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「情報」と「想い」の発信、それぞれの長所と短所

発信するものとして大きく「情報」と「想い」があります。このうち人々が求めて検索するものは「情報」です。何か知りたいときにGoogleなどで検索しますよね

一方「想い」とは例えば「私は○○についてこのように考えます」のようなものです。誰かの「想い」を知りたくてGoogle検索をする人はいません。「想い」はその発信者さんの人間性をある程度知っていてこそ知りたいと思えるものです。そのため「想い」だけを全面に打ち出してしまうと「誰にも興味を持ってもらえず誰も読んでくれない」という事態に陥る可能性があります

今回は「情報」と「想い」の発信について考えていきます

「情報」とは客観的なもの

「情報」の発信としては、例えば「○○する方法」「○○のつくり方」のようなノウハウ的なものもあれば、現在の世界の人口など数値的なものもあります。このようなものを知りたい場合にGoogleなどで検索されているのではないでしょうか

これらは多くの人が求めているものであるため、これらの「情報」を発信すれば人は集まります。TwitterやYouTubeなどで発信すればそれを見に来て反応してくれる人は多いでしょう。そのため「情報」の発信の長所として「集客力がある」と言えます。ノウハウの場合、わかりやすさ、最新情報の速さによって集客は変わってきます(もちろんもともとの知名度なども関係しますが)

一方で短所がいくつかあります
まずは「ネタに尽きる」ということ。そうそう頻繁に最新情報を提供できるわけではありません。それをしようと思うとなかなかの労力を要します

そして「一過性である」ということ。「情報」は常に変化していきます。今それが最新情報であったとしても明日には変わっている可能性があります。例えばなにかのソフトの使い方のノウハウをまとめて発信したとしてもそのソフトが更新されるとそのノウハウをまとめたものは古いものとなってしまいますよね。「情報」を発信するということは自分も常に新しく更新していかなければなりません

そして「ファンではない」ということ。発信した「情報」により集客はできました。しかし来てくれた人が興味を持っているのは発信者である「あなた」ではなく「情報」です。「あなた」には興味はありません。そのため来てもらえてもその人はあなたのファンではないということです

「想い」とは主観的なもの

「想い」の発信とは例えば「私は○○についてこのように考えます」のようなものです

「想い」の発信は前述のように検索されるようなものではないので完全に埋もれます。○○というワードで、運よく検索に引っかかったとしてもそのワードを検索した人が欲しいのは見ず知らずの人の「想い」ではなく「情報」です。そのためほぼ読まれることなくスルーされることでしょう

見ず知らずの人に見つけてもらい、自分の「想い」を知ってもらうのは至難の業ですよね。「想い」発信の短所として「集客力が弱い」と言えます。基本的に誰でも、全然知らない人が何をどう考えていようが興味ないですよね。そのため「想い」の発信に人は集まりません

しかしゼロではありません。運よくなんらかのきっかけにより知ってもらえ「想い」に共感してもらえた場合にはファンになってもらえる可能性があります。この場合「情報」の発信のように「情報」そのものに興味があって集まった人ではありません。あなたが発信した「想い」を知って、それを応援したい、もっとその想いに触れていきたい、なにかを感じ取りたいと思っている人が来ているためファンとなりやすく、そして離れにくいのです

「情報」の発信における課題

前述のように「情報」に興味があって来てくれた人は「あなた」には興味はありません。興味があるのは「情報」です。このままではあなたからその「情報」がなくなった場合にはついてきてくれません

極端な話をすると、あなたが常にいろんな情報収集をし色々試し「情報」の発信だけを売りにしてきたとします。SNSで人とコミュニケーションをとるわけでもなく本当に「情報」の発信のみ行ってきたとしてください。そんなあなたが病気にかかり入院することになり、発信できるのは闘病体験記が中心となりました。その場合、おそらくそこには誰も来てくれないのです

なぜなら「あなた」にファンがいないから・・・

ではどうしたらよいでしょうか?

もちろん「情報」を更新し続けるというのもひとつの方法ではあるのですが上記の例のように入院など常に最新情報を発信できなくなってしまうこともあり得ます。そのため「情報」の発信のみに頼るのではなく「あなた」に興味を持ってもらうことを大切にしてみてはいかがでしょうか

どの媒体で情報発信を行うかによっても多少異なってはきますが
 ・わかりやすさ
 ・声、話し方
 ・雰囲気(煽らないなど)

これらにより自分にしかない「情報」の発信を行い「あなた」に興味をもってもらえればファンとなってもらえるでしょう。そしたら闘病記のような「情報」の発信ではない発信でも読んでもらえるのです

「情報」の発信の中にも、あなただけの独自性の発信を大切にしていくということですね

「想い」の発信における課題

前述のように「想い」の発信には集客力がほとんどありません。そのため「想い」を多くの人に届けたいのであれば、あなたを多くの人に知ってもらう必要があります。

そのためにどうしたらよいでしょうか?

「発信する媒体を増やす」これに尽きるかなと思います

ひとつのSNSにこだわらずいろいろなSNSで発信していくということですね。いろいろなSNSを幅広くやっている人もいますが、Twitterだけしかやっていない、Facebookしかやっていないなど、ひとつのSNSのみという人も存在します。そのような人にも幅広くアプローチできるようにいろいろな媒体で発信していきましょう

そして発信するだけではいけません。自分から進んで他の人をフォローし、いいねやコメントを残すなど反応をしてこなければいけません。その際やみくもにフォローするのではなく、自分と似たような考え・価値観を持った人をフォローし、積極的にかかわっていくことをおすすめします

自分を知ってもらうために、いろいろな媒体で多くの人と密にかかわっていくということですね


さて今回は「情報」と「想い」の長所短所を考えてきましたが、各発信媒体によって望ましいウェイトが異なると考えましたので次回はそのあたりをまとめていきたいと思います

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