![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122008281/rectangle_large_type_2_78e5945625163aabf4ba526645cea3e1.jpeg?width=1200)
【今治】まちと暮らしのいまはる会議
はじめに
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
ひーちゃんとおししょーです。
都会から愛媛県今治に移住したアラフォー夫婦です。
今回は、田舎に引っ越して初めてイベントに参加したお話です。
イベント概要
![](https://assets.st-note.com/img/1700272701185-lhi8HMluXd.jpg?width=1200)
イベントのタイトルは
「まちと暮らしのいまはる会議」
今回は7回目ということでした。
どうやら毎月やっているらしい・・・。
こういう良いイベントがあっても、知るツールがないのが田舎の難点かな・・・
イベント概要はこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1700266606655-Pa1jlnAzjp.jpg?width=1200)
参加してみた印象は
「今治で何かをやっている人」
が登壇されている印象でした。
こうやって地域の方に登壇してもらい、
色んな生き方をシェアするのは素敵だなと思いました。そして無料のイベント!!!ありがたい。
田舎ならではだなぁと思ったこと
「会場がわからない!!!」
こちらのイベントは、毎回会場が変わるようで、
今回は登壇された「森のともだち農園」が会場となっていました。
今回の会場は「玉川」という3000人ほどの方が住まわれている今治の里山エリア。
こんなところでイベントが!というのも面白くて参加を決めました。
Peatix(チケット購入サイト)から地図に飛べるので、Google MAPを頼りに車を走らせます。
夜で山道なので運転が怖い・・・。
でも、なんとか時間ギリギリに着くものの、
会場が・・・・見当たらない!!!
ナビが示している方向は、
私の軽自動車でも1台が通れるか通れないかの狭い。しかも、街灯がないので、車のライトを消したら真っ暗。
野生の勘で
「これは車を降りて駐車場を確認していこう」
と思い、路肩に車を止めて歩いて坂の上に上がる。
そうすると、白い車に乗ったおばちゃんが
「森のともだち農園ってどこですか??」
と声をかけてきました。
なんと、民家の駐車場に入り込んでいるではないですか!!!
でも、わかるよー!
だってそこしか車入れるところないもん。。
その民家のおじさんが出てきてこんな会話に。
おじ「ここは違うよ!!下に降りないと!バックで切り返せる?」と。
おば「無理ですっ~!!!!」
私は都会生活が長く、
その昔に乗ってた車がハイラックスサーフというでかい車だったので、狭い路地に入る時は、視野が開けているときか、知っている道の時か、
とにかく危険なところには行かないスタンス。
でもおばちゃんはどう見ても田舎の方なので、
楽にさほど狭い道もなければ、駐車場も基本的に広いからつっこんでいってしまったのでしょう・・・。
おばちゃんを誘導するには、
自分が場所を確認しなければならない!
そう思って、おじさんに教えてもらった
一つ先の本来の建物に伺いました。
すると、人の良さそうなおじいちゃんが出てきました。
「イベントここですか?」
「いやー違うのよ。場所教えてあげるからついてきなさい」
もうパジャマ着てたのにわざわざ車を出してくれて、先導してくれるとのこと。
坂道を下ると、また別の車に乗ったおじさんに声をかけられる。
「森のともだち農園て・・・」
ここにも難民!!!
「こちらの方に先導してもらうので、私の車の後ろについてきてください」
おじいちゃんが坂の上から降りてきて
先導してくれました。
なんと、こっちサイドではなく、道を挟んで向かいの坂下に降りていきました。
「地図、間違っとるやないかいっ!!!」
でも、そのおじいちゃんの案内で無事に着くことができました。
「ここに停めれば大丈夫だから~」と窓を開けて挨拶してくれました。
温かいお家でくつろいでいただろうに・・・
わざわざ車出してもらって感謝しかありません。
田舎やなぁ~
と思った出来事でした。
面白い体験だったな~
イベント運営に関しての不満・・・というか自分の価値観を呪いたい
総合すると
楽しかったし勉強になりました!
ただ、運営には問題があるかなと思いました。
でもこれは、私が東京に長く住んでいたから感じたのであり、
そんなことは田舎では誰も求めていないので、
私の価値観の問題だと思っています。
ちなみに迷ってしまった会場は、
森のともだち農園さんのキャンプ場だったようで、そりゃ地図も間違っているよな・・・と。
公民館のような温かい光のもれている会場に入ると、受付などは・・・
ない!
座布団が雑多に置かれていてどこに座るのかな?と思い他の参加者であろう方に聞くも、「適当にどうぞ」と。
この日は、愛媛名物のいもたき&お野菜のセットを申し込んでいたのですが、どこでお金を払えばいいのかもわからないし、不安な気持ちになりました。
で、時間は過ぎているのですが、
まだ人の集まりが悪く、ゆるゆる始まりそうな空気。
これもすごーく気になっちゃって、
自分の価値観って嫌だな・・・と思いました。
都会って忙しいので、
遅れる=時間を奪うという感覚の人が多い。
だから、遅れるなら「〇〇分遅れます」と言うし、駐車場の整理で担当者が出払っているなら、
プロジェクターに「〇時〇分開始予定」と書いておけばいいじゃないと思ってしまう。
こんなにきっちりしてるから、
都会って生きづらいんだろうな・・・
このゆるさが田舎は良いのだと思う。
ちなみに、ご飯を食べながら人の話を聞くのが趣旨らしく、今回はいもたきを頂きました。
甘い味付けでおいしかった!
