植物は完全で優しい工場
光合成というシステム
植物の葉は,光合成というシステムを備えた完全な“食物生産工場”です。植物の根は水が吸い上げて葉に送ります。葉の裏にある幾千もの微小な弁(気孔と呼ばれ、唇のような形をしています)が開閉して,二酸化炭素を採り入れます。光がエネルギーとなり,水と二酸化炭素が結合して炭水化物ができます。植物は,こうして造ったその食物で自らを養うことができます。動物や人間はその植物を食べて生きています。ですから、肉や乳製品しか食べないとしても、その元になっているのは、光合成をしてエネルギー源を作っている植物なのです。
完全なだけでなく、優しい
この「工場」は,人間の作った工場とはちがい騒音を全く出しません。有害な煙や物質も出しません。それどころか、美しくて,わたしたちを楽しませてくれます。その工場は色とりどりの花やわたしたちの舌やお腹を喜ばせる実もつけます。すべての植物が花や実を付けるわけではありませんが、光合成の結果、必ず酸素を放出します。この酸素の生産がないとわたしたちや動物たちは呼吸することができません。光合成に必要のない緑色光は反射されて葉には吸収されませんが、わたしたちの目や心を和ませてくれます。このように考えると、この「工場」は完全というだけでなく、優しい「工場」ですね。だって、わたしたちが生きていくのに絶対に必要なものを作っているだけでなく、心を満たしてくれるのですから。
創造者を賛美しよう
このようなシステムを作られた設計者である神を賛美したいと思われませんか。信じていることはちがっていても、多くの人はそのような感謝の心を持っています。しかも、その優しいシステムから設計者の知恵、力、愛を感じます。
聖書の詩編にはこう歌われています。
光合成以外にも、エホバの知恵と愛を反映する自然のシステムがたくさんあります。例えば、水の循環や私たちの五感などはいかがでしょうか。そのような当たり前だと思っていることにも、エホバの知恵や愛が注がれているのです。
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