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ポークビンダルーと基本のカレーパウダー“リッチ“

飛騨スパイスカレー研究所を開所?してからそろそろ3年が経とうとしている。最近では近所のスーパーで国産豚肩ロースのブロックを見つけると
「おっ!ポークビンダルーでも作ってみようか!」という思考回路が働くようになった。最近なかなかそのスーパーでは国産豚肩ロースのブロックがなくて、見つけるとちょっと特別な気持ちになってクッキングモチベが上がる。それまでは「ハムでも作ろうかな」「低温調理してローストポークにしようか!」とかが大半だったけど、ココに来てスパイスカレーやスパイス料理系の選択肢への回路が太くなってきていて、なにかにつけて「スパイスまみれにしてやろう」という傾向が強い。

ポークビンダルーとは

ポークビンダルーは、ポルトガル人がインドの西海岸地方のゴアにもたらした料理です。ポルトガルではポークにワインビネガーやニンニク等をたっぷり漬込んでから煮込んで作りますが、ゴアでは、さらにたっぷりのスパイスやチリーを加えてアレンジされています。ゴアの宝と言っても過言ではない料理で、辛味と酸味の味わいを効かせたインドカレーです。

一般社団法人日本エスニック協会HPより引用

僕の所属する飛騨カレー部の活動でもでも2回くらい作ってきてくれたメンバーがいて、これは今度チャレンジしてみようとずっと思っていた。
というわけで遅ればせながらポークビンダルーデビューしてみました。

ポークビンダルーには基本のカレーパウダー“リッチ“が合う


基本のカレーパウダー“リッチ“

ポークビンダルーによく使われるスパイスのレシピを調べていると
【基本のカレーパウダー“リッチ“】がドンピシャリだということがわかる。
シナモンやスターアニスなどオリエンタルな香りも備えつつ、飛騨産のオーガニックトマトパウダーが多く入っているから旨味も強い。

実はこの【基本のカレーパウダー“リッチ“】のパッケージは開発されるずっと前から赤色にしようと決めていた。
それはもちろん【S&Bの赤缶】が頭にあったから。
日本でスパイスカレー好きなら「赤缶」といえばもうオートマチックに頭に浮かんでくるコレです。

S&B 赤缶

言うなれば「基本のカレーパウダー“リッチ“」は赤缶のリスペクトから生まれたと言っても過言ではありません。
なので、ほんの小さなエリアでもいいからいつの日か「飛騨スパ研の赤袋は旨い」なんて言われたら良いなぁと思っています。

ポークビンダルーの簡単レシピ

今回は思いつきで作ろうと思ったので、漬け込み時間、煮込み時間も短い簡単レシピです。

材料【3〜4人分】

-A-  ビンダルーペースト用ー
□すりおろしにんにく 15g
□おろし生姜 10g
□基本のカレーパウダー“リッチ“ 大さじ2
□粗挽きガラムマサラ 小さじ1
□お好みで唐辛子1本
□赤ワインビネガー 30g(大さじ2)
□純糖 9g(大さじ1)
□塩 5g(小さじ1)
□水 50ml

□豚肩ロースブロック 400g
□植物油(米油) 大さじ2
□玉ねぎスライス 100g
□トマトジュース 200cc

【作り方】
1.-A-を混ぜ合わせてビンダルーペーストを作る
2.  豚肩ロースブロックを食べやすい大きさ(大きめがオススメ。2‐3cm角くらい)に切り1のビンダルーペーストと混ぜ合わせて2時間ほど置いておく(本当は一晩浸けておくと更に美味しくなります)
3.鍋に米油を入れて熱し玉ねぎをキツネ色になるくらいまで炒める。
4.玉ねぎがキツネ色になったら2の豚肩ロース肉を浸け汁ごと加え、肉の表面の色が変わるまで炒める。
5.トマトジュースを加え沸騰させたら弱火で30分ほど煮込む。
※豚肉をビンダルーペーストに1晩‐丸一日くらい浸けて、豚肉がとろっと柔らかくなるまでじっくり煮込む(1時間くらい)とより美味しいです。
その場合は100mlほど水を加えて煮詰まりすぎないようにご注意ください。

酸味と豚の柔らかさでビールがススミます。
煮込む時にシナモンスティックを入れたり、唐辛子を効かせると更に美味しくなります。
「赤袋!」に入っている長尾農園さんのオーガニックトマトパウダーのチカラが効いて旨味の詰まったポークビンダルーに!
ぜひお試しくださいね。

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