朝型に憧れる。

朝に弱い。

朝清々しい気持ちで目覚め、テキパキとやりたいことをこなす充実した時間に憧れ、休みの日でも目覚まし時計を早めにセットするのだが…憧れの時間はとうに過ぎている。もしくは目覚ましを止めて二度寝している。

朝の私は夜の私に比べると意志が弱い。

小さい頃学校のない日曜日は両親よりも早く目覚め、朝放送されるアニメを見ていた。平日夜に放送されていた人気アニメは両親に「この時間はニュースだ」と見せてもらえなかったが、両親が寝ていればこっちのもんだ。怒られる訳でもなく、チャンネル争いする訳でもなく見れる朝のアニメ。それが楽しみだったのだろう、日曜日の朝は自然と目覚めていた。

学校がある日はこれまた逆である。中々起きれないし、起きても億劫な気持ちで、水曜日の朝にもなれば「まだ水曜日だ、日曜日までまだあと木曜金曜土曜を学校へ行って過ごさねばならない」などと絶望感に苛まれていた。子どもの頃1日を長く感じていた。朝から清々しく起きれた日が子供の頃あったのだろうか。遠足や修学旅行くらい、、それも行き先によっては億劫だったした気もする。

大人になった今、時間の使い方は子供の頃に比べて自由に使える事が増えたはずなのに、朝はあいも変わらず弱いのだ。ある程度の時間寝ているのに不思議で仕方がない。年寄りは朝が早いと言うが、年寄りと呼ばれる年齢になっても早起き出来る自信はない。年取るだけで、皆早起き出来る体になる事はないのだから、そんな扱いで見られちゃ堪らない。

それでも朝早く起きることへの憧れは俄然強い。早く起きれたら自己肯定感も上がるだろう。早く打ち終えて明日こそは早く起きよう。頑張るのだ自分。


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