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ウェルネス公式戦初白星 秋季高校野球が開幕 コールドで歴史的1勝

 63チームがトーナメントで争う「第73回秋季東北地区高校野球宮城大会」が29日、開幕した。石巻地方からは8校7チームが出場。石巻市民球場では日本ウェルネス宮城=東松島市=が名取北と対戦。本年度開校したばかりのウェルネスは、投打で圧倒し、8―1の七回コールドで公式戦初勝利を収めた。【山口紘史】

ウェルネス

七回に連続安打などで3点を奪い試合を決めた

 大会は1、2年生の新人戦。今年は新型コロナウイルスの影響で例年の地区予選は行わず、夏の代替大会と同じく県全体のトーナメントとした。石巻地方からは石巻、石巻好文館、石巻工業、石巻商業、石巻西、ウェルネスが単独。宮城水産と石巻北が本吉響と連合で出場する。

 ウェルネスが石巻地方の先陣を切り、名取北と対戦。二回、2死二、三塁から8番安孫子が適時打を放ち2点を先制。その後も追加点を奪い、七回には主軸の菅井、高橋、萱場らの連続安打で畳み掛けた。主戦の早坂海思投手は打たせて取る安定した投球で、被安打2、自責1で完投した。

note用ウエルネス

7回1失点と好投を見せた早坂投手

 早坂投手は「窮地でギアを上げる投球を心掛けた。公式戦初勝利は自信につながる」と話し、金子隆監督は「歴史に残る1勝。まずはほっとした。次戦も勝利を目指すのみ」と見据えていた。ウェルネスの次戦は9月19日午後0時半、同球場で大崎中央と多賀城の勝者と戦う。

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 30日は午前9時から南三陸町の平成の森しおかぜ球場で好文館が利府と、午後0時半から同球場で石巻西が泉松陵と、同時刻に鹿島台中央野球場で石巻が仙台工業と対戦。感染防止で3回戦までは原則無観客。準々決勝以降は一般も有料入場できる。決勝戦は9月27日、楽天生命パーク宮城で行う。


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