見出し画像

子どもは1ミリも批判されたくない

「中高生って1ミリも批判されたくないんだなあ」

家庭教師をしていて、ぼくはこう感じます。

「親にこう言われた…」

「先生が…」

よく言ってます。

超高感度センサーがついていて、ちょっとでも批判を察知すると、アラームが鳴る感じ。

中高生はテストや部活など常に評価される環境にあります。親からも先生からも。さらに、友だちからも。

まさに「評価され疲れ」の状態です。

そうすると、自分の心を守るために、批判センサーが敏感に反応し過ぎてコントロール不能状になってしまうのだと思います。

・・・

ぼくは生徒さんが問題を間違えたときの反応で、状態を見ることがあります。

意識して見るというより、やっていたら感じます。

問題を間違えたとき、

「それ、習ってません」(明らかに習ってるんだけどなあ)

「問題の意味を読み違ってました」

「勘違いしてました」

ホントはできるんですよ!っていいたいんですよね。

こんな自己弁護やいい訳をまずいう子は要注意です。

・・・

こんなときは、

「間違ってもいいんだよ」

「間違うからできるようになるんだよ」

「全部、あってたらやる必要ないよね。ぼくの出番がないよ」

などと、絶対にバカにしないよというメッセージを明に暗に送り続けます。

・・・

ただ、こういう考え方は根が深いことが多いので、そうカンタンには修正できません。時間がかかります。

個人差も大きいです。

すぐ変わる子もいますし、時間がかかる子もいます。

学校で日々ダメージを受けていると時間がかかります(一歩進んで一歩下がる)

・・・

ここが整っていないと、勉強する内容を理解することにエネルギーを注げません。

ヘソを曲げてしまったりして、普通に話を聞けません。

勉強する以前の話なんです。

逆に、ここが整うと、どんどん吸収していきます。

「なるほど~そう考えればいいんですね~」

わからないことをわからないと素直に認めて、わかったら喜ぶことができます。

普通に話を聞けたり質問ができます。

・・・

今回は「子どもは1ミリも批判されたくない」というお話でした。

思春期は自我を確立する時期ですから、人と比べたり、人からどう思われているか気になってしまうのですね。

ある程度は仕方がないので、こじらせないように接したいものです。

今日も読んでくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?