見出し画像

栗ばっかりのロールケーキ

私の実家はもともとは栗林でした。栗がたくさんなっていた土地を住宅地にしたのです。高校2年生の時に引っ越しをして「栗生(くりう)」での暮らしがスタートしました。

目の前には青葉山、鳥のさえずりや野生のカモシカがフェンス越しに現れ、シイタケ栽培の森として今でも自然が豊かなところです。
ひょっこり山に入って深呼吸しながらお目当ては山の木の実や野草をみて心を満たして。

クルミを見つけては拾って。たくさん集まったらトンカチでたたいてクルミの実を取り出す。フライパンで乾煎りして料理やお菓子作りやそのまま食べたりして高校時代を過ごしました。

大学も実家から通い、家政学部家政学科の大学で調理の奥深さや栄養の難しさなど講義よりも実習が多く毎日いろんな体験をして過ごしました。

実家では、季節の食材や初物を大事にする習慣があり、私も少なからずその影響を受けています。

10月1日から新米だと思っていたけど今年は秋分の日辺り(9月23日頃)から新米が販売されるなど、例年より早まっているものもありますね。
なにやら朝市に買い物に行ったらしく『初物のサンマをたべるよ~』って実母からメールが届いて。秋を満喫しているなぁ~と思いました。

先日のこと、実母から届いた山形の栗で『栗ご飯』と『ゆで栗』にしたら、あっという間に売れちゃって(食べちゃって)。

茨城の栗を調達して『全部ゆで栗』にして1/3をそのまま食べて、残りの2/3で栗ばっかりのロールケーキを作り秋を満喫しています。

先日食べたスターバックスの「栗ずくしのモンブラン」がおいしくてわたしも栗スイーツを作りたくてやっとカタチになりました。


ゆで栗、三昧

2週間に一度のペースで栗を購入して栗仕事。

購入したら水に浸します。少なくとも1時間は水に浸すとくりの中のゴミや虫などが取れやすくなります。

鍋に水と栗(〜1キロ)を入れてひたひたになるくらいの水と塩(大さじ1位)を入れてコトコトゆでます大抵30~40分くらい)。ざるにあけて完全に冷まします。そのあと皮を剥く作業になります。


ゆで栗とマロンペースト

ゆで栗の自然の甘さとあの食感がたまりません。

栗を使ったお菓子は数えきれないほどありますが、クリームとの相性もいいし、スポンジ生地との相性も引き立ててくれる気がして、今回は久々のロールケーキをつくることに。


まずはゆでた栗を・・・

画像1

おさらにのせてみる。


栗くり坊主の出番!

画像2

こちらは、7年目の栗くり坊主。今年はいつも以上に大活躍しています。


このまま食べる

画像3

この素朴な甘味、食べたことがある人ならこのおいしさはハマりますよねー。

半分は刻んでもう半分はマロンペーストに。

画像4

切る前のゆで栗165g。


残りの半分でマロンペースト作り

画像5

マロンクリームは、牛乳と砂糖とバターと栗を鍋にいれて煮詰めて汁気がなくなったら火を止めてつぶします。
見た目がどす黒いけど素材の色のマロンペーストになりました。


ロールケーキの生地を焼いて

画像6

表面がぼこぼこしてるけど気にしないでおくよ~( ´艸`)

いつもと違う部分は、
全卵2個と卵黄2個分を混ぜて生地を作りました~。なのでいつもよりしっかりとしていながらふんわりに焼き上がりました。


生クリームをホイップして

画像7

生クリームを泡立てたら、ミニオンがいました‼️


さぁ、生地にのせて、巻いていくよ

画像8

栗多すぎない?って思いながらも全部のせて。
生地の上にクリームとカットした栗の間にマロンペーストをのせて。


くるくる~っと巻きました

画像9

いつもよりボリュームのあることを実感して。


8時間ほど冷蔵庫でおやすみ

画像10

生地が乾かないように天板に敷いて使ったオーブンシートで包み、ラップで縦にぐるぐる&横ぐるぐるしっかり覆って冷蔵庫で8時間ほど休んでもらいました。


ロールケーキの工程

材料を測り、生地を作りオーブンで焼く。
その間にマロンペーストを作る。
焼き上がった生地を冷ましている間に、
生クリームを泡立てる。
冷めた生地の上にクリームと栗とマロンペーストをのせて、手前からぐ~るぐ~ると巻いていく。冷蔵庫でおやすみさせて。
お皿に盛り付けて出来上がりです。


栗ばっかりのロールケーキ

画像11

ロールケーキの生地が茶色いのは、素精糖のおかげ。サトウキビそのものの砂糖だから茶色く色づく。

栗の主張が強いロールケーキ
🌰栗ばっかりのロールケーキ🌰


ケーキってクリームが美味しくて幸せになります。

栗三昧
栗ばっかり
栗だらけ

次は何を作って旬を味わおうかしら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?