店員さんとのやり取りがより長くできるからこそ通いたくなるのかもしれない
1時間でもいいからお店で過ごしたいと思えるお店があります。
おうちでも淹れたてのコーヒーを飲みながら作業したりほっこりしたりできるけれど、家にいるといくつかのことに目移りしてコーヒーの香りや味を感じないまま飲んでいるということが多々あります。
自分の順番になるとわからないシステムになっているのが本日のコーヒー。ホットとアイスの銘柄が表示されてあり、暑い日も肌寒い日もほぼホットコーヒーをチョイスするのですが。飲んだことのある豆だったり、聞いたことがある豆もありしてそういう気持ちにさせてくれるのはコーヒー好きにとっては魅力のひとつで。
今日は何のコーヒーかなぁ❤︎ってワクワクしている自分と今日は店員さんとどんな会話ができるのかが楽しみで。私のお気に入りのお店は、自宅から3キロのところにあります。ほかに自宅から2キロ地点と4キロ地点にもスターバックスコーヒーはあるのですが、自宅から近い&遠いという理由ではなく、お店が新しいからでもなく年齢も性別も関係なく気持ちが伝わるやりとりをしていることに聞き耳をたてていてもうっとりする対応だから。
一つ一つの動作のレベルが高い
店員さん同士がとても仲良しで、男性も女性も分け隔てなくみんなで楽しく働いている空気感を感じています。メンバーによってその空気の色は変わるのも店員さんの個性や気配りが見えるからでしょう。
お気に入りの席を確保して、店員さんとより長くコミュニケーションをとりたい気持ちにさせてくれるから私はこのお店に行きたくなるのかもしれません。
ホットコーヒーを頼んで、マグを温めてくれる店員さんがいること。これは当たり前のことだと思っていてはいけない部分で。慣れていない人や接客をできるだけ早く終えたい人は冷たいマグに熱々のコーヒーを注いでくるから、コーヒーの香り方が弱くなってしまうことが多いんです。紙カップとは違い、敢えてマグをチョイスするのは事前に温めてくれる店員さんがいるから。タンブラーを持参しても温めてくれることに感動しています。レジのところからどんな作業なのか丸見えなので
私から今日も温めてくださってありがとうございます♪と伝えると、美味しいひと時をお過ごしください♪とにこやかに対応してくれてますますこのお店がスキになるんです。他には「熱くなってますので気を付けてお飲みください」とセットで目見ながら「ごゆっくりとお過ごしください」と。
何気ない言葉ですけどこれがかなりきゅんときてしまいます。
ホットコーヒーを頼んで、マグカップやタンブラーを温めてくれることは店員さんたちの計らいなのかもしれない。みんながみんなそうではないから。
他のお店ではこのひと手間が省かれてしまうのが現状です。楽しみにしている温かいコーヒーが冷たいマグに注がれてしまうのはとても残念なことだから。香りを愉しめず自分で淹れたコーヒーの方が美味しく感じてしまうのです。
レジでのオーダーのやり取りと美味しい状態で出してくれることはコーヒースキな私にとってお店の顔であり、また行きたいと言う気持ちにさせてくれる重要なポイントになっています。
いつものお店ではないところを利用すると当たり前のように冷たいマグに注がれたり、マグに口紅がついていたり(私が飲んでいない手渡されたマグに)、飲み物を入れる前に確認しなかったのは私より店員さんが先のはずで。スターバックスの絵柄が書いてある部分に口紅が着いていたときのショックは今でも忘れられません。
店員さんとのやり取りとコーヒーを楽しみにしている人に対しての対応により美味しさが増していく。マグに注げばいいと言う単純な作業ではないと言うこと。
お客さんとのやり取りにほっこりしたこと
お気に入りの席で折り紙をしていた時のこと、年配の男性がオーダーしながら女性店員さんとあれこれやり取りをし始めましたよ。ちょっと聞き耳を立ててみましたので紹介しますね。
「こんにちは~。スターバックスコーヒーへようこそ」
と言われた年配の男性は
「あら~今日も一段と可愛いですね~」という。ナンパかなと思っちゃうくらいなぜかニマニマしてしまう。
