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サウナブームの裏で何故か報道されなくなった例の死因

「整う」は体にいいの?本当に?

まず、大前提の話をしますがこの記事ではサウナを悪者にするつもりはありません。「整う」のが好きな方はこれからもサウナに行き続ければいいと思います。
ただ何故かこのサウナブームの裏で最高年間19,000人が死んでいる例の死因との関連性が取り沙汰されないのはおかしい、と思い記事を書いています。


ヒートショックによる死との関連性

前述の年間19,000人が死んでいるというのはヒートショックの話です。
ヒートショックの定義は
「暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化が体に与えるショック」
らしいですがこれが起きるのは概ね入浴時の話です。
暖かい部屋から寒い脱衣所へ移動し服を脱ぎ、裸で寒い浴室に入った後、トドメに熱い風呂へ入る。
これによって血圧が急激に上下し脳卒中や心筋梗塞といった疾病につながるのです。
起こりやすいのはやはり11月〜2月といった室内でも暖房を焚いていないと寒くなる季節で浴槽との寒暖差が大きく特に高齢者は大変注意が必要です。

ん?暖かいところから寒いところへ…そしてまた暖かいところへ…急激な血圧変化…

これサウナと同じ状況ではないですか?
むしろ大量に汗をかく灼熱の環境から10℃以下の水に浸かるサウナのほうがまずいのでは?

というわけで調べてみると…

サウナでもヒートショックで倒れている人はいる。

あらあらあらちょっと調べただけでめちゃくちゃ出てくるじゃないですか!
やっぱりサウナで搬送されてる人いるじゃん!

死亡事故もあるので笑えませんね。
サウナは血圧の乱高下もそうですが急激に体から水分を奪うため熱中症、脱水症状の危険とも隣り合わせです。
私もサウナに入った時に頭痛、不自然な心拍数の増加を感じやめたことがあります。
搬送されている年代をみると60,70代が多く、
体に悪いけど若いからなんとか耐えれてた感。
が否めなくないですか?どうなんでしょう?

サウナは健康にいいらしい、フィンランドでは。

よく引き合いに出されるサウナ発祥の地フィンランドの研究では男性では週に4~7回入る人は、1回の人と比較して認知症を発症するリスクが66%低く、アルツハイマー病を発症するリスクが65%低いようです。

これは推察でしかないですが、サウナに入る回数が直接健康に関連しているのではなく、そもそも週に4〜7日もサウナに行ける人は自分の足腰で移動できる健康で孤独でない男性ということは考えられないでしょうか?

そしてもし高頻度のサウナが健康に良いとしてもフィンランドと日本では決定的な違いがあります。
それは

温度差が日本のそれと比べて緩やか

だということです。
まずフィンランドサウナの平均温度は60〜80度なのに対し日本のドライサウナは80度〜100度です。それに加えて湿度も70%対10%と大きく違います。
あっという間に体がカラカラになりそうですね…

そして以外な事実ですがフィンランドでは日本のように
サウナ→水風呂→外気浴
の決まった流れはないようです。
もちろん冬場でも湖や雪の上に転がり込むことはあるようですがマストではない。急激な血流の流れを意図的に作って頭をボケーっとさせることが目的ではないんですね。
外気浴中にアルコールを楽しむこともあるみたいで、フィンランドサウナは血圧を下げることが主でそれが健康に良い影響をもたらしているような気がしてなりません。

日本のサウナでも健康効果を得る方法

前提でもお話しした通りこの記事ではサウナを悪者にするつもりはありません。用法用量を守れば薬にもなるんでしょう。運動と一緒です。
サウナは「百害あって一利なし」と言うお医者さんもいるし、ルールを守れば健康になると言っているお医者さんもいますよね。
ただその用法用量は

サウナ10分→水風呂1分→外気浴10分

みたいになんの根拠もない意味不明なものではなく自分の体ベースで考えるものなのでしょう。
人によってはサウナ5分でもダメな人はいるでしょうし、水風呂に入るべきでない人もいるでしょう。

どうしてもサウナに入りたい若い方はまずはサウナ3分入ったらシャワーを浴びて外気浴してみるとか、本当に小さいことから始めるといいと思います。

私もどこかへ旅行に行ったタイミングでホテルにサウナがあればまた挑戦してみようと思います。

サウナ肯定派の人も否定派の人もコメントを残していただけると嬉しいです。特に危険だったエピソードとかあると喰いつきます。

ではでは。。

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