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感染備え遊具使用禁止 セイホクパーク など8カ所 あすから5月10日まで

 石巻市は21日、新型コロナウイルスの対策本部会議で、感染拡大を防止する観点からセイホクパーク石巻(市総合運動公園)=南境=のこども広場など、比較的大きな8カ所の公園にあるすべての遊具を使用禁止することを決めた。期間は22日から黄金週間をはさんだ5月10日まで。県や仙台市も遊具使用を制限しており、市も足並みをそろえた。【熊谷利勝】

 遊具の使用を禁止するのはセイホクパークのほか、追波川河川運動公園、中瀬公園、河南中央公園、北上公園、日和山公園、押切沼公園、あゆみ野近隣公園。22日以降、全遊具をテープやロープで囲って使用禁止を掲示する。

 これらは、遠方から不特定多数が訪れる規模の公園。市は5月10日まで公共施設を原則休館としているが、これまで遊具の利用は可能で、とくにセイホクパークのこども広場は今月だけで2千人余りが利用している。市は政府が緊急事態宣言を全国に拡大し、県が県民に不要不急の外出自粛を要請していることを踏まえ、遊具に子どもたちが密集する状況を避けた。

 なお、外出自粛下での健康維持のため、散歩やランニングでの公園利用はこれまで通り可能。身近にある規模の小さな街区公園などは、密集しないことや手洗いなどの感染対策を前提とし、遊具の使用を制限しない。

矢本海浜緑地も休止

 県は20日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止で、矢本海浜緑地=東松島市=など5カ所の県立都市公園の遊具の利用休止を決めた。期間は同日から当面の間としている。
 ほかは加瀬沼公園、岩沼海浜緑地、仙台港多賀城地区緩衝緑地、県総合運動公園。矢本海浜緑地は遊具、バーベキュー施設も使えない。


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