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コロナ禍の新しい結婚式 ソーワダイレクト 新ブランド「Rona」 屋外やオンラインも提案

 石巻グランドホテルやアンジュガーデン迎賓館を運営する㈱ソーワダイレクト(後藤宗徳代表)は2日、結婚式の新プロデュースブランド「Rona(ロナ)ウエディングミヤギ」を設立した。人口減少や新型コロナウイルスの影響で変化する結婚式需要に対応。大人数での従来型挙式から式場の枠に捕らわれない少人数制、屋外挙式、写真プランなどを提供し、カップルの希望に寄り添っていく。【横井康彦】


カップル寄り添う企画

 ブランド名のロナは「叶(かな)える」の漢字を分解したカタカナと、ヘブライ語で「私の幸せ」の意味を合わせたもの。「2人の想いや願いを形づくり、理想を叶える」との思いを込め、新しい結婚式の形を幅広く提案していく。主な取り組みでは挙式や披露宴、少人数のお披露目パーティー、写真のみのフォトウエディングなどそれぞれの希望に沿って専属プランナーがサポートする。

 コロナ禍で結婚式の中止や延期、規模縮小などを決断したカップルは少なくない。一方で「大切な家族や友人へのお披露目の場、感謝を伝える機会を設けたい」との想いも根強く、判断がとても難しくなっている。

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屋外での挙式などニーズに対応する

 新ブランドはいずれも感染防止に徹しながら、従来の結婚式場のほか、家族挙式、パーティー、屋外開催などを提案。密集など3密を回避するため、挙式の様子をオンラインで映像配信するプランも設けた。

 式を行わず結婚の記録を収めるフォトウエディングでは、2人の希望の地をロケ地に選べる。塩竃神社=塩釜市=やいしのまき元気いちば、宮城の明治村「教育資料館」=登米市=など地域内外の撮影も相談に応じる。

 石巻市開成のアンジュガーデン迎賓館であった設立発表会には、協力企業関係者らが出席。コンセプトムービー上映後、屋外で少人数でのガーデンウエディングを想定した模擬挙式も披露された。3密回避で人数が多い場合、他の出席者は会場内のスクリーンで中継を見るというスタイルも紹介された。

 ロナウエディングの後藤峻マネジャーは「人口減少下で結婚式を取り巻く形が変化し、対応を検討していた中での新型コロナ拡大だった。アンジュガーデンやグランドホテルの利用にこだわらず、時に地域に飛び出し、カップルの希望に沿う形でプランを提供したい」と語っていた。


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