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イギリス菓子・ベイクドエッグカスタード

冷蔵庫に卵が全部で50個。何つくろうかなぁとニマニマしながら。

焼プリンにしようか、カステラにしようか、シュークリームにしようかといろいろ考えながら。先週届いた卵30個のうち20個がのこっていたところに今週の配達分の30個が届いて全部で50個に(*´艸`*)

今日はそのうちの14個を使って。(朝ごはんにダブル目玉焼きで8個、ベイクドエッグカスタードで卵4個個、シナモン香るホワイトチョコのスコーンで1個、クッキー生地2種類で1個=全部で14個つかいました(*´▽`*))


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なぜかタルトが作りたくて「カスタードタルト」について調べていたらイギリスのお菓子「ベイクドエッグタルト」というスイーツがあることを知りました。

長女は小学生のころからでピーターラビットの世界を描いたビアトリクス・ポターに大変興味があり、夏休みの宿題でイギリスをチョイスして調べ学習をしていました。その影響もあって、今回はカスタードタルトについて調べたことがきっかけでベイクドエッグカスタードというイギリスのお菓子との出会い、実際に作ってみました。ベイクドエッグカスタードの作り方と出来上がりとエッグタルトについてまとめました。


エッグカスタードとは・・・

卵・牛乳・砂糖・香料などからなるカスタードソースあるいはそれを焼いたり蒸したりして加熱したお菓子のこと。カスタードソースはデザート用のクリームとソース用に分けられることが多くキッシュなどの塩味の料理にも利用されます。産地はイギリス。


エッグタルトとは・・・

マカオ・香港・中国大陸・台湾をはじめとするアジア諸国で食べられているタルトの一種。ペイストリー生地の上にエッグカスタードをのせて焼いたもの。産地は中国・ヨーロッパ。


ポルトガルのエッグタルト

「パステル・デ・ナタ」または「パステル・デ・ベレン」と呼ばれるエッグタルト。もとはポルトガルの首都リスボンのベレンにあるジェロニモス修道院の修道女たちによって18世紀以前に発明されたといわれています。ポルトガルのお菓子は卵の黄身を使ったお菓子が多く、少し胸焼けしてしまうほど濃厚なんだそうです。

ポルトガルの[パステル・デ・ナタ」

イギリスの「カスタードタルト」

中国や香港やマカオの「エッグタルト」


エッグタルトの違い

エッグタルトの生地は2種類あります。

★香港はイギリスと一緒:クッキーのようなタルト生地。

★マカオやポルトガル:パイ生地(サクサクとろーり)

日本でも流行ったことがあり、パリパリとした生地にとろっとしたクリームが詰めらたひと口サイズのお菓子として長年愛されています。


香港とマカオのエッグタルトの違い

香港のエッグタルトは、パイ生地とクッキーのようなタルト生地の2種類が存在し、パイ生地にはラードを使うことでサクサクした食感で香喫茶店スタイル。もう1種類のクッキーのようなタルト生地にはバターの芳醇な香りとクッキーの食感でベーカリーショップスタイル。

香港はイギリスの植民地だったこともありヨーロッパの食文化を融合して作られたもので香港式ミルクティーとのフードペアリングになっています。

香港のエッグタルトは、表面に焼き目がなくツルツルしているのも特徴の一つ。サクサクの生地にプルプルでトロトロのカスタードのためひと口サイズとはいえ食べにくそう。日本では香港の名物として知られています。


マカオのエッグタルトは、パイ生地のみで外はサクサクでバターの風味が土台で卵と生クリームで濃厚な味わいで、表見に焼き目が付いています。ポルトガルの植民地だったマカオはポルトガル料理が伝えられ、「パステル・デ・ナタ」というポルトガルの店頭的な庶民のおかしがマカオに持ち込まれて、アレンジされたものだそうです。

どちらもその日のうちに食べるものとして愛されています。

(日持ちしないことから今回は作らず)


イギリスのお菓子・ベイクドエッグタルト

タルト生地にプリン液を流してオーブンで焼き上げたものです。作り方はびっくりするほど簡単ですが、見た目も味もクオリティが高く、さらに驚いています。タルトはかれこれ20年研究した十八番で。ホールサイズの大きなサプリン焼いた経験がないので、ソワソワしながら加熱時間をセットしました。オーブンの蓋を閉めた後も、時々様子を見ながら。


それにしても焼き上がりがベイクドチーズケーキとそっくり!!


こちらがイギリスのお菓子・ベイクドエッグカスタードです↓

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よ~く見比べてみると表面につやがありますね。

↑↑↑同じグリル皿でやきあげました。↓↓↓


そしてこちらがベイクドチーズケーキです↓

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ちょっと割れてますが、ツルツルした表面ではありませんね。



【ベイクドエッグカスタードの作り方】

タルト生地をつくり、型にバターを塗って小麦粉を付けてから伸ばしたタルトをきれいに敷き詰めてフォークで穴をあけてプリン液(卵4個に対して牛乳が500mlと砂糖が80gを混ぜて濾すように)をタルト生地に流して160度のオーブンで1時間焼きました。


焼きたては天板から取り出すときも全体的に柔らかく、ほろほろと動くくらい緩かったのですが、しっかり冷まして冷蔵庫で冷やしたらこの通り、きれいに切ることができました。

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晩ごはんの後、このケーキを子どもたちと一口ずつ味見。


どの角度から見てもタルトに。

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イギリスのお菓子・ベイクドエッグカスタード

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なかなかのフォルムです(⋈◍>◡<◍)。✧♡


滑らかで固めのプリンがタルトと一緒に味わえる美味しいスイーツ

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濃い目のコーヒーとともに。


タルトをリベンジしたくて、どうしてもタルトを食べたくてカスタードタルトからのべイクドエッグスタイルへ。

それから香港のエッグタルトもマカオのエッグタルトの違いに触れて。

タルトが決め手のベイクドシリーズ。

美味しい発見も作るっている時の緊張感もぜーんぶ今日の想いが詰まっています。

見た目はベイクドチーズケーキに似てるけど、食べたら違いが判ります。


イギリスのお菓子・ベイクド・エッグ。カスタードは、私の好きな固めのプリンになっていました。サクサクな側面とプリンが一緒の部分は目をまん丸となって「これ、おいしい!!」の連発の嵐。混ぜて焼くだけの簡単な作り方でこの出来栄えはやっぱり驚くばかり。




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