店員「ありがとうございます」と素直に受け止めて。「今日は何になさいますか?」と聞きながら年配の男の人とのやり取りがくりひろげあられる。年配の男性:「この前食べたスコーンだがおいしかったんだよ。今日も同じものを食べたいんだけど思い出せないんだよ」と困った口調で・・・。
店員「この前召し上がったスコーンがおいしかったんですね~、ありがとうございます~」と。
おいしいを共有するかのようにやさしく受けごたえしているのが印象的でした。
そして、
「今日はこれとアレの2種類ならありますけど本日はドリンクだけでよろしいですか?」
と依然食べたスコーンが思い出せない年配の男性と、思い出そうとするお手伝いをするのではなく、お店にあるスコーンについてわかりやすく伝えている姿をみて、素晴らしいなと感じました。
年配の男性が以前食べたスコーンが何だったのかの手助けをするのではなく、「この前食べてくださってありがとうのキモチをしっかりと伝えているところ」と、今の時点でお店にあるものを伝えているところに。
男性の不安を取り除きながらむしろ少し前に食べたスコーンはどうでもよくなっていて、今日の気分でチョイスしようとする支援をしているところがとても印象的でした。
別なお店での実体験
あるお店でスターバックスラテのホットを紙カップで頼んだ時、ドリンク受け渡場所から受け取ったのはいいけれど持つのに熱くて・・・。まともに持てずお店に引き返した時、
スリーブをくださいと言ったら、「申し訳ありません、順番に対応しております」と言われる始末。今さっき、かかわったばかりだというのに全く覚えてない態度で。熱くても持たないからスリーブが欲しいことを伝えたら、スリーブですか?と言われながらの対応。
忙しいから早く手渡したいキモチはわからなくもないけれど、熱くて持つことができないことは作業している店員さんも感じているはずで。それでもスリーブを付けてくださいって頼まないと付けてくれない店員もいるということ。同じスターバックスであっても気持ち良く対応してくれる人とそうでない人がいるということ。
ショートサイズのホットのドリップコーヒーが・・・
オーダーは、ショートサイズのホットドリップコーヒーが主流。いつもタンブラーのすぐ下の量、トールサイズに匹敵する量が注がれているんです。紙カップには別添えのはちみつを付けてもらっています。アツアツのコーヒーにはちみつを淹れてしまうとコーヒー本来の香りやコクやテイストが薄くなるので必ず別添えにしてもらっています。はちみつの量はコーヒーの種類によって量を調節してもらっています。
タンブラーを温めてくださりそこにコーヒーを注いでくれてショートサイズとトールサイズの間くらいのたっぷり目でびっくりすることが多いので、
本日も多めに淹れてくださってありがとうございますとお伝えすると、いつもコーヒーを飲んでくださってうれしいので~って。
混んでいる時もすいている時もかかわりを大切にしてくれる店員さんがたくさんいるから、通いたくなるほど魅力たっぷりのスターバックスカフェなのかもしれません。
きっかけは、ハートのスターバックスラテでした
はじめてハートのスターバックラテを私のために作ってくださいました。それを知ったのは大分日が経ってからでした。あの時の感動は今でも忘れられず、あの日から店内で過ごすたびに、ナプキンに本日のコーヒーの美味しい感想を書いてマグカップ返却の棚にそっと置き始めました。ハートのラテを作ってくださった店員さんとは何度かお話させていただいて私が作ったモンブランタルトを味見してもらいました。
女性店員さんと男性の店員さんと。フレンドリーな感覚でコーヒーについて悩んでいると、悩んじゃってください~って私がチョイスするまで待っていてくれて、コーヒートークをしながら自分で飲みたい飲み物をチョイスしています。
コーヒー豆が高騰していますが、値段は変わらずに供給できていることはとても素晴らしいことだと感じています。季節のコーヒー豆とフードと定番のコーヒー豆と期間限定のグッズに魅了されながら。
ただ頼んでスター貯めて終わりではなく。
店員さんといかに長くかかわれるかによってお店のファンに繋がっていくんだと思いました。お気に入りのお店でのひと時は特別な時間になっています。
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