた、学生が作成するゲーム企画書にありがちな「文字が多くて、見づらい企画書」に関して続けましょう。
上記の”文字情報が過多な企画書”の修正方法としては、
① 5枚に書かなければいけない要素を明確にする
② 大量の文字を使わずに説明できる“図”(画像+説明文)を設定する
 事で
だいぶ情報はスッキリします。
ところが、“図”(画像+説明文)の設定が不適切、かつ誤解を招く場合が多くみられます。リアルタイプの怪盗をモチーフにした3Dゲームの表紙や、作品イメージ画像に”ルパン三世”や”名探偵コナンの怪盗キッド”と言ったアニメ調・マンガ調のキャラクターの絵をチョイス。本人はイメージを伝えたつもりでも、ゲームの見た目=リアルタッチと離れているので誤解される。
これは企画者の参考画像に関するデータベースの不足が原因だと思います。

おそらく、ゲームプランナー志望者を教育している方(学校などの教育機関での講師の方々や、ゲーム開発会社の新人研修担当者の皆様)は、上記の記述を読んで「レイアウトのテクニックなどは教えているんだが…」と思われると思います。正直、僕も講師を開始した当初は非常に悩みました。基礎知識の欠如は何ともしがたいですし、知識のデータベースは一気に増えませんから。そこで学生への指導法を変えました。「安易な画像検索はするな」

学生に限らず自分でも、プレゼン資料を作成する際には画像検索をかけます。僕はその際には検索エンジンで”画像”を押して、すぐ画像を検索するように行動します。しかし、そのやり方で目的の画像にたどり着けるのは”目的の画像のイメージが明確”だからなのですよ。そこに考えが至った段階で、指導方法を変えました。
企画者が求める画像イメージが明確でないと判断した場合
①画像そのものではなくキーワードからWEBサイトを検索
②WEBサイトを読んでいる中で、気になるキーワードを探す
③そのキーワードを使用して、新たに画像検索
④理想のキーワードが出てくるまで、この作業を続ける。
これを徹底させました。
目的は”キーワードの本質を再確認する”事にあります。
おそらく、プロの方は自身の作品制作(企画書や仕様書やプレゼン資料)の意味合いを理解しているので、理想の画像検索に対しては無意識に行っていると思います。ところが、企画やプレゼンの経験が不足している場合は、一度、この作業に戻らないとダメなのだと思います。(アニメやゲームのキャラクター模写ではなく、人物写真の模写からスタートするのと一緒ですね)

この”怪盗”の場合、企画者が求めていた画像に至ったのは
①”爽快な盗み”→”スタイリッシュな盗難”と認識する
②”スタイリッシュな盗難 映画” →『オーシャンズ11』が検索結果
③自分が考えているゲームは個人潜入 → ひょっとしてスパイ?
④”007”を検索 様々なジェームズ・ボンド俳優を確認
⑤自分のイメージはピアース・ブロスナン 彼のボンド映画を検索
⑥様々な場面にあった、ブロスナン演じる007の映画からチョイス
この手順で、当該企画者は企画のイメージを入手しました。
(余談だが、当該企画者はブロスナンの007映画を全て鑑賞し、
 ゲーム会社での面接時に”なぜ、コネリーでもウィリアムズでもなく
 ブロスナンなのかを明確に力説。そのイメージの強さとプレゼンに対し
 企業は採用を決めました。

上記のケースは、うまく行った場合です。うまく行かない場合もあります。
それは、企画者が”自分の知識不足を放置しようとした場合”です。
こればっかりは、どうにもなりませんね。それだけは、意識改革を求めたいと思いますが、明日の記事でヒントくらいは書こうかと思います。

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