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レンズ沼あれこれ:MINOLTA MD 50mm F1.7

今回はMINOLTA MD 50mm F1.7です。1981年発売のニューMD単焦点レンズ。ニューMDの50mmにはF1.7のほか、F1.4、F2.0のモデルがありますが、いずれも同じ時期の発売、F1.7とF2.0モデルはレンズ構成まで同じというなんだか不思議なラインナップなのでした。

85年にはミノルタからオートフォーカス機能を搭載したαシリーズが発売されますから、マニュアルのニューMDレンズはミノルタX-700あたりと使われていたのかもしれません。

ニューMDレンズについては、すでに所有しているズーム(MD ZOOM 35-135mm)がとても使いやすくお気に入りレンズとなったため、調子に乗って再び手頃なニューMDを探していました。ということで、ズームほどではないにせよ、ヤフオクにて割にお手頃価格で落札した次第。

さすがに80年代のレンズですから、オールドレンズとは少し呼びにくい気もします。一部プラスチックが使用されており、非常に軽量なつくりです。ただ、見た目や質感はなかなかいい感じ。クラシカルなデザインのカメラとも好相性ですね。また、手許のレンズには多少チリの混入があったもののほぼ美品だったので、とてもお買い得だったかと思います。

MINOLTA MD 50mm F1.7

<note:MINOLTA MD 50mm F1.7>
  • マウント:ミノルタSRマウント

  • レンズ構成:5群6枚

  • 絞り羽根:6枚

  • 重さ(実測):165g

ミノルタMDマウント〜フジフイルムXマウント用のマウントアダプターを使用。コントラストはまずまずで、少しクラシカルな印象を持ちつつも色乗りはよさげです。なかなかシャドウの質感もいい感じ。

Fujifilm X-T1+マウントアダプター 1/500s iso200 WBカスタム
Fujifilm X-T20+マウントアダプター 1/180s iso320 WBカスタム
Fujifilm X-T20+マウントアダプター 1/1000s iso200 WBカスタム

開け気味でボケ味のチェック。フリンジの発生は見られますが、ボケ自体は悪くない感じでしょうか。とはいえ、少しうるさく感じられるケースもありそうです。丸ボケをうまく出せなくて申し訳ない。

Fujifilm X-T20+マウントアダプター 1/4000s iso200 WBカスタム
Fujifilm X-T20+マウントアダプター 1/1000s iso320 WBカスタム
Fujifilm X-T1+マウントアダプター 1/2000s iso200 WBカスタム
Fujifilm X-T1+マウントアダプター 1/1000s iso200 WBカスタム

前掲の写真は「ひろくんあいしてる」という落書き。ひろくんの彼女が書いたのか、それともひろくん自身が書いたのか笑

こちらはハイライト部が白飛びしてますが、自然のスポットライト的な構図は大好きです。モノクロで現像してみてもよさそう。

Fujifilm X-T20+マウントアダプター 1/180s iso320 WBカスタム

純粋なオールドレンズ派からすると80年代レンズはあまり有り難味がないせいか、ニューMDレンズは意外に人気薄のようです。ですが、ポテンシャルはなかなか高いのではないでしょうか。取り回しの良さも含め、安心して使えるレンズだと思いました。

ミノルタMDマウントのマウントアダプターはフジフイルムXマウント用しか持っていませんが、他マウント用も買っちゃうかも。

なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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