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旅するBD-1、東海道五十三次をポタリング

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東海道五十三次を4泊5日で折りたたみ自転車BD-1で走破した記録を、宿場ごとに記事にしています。自転車もしくは徒歩で東海道旧道を旅したい人の参考になれば幸いです。
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#写真

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_11:三島宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_11:三島宿

DAY 2 8:05_三島宿 2018.3.24の記憶
昨日の雨が嘘のような気持ちのいい朝。すべてをリセットして、三島から二日目のスタートです。

●ウェットのダウンヒルで心が折れました

……の前に、箱根峠から三島までのダウンヒルのレポートの続きをしておきましょう。

この旅では下り坂ではなるべくペダルを漕がないことにしていたのですが、箱根からのダウンヒルでは、フロントを58T化していたとはいえ

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_12:沼津宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_12:沼津宿

DAY 2 8:34_沼津宿 2018.3.24の記憶
三島から沼津までは、気力も十分ならばすぐの距離。東海道線の三島駅から沼津駅まで、直線距離にしても5kmちょっとしかありません。

ここで注意するのは、浮世絵ポイントをうっかり通り過ぎてしまわないこと。

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_13:原宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_13:原宿

DAY 2 9:23_原宿 2018.3.24の記憶
〈西間門〉から県道163号線を選択する東海道五十三次旧道の旅。
10kmほど単調な道が続くのですが、その途中に原宿と浮世絵ポイントがあります。旧東海道にこだわらなければ、海沿いの千本街道を走ることをオススメします。

●原宿は原宿でも、こちらは閑散とした原宿です

さて、原宿は正直に言って写真映えするところがありません。

BMW i8での旅の

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_19:府中宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_19:府中宿

DAY 2 16:06_府中宿 2018.3.24の記憶
『東海道中膝栗毛』の著者である十返舎一九の故郷府中に入ると、さすがに交通量が増えてきました。

●自転車には辛い石畳の通り

〈伝馬町西〉を渡ってまっすぐに進むとすぐに〈江川町〉の五叉路に突き当たります。この交叉点を左に折れてすぐの〈呉服町〉で右折。BD-1を押しながら商店街を歩いて行くと、伊勢丹が見えてくるので左折。ここが「七間町通り」。

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_20:丸子宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_20:丸子宿

DAY 2 16:56_丸子宿 2018.3.24の記憶失意のまま安倍川を渡り、府中の浮世絵ポイントで撮影。そのままなにも食べずに丸子宿を目指します。丸子宿の浮世絵ポイントは、とろろ汁で有名な「丁子屋」です。

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_21:岡部宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_21:岡部宿

DAY 2 17:55_岡部宿 2018.3.24の記憶初日の箱根、そして二日目の薩埵峠ですっかり坂恐怖症になってしまったわたくし。宇津ノ谷峠をBMW i8で越えたとき、やっぱり坂であったことが記憶にありました(しかし、どれ位の勾配のどれほどの長さの坂だったかの記憶は曖昧なのです)。

●迫る日没、峠越えもアドレナリン全開!

クルマだとアクセルひと踏みビューン! コーナーがあれば、ヒルクライム最

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_22:藤枝宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_22:藤枝宿

DAY 2 18:33_藤枝宿 2018.3.24の記憶日が暮れる前に宇津ノ谷峠を越えることができ、気分的にも緩んでしまいました。

ナイトライドも考慮した東海道の旅でしたが、前照灯はなんとたったの50ルーメン。日常では街路灯のある道しか走ることがなかったので、50ルーメンで暗いと感じたことはなかったのです。

●気がつくと夜間走行に

当初の予定では、日本橋からスタートした初日しかナイトライドす

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_23:島田宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_23:島田宿

DAY 3 6:01_島田宿 2018.3.25の記憶アルコール(プレミアムモルツ小瓶×2本)によって、強制睡眠したはずですが、やっぱり眠りは浅かったようです。自宅ソファで迂闊にも寝てしまった時のような体の節々の痛みで、早々に目が覚めてしまいました。

遅れを取り戻すために、3日目はかなり距離を稼がないといけなくなり、日の出前からの出立。桜が開花する季節とはいえ、日の出前の時間に自転車で走るのは相

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_24:金谷宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_24:金谷宿

DAY 3 6:16_金谷宿 2018.3.25の記憶大井川を難なく渡って、東海道旧道へ戻ります。

空には雲ひとつなく、綺麗な快晴。太陽が黄金色に辺りの景色を照らし出し、もうそれだけで気分が上がります。金谷宿に入るとすぐに橋があり、そこの桜の見事なこと。まだ町は静かなので、心置きなく写真を撮って再スタートです。

●満開の桜を独り占め

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_25:日坂宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_25:日坂宿

DAY 3 8:06_日坂宿 2018.3.25の記憶道端でコンビニで購入した簡単な朝食を済ませ、意を決して小夜の中山へ向かう坂道にチャレンジ。いきなり急坂からスタート。今回の旅の同行者であるS兄ィにまたしても先に行ってもらうことに。

最初の左カーブの先に右カーブがあるのですが、あっという間にS兄ィの姿はコーナーの先へ消えてしまいました。

そしてS兄ィの姿が消えた右コーナーへ辿り着くと、道路工

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_26:掛川宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_26:掛川宿

DAY 3 9:55_掛川宿 2018.3.25の記憶「木を見て森を見ず」という諺がありますが、東海道旧道をなるべく正確にBD-1でトレースしようとそればかりに気が向いてしまうと、沿道の素晴らしいものに気がつかずに通り過ぎてしまうものです。しかも、旧道のルートがちょっとややこしいとなると、さらにその傾向は強まってしまうようです。

そして東海道旧道のたいていの区間が、いまや大通りではなく、むしろ裏

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_27:袋井宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_27:袋井宿

DAY 3 10:49_袋井宿 2018.3.25の記憶掛川宿を抜けて、袋井バイパスと東名高速をクロスして進むと、県道253号

線は田んぼのなかを突切り、のどかな風景となります。

街路樹は松の木になり、松の並木を隔てた歩道をBD-1で走ります。夏の暑い日など、松の木は旅人に陰で涼をもたらしてくれるのです。そんな江戸時代に近い感覚を楽しみながら、県道253号線を西へ。

目指す袋井は、東海道中膝

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_28:見付宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_28:見付宿

DAY 3 11:35_見付宿 2018.3.25の記憶「江戸の古道」の急坂を上りきると、しばらく日本中どこにでもありそうな普通の生活道路が続きます。見付宿場通りに出てまっすぐ進むと、右手に近代建築が目に入りました。

「旧見付学校」です。

名物などはスルーするのですが、建築に目がないため、休憩がてらふらふらと敷地内へ。1875年に竣工した旧見付学校は、現存する日本最古の木造擬洋風の小学校校舎と

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_29:浜松宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_29:浜松宿

DAY 3 14:10_浜松宿 2018.3.25の記憶東海道の「どまんなか」を過ぎて、西を目指します。

県道314号線を真っ直ぐ進むと、いつしか312号線になり、それが152号線になって浜松駅へとつながっていくのです……と、県道の名称が変わるのはどうでもよくて、向かう先に浜松アクトタワーがぽつんと見えてくるので、いよいよ浜松だという思いと、まだまだ浜松だという思いとが入り乱れるのです。

浜松

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