Takumar 135mm F3.5とPENTAX K-S1
今回は、プリセット絞りの1950年代レンズ旭光学Takumar 135mm F3.5をPENTAX K-S1(2014年発売)で使っていこう、という思いつきチャレンジです。
黒死病〜ご存じの方は“ああ、アレね…”となるかもしれません。2010年代発売のペンタックスK-30、K-50、K-70、K-S1などでは自動露出制御の不具合、いわゆる“黒死病”と呼ばれる症状が発生します。露出をコントロールする部品が磁気を帯びることによって起きる、構造上の欠陥だと言われており、避けられない病気。私が数年前に中古で入手したK-S1もそれでした。
大枚をはたいて修理するのもどうかと思うが、安かったとはいえ縁あって私の手許に来たK-S1。使わないで遊ばせているのも気分が悪い。久〜しぶりにボックスの底から引っ張り出しました。レンズはいっそのことプリセット絞りなら文句はなかろうということで、Takumar 135mm F3.5を選択。スーパーでもSMCでもない古いタクマーさんです。
Kマウントとは口径が違うので、根本の接点部分が露出しちゃうのは少し気になりますが、上から見れば全体としてのビジュアルは悪くない。発売当初は斬新で個性的なデザインと言われたK-S1。オールドレンズとセットだと、ミスマッチ感込みでデザイン性はなかなかかと。
独特の空気感というか、抜け感が感じられる気がします。絞り環が先っぽにあるので、ピントと間違えて回しちゃうことも多々…笑
夕刻スナップだとどうしても逆光がフレアっぽくなりますが、これはこれでエモいと感じてもらえれば幸いです笑
海面のゆらゆらにフォーカス。印象派的に見える?
ソリッドモノカラーってどんなシチュエーションで使うんでしょう。よくわからないので、とりあえずサルスベリの花。
筋状に見える前ボケがヤカンから出ている湯気のような笑 それくらい暑かったのでした。
ハードモノクロームで。ちょっとやり過ぎ感がなくはないです。これを使うのなら、レンズはなんでもいいじゃんって感じでしょうか。
本来は、だいぶ以前に買ったペンタックスのDAレンズを復活させられればと思って入手したKS-1。露出をコントロールできなさすぎて、ついついしまいっぱなしになっていました。まあ理由はどうあれ、変わったことがやりたい気分になれば、全然使えるよねと確認できたのが収穫です。
まだまだ試行錯誤の余地はありまくりなんですけどねぇ。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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