![](https://assets.st-note.com/img/1700273421496-Lrfj5ESBvO.jpg?width=1200)
イベントの内容
まずは会場主である森さんから。
1.森のともだち農園 森さん
主にブルーベリーとマコモタケを作られています。
それだけではなくて、
色んな体験教室やキャンプ場も運営されているそうです。ブルーベリー狩、ジャム作り、染め物体験、マコモタケ収穫などなど…
森さんのお話で勉強になったのは、今治は学校給食に力をいれているとのこと。マコモタケは給食によく出されていて、大人よりもこどもの方が知っているそうです。
素晴らしいなと思ったのが、今治は食育にも力をいれているということ。
マコモタケを給食で出すだけではなく、授業で「これがマコモタケだよ」と料理前のものをちゃんと見せて知識を伝えているそうです。
これって地産地消にもなるし、将来的にちゃんと食に興味を持てる大人になる教育だなと思いました。
森さんは玉川という人口3000人くらいの場所に住まわれていて、バスがなくなりスーパーもないこの環境で、どのように人がつながり生きていくか?を考えられていました。
最後に言っていた言葉が印象的で
「勉強して出ていく街から勉強して帰ってくる街へ」
森さん自身、東京に6年住んでからご実家に戻られたそうで、東京の法政大学に行くと言ったら、
となりのおばちゃんは「縫製大学?」と言うくらいの田舎だと言っていましたw
田舎に住んでみて思うのは、
東京の人も、一度田舎に行った方がいいし、
都会の人も、一度田舎に住んでみた方がいいと思う。
まさにそれを体験し、Uターンされた森さんは
玉川エリアの財産だなと思いました。
2.山媛ファーム 髙橋さん
https://www.instagram.com/yamahime.farm/
ホームページがなくてインスタだけだった。
髙橋さんは山形の天童市の出身。
もともと祖父母が果樹園をされていたので、
農業に興味があり、農業大学に入学。
その後、一度就職してから、
色んな農業をしたいと思い、
沖縄で葉タバコの生産→愛媛で柑橘栽培→現在
に至ったそうです。
一度農業以外の時間を持つって、
とても大切なのでしょうね。
髙橋さんは農業でもつらくないビジネスモデルを模索されているなと思いました。休みない、儲からない、肉体しんどいだと、確かに農業をやる人は減ってしまい、食料自給率もさがってしまうもんな~
髙橋さんは収益を出す野菜と、
少量で高単価で売る野菜をわけていて、
こういうモデルもあるのだな~と勉強になりました。
髙橋さんのお話を聞いて思ったのが、
「好きな生産者っているなぁ」ということ。
東京にいた時は、
産地も生産者さんもわかりましたが、
それを比較する量は売り場にはなかったため、
〇〇さんのレタスがおいしい!という楽しみはありませんでした。
でも今ってそれがあるんです。
夏にはフク子さんのブルーベリーを食べ、
秋冬には井出さんのゆずを買う。
こんな買い方は東京ではできませんでした^^;
髙橋さんは高単価の野菜に関しては、無農薬有機栽培で、肥料など使われていないそうです。
なので、野菜は安く作れるけど、それがブランドとなり高単価で売れるとのこと。山媛ファームというロゴも作り、シールを貼って産直で販売されています。
たしかに、以前農家さんでアルバイトしたときに、ブランド化すれば高く売れると言っていたので、まさに王道というか、そういう道を模索されているのだなと思いました。
また、農福といって、障がい者の方の雇用も積極的にされているようで、こうして自分ができること×地域課題を掛け合わせてお仕事されている姿勢が素晴らしいなと思いました。
3.地域おこし協力隊 鈴木さん
https://www.instagram.com/namikata.okoshi/
地域おこし協力隊として今治にやってきた鈴木さん。今回の登壇者で唯一の女性でした。
東京の巣鴨の出身で祖父母が今治出身ということで、ゆかりはあり、移住されたそうです。
東京にいた時からシェアハウスをされていたり、
色々なイベントを開催されていたり。
印象としては居場所クリエイターという感じ。
今治の波方というところで喫茶店を2024年1月にオープンされるとのこと。
平日働きながら週末喫茶店やるってすごいなぁ。
私はカフェを経営していてそれがお世辞にも楽とは言えなかったので、
そのバイタリティはすごいなぁと思いました。
シェアハウスやるとかも、すごい。
短い時間だったとしても団体行動が無理なので、
そういう面倒なことにも向き合えるのは尊敬です。
やりたいことはたくさんあるけれど、
まだ形にできてないし、時間もかかるそうで構想を話されていましたが、まだまだ若いし、実現の可能性は十分にあるなぁと思いました。
頑張って欲しいです!
参加した感想
楽しかったし、良い刺激を受けました!
東京でいる時は、「何者かであること」を自分に課していました。
だから、イベント最後の自己紹介で、
「皆さんのように何者かではない」と言いました。
それは事実だし、東京の時のように頑張るつもりもない。無理した結果、病気が悪化しました。
だから、今自分がやりたいことを自然にやってなにか生まれたら、それで良いかなって、今は思っています。
でも、やりたいことはいくつかあって、、、
そのヒントを頂いたので、
やはりこのような場所に足を運び、
他の人の生き方を聞くと言うのは大切だなと思いました。
次回も予定が合えば参加したいと思います^^
今治にお住まいの方はぜひ!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?