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秋の夜長のモンブランタルト

スターバックスの季節限定商品の中でも人気が高い「栗ずくめのモンブラン」を実際に食べてから、栗スイーツがかなり気になっています。

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渋皮栗の濃厚なマロンペーストと渋皮栗の甘露煮と中のクリームのくちどけ感がドリップコーヒーとマッチして美味しかったんです。これは2021年9月28日にたべたご褒美ケーキでした。


このおいしさに魅了されて栗スイーツが作りたくなり、9月29日に栗を購入して水に浸してからコトコトとゆでて、栗くり坊主で皮を剥くこと90分。

スターバックスの「栗ずくめのモンブラン」の中身からヒントを得たマロンペーストが作りたくなって。

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ココアスポンジのすぐ上に、マロンペーストと砕いたスポンジを混ぜ合わせてスポンジグラムのおいしさにすっかりはまってしまいまして。栗の香りと味とあっさりとしたクリームを印象付けるマロンペーストによって甘すぎないクリームとこってり甘いマロンペーストのバランスが絶妙に、あっちしていたからおいしく感じたのかもしれません。


2021年9月30日に作った、栗ばっかりのロールケーキ

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ふんわりでしっとりの生地に、たっぷりのクリームをのせてからゆで栗とマロンペーストをくるくる~っと巻いて。8時間冷蔵庫でゆっくり休ませたおかげで生地はしっとりでしっかりした生地になりました。贅沢なくらいの栗がごろごろ入っていてこれはこれでおいしかったんですが私がイメージしたロールケーキとはちがったので、クリームたっぷりのモンブランタルトに挑むことにしました。


私のモンブランタルト

今回もベースは、ゆでた栗を使いました。渋皮栗をケーキに使うのはとても贅沢だからそこまで再現はせず。ゆで栗のおいしさを堪能できるモンブランタルトに仕立て上げました。

20年研究して編み出した自慢のタルト生地の上に、薄力粉クリームをのせてその上にゆでた栗をうずめてオーブンで焼き上げます。

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これは焼く前のもので、タルト生地の上にある白みがかったクリームが薄力粉クリームです。アーモンドプードルをいれてつるくクリームダマンドはアーモンドクリームのことをフランス語で表したもので、バターと砂糖と卵とアーモンドパウダーを同量配合で作られています。(成果用語で四同割四同割)と呼ばれ、タルトやパイやパイのフィリングとして欠かせない部分です。

おうちにアーモンドパウダーやアーモンドプードルがなくても薄力粉で代用して作ることができるので、タルト生地の上にアーモンドクリーム(クリームダマンド)の代わりになるものを作りました。

こちらは焼きあがった状態です。ゆで栗が埋め込まれて薄力粉クリームが少し膨らんで焼きあがっている様子です。

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このアーモンドクリームの代用の薄力粉クリームを作るポイントが、卵とバターの乳化にあり、しっかり焼かないと香ばしさとおいしさが半減してしまうので気を付けて混ぜる必要があるのです。



栗ずくめのモンブランからヒントを得た、マロンクリーム

スターバックスの「栗ずくめのモンブラン」はココアのスポンジケーキが土台で甘すぎないのに栗の味と香りが味わえる滑らかなケーキです。ゆで栗が我が家で流行ったことでゆで栗を使っておいしいスイーツに大変身させたくなり、栗ばっかりのロールケーキを作りました。しかし栗ばっかりでクリームのテイストが弱くクリーム感が感じられないケーキになってしまいました。

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ゆで栗と牛乳と砂糖とバターを火にかけてひたすら加熱して水分をとばして栗の味わいを染めていく作業で、ちょっと目を離した瞬間に焦げてしまうのでこれを作っている時はこれに専念して。アツアツの状態では牛乳の色によってしろっぽいのですが、しっかり冷ますと茶色く色づきます。


このマロンペーストは、タルトの上の薄力粉クリームにドーム型になるようキモチ的に盛り上がるようなイメージで盛り付けて。

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薄力粉クリームと一緒に焼き上げた栗が見えないほどにマロンクリームをドーム型になるように敷き詰めて。

タルトの生地を仕込んだが2021年10月3日の午前中で、タルトを焼き上げたのが10月3日の晩御飯が終わった20時半からでした。どうしてもやりたくて仕方がなくて、ここまでの作業をしてから眠りたいと思ってしまって薄力粉クリームが完全に冷めてからマロンペーストをドーム型にのせてこの日の作業はここまででおしまいに。

タルトを仕込んでから容器に貼り付けて、

フォークで穴を適当にいれたら、薄力粉クリームと栗を加えてオーブンで25分焼きました。

あら熱がとれたらマロンペーストをのせて。冷蔵庫で保存しました。



仕上げは翌日の晩御飯の支度をしている時に

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朝起きて何としても昨日の続きをやりたいキモチがあったけど、お弁当と朝ごはんの支度と朝ごはんの朝時間があっという間に過ぎ・・・。

2021年10月4日、晩ご飯の支度の合間に、生クリームを泡立てたクリームと、マロンペーストに生クリームを入れて混ぜた栗のクリームを作りました。


タルト生地を仕込み

薄力粉クリームに栗を忍ばせて焼き上げ

しっかりと冷ましたら

マロンペーストをドーム状にのせて、この状態で一晩冷蔵庫で寝かしました。

生クリームを泡立ててなんとなく盛り上がるように泡立てたクリームを絞り、

マロンペーストを混ぜ込んだクリームをその上から満遍なくのせて、

ゆで栗をトッピングして出来上がったのが・・・・

秋の夜長のモンブランタルト

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タルトの上に薄力粉クリームと栗があり、その上にマロンペーストと生クリームとマロンクリームとゆで栗という5層のケーキ。

ゆで栗を最大限に活かした無添加のケーキが出来上がりました。

栗はイオンで購入したまさかのおつとめ品。

薄力粉と素精糖と真塩と卵とケーキ用マーガリンでタルト生地を。

薄力粉とケーキ用マーガリンと砂糖と卵と片栗粉とバニラオイルで薄力粉クリームを。

ゆでた栗をひたすら剥くこと75分。

ゆで栗と牛乳とケーキ用マーガリンと砂糖でマロンペーストを。

生クリームを泡立てたものと、

マロンペーストに生クリームをたして泡立てたマロンクリームと。

ゆで栗が織りなす秋の夜長のモンブランタルト

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後ろ姿もかわいく見える。


作ったことが大満足!!

切り分けたことでもうすっかり大満足?!になっていましたが、ここは流行りコーヒーと一緒にいただきたくて。20時過ぎてましたけど、そんなことはお構いなしで、子のモンブランと一緒に味わったコーヒーがこちら。

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季節の変わり目に飲みたくなるコーヒーの一つ。食材と同じようにコーヒーにも旬があります。秋の夜長のモンブランタルトは甘すぎないテイストですが深めのAUTUMN BLENDでさらにシックにまとめてくれて。ゆで栗の様々なテイストに調和してくれるコーヒーです。


出来上がったケーキの時間に合わせてコーヒーを楽しむことも贅沢なひと時になりました。


深煎りでコクのあるコーヒーほど甘くて口の中でとろけるスイーツとの相性が抜群です。口の中にとどまる時間が短いとコーヒーの香りと味がしっかり味わえるから。


秋の夜長のモンブランタルトは、想像を超える美味しいケーキになりました。

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