日本製紙3年ぶり全国へ 第91回 都市対抗 東北2次予選 JR東日本東北に逆転勝利
第91回都市対抗野球第2次予選東北大会は13―14日、福島県営あづま球場で敗者復活トーナメント準決勝と第2代表決定戦がそれぞれ行われた。石巻市の日本製紙石巻(宮城県第3代表)は、13日の準決勝で七十七銀行(同第2代表)を延長タイブレークの末に4―3で下し、続く14日の決定戦はJR東日本東北(同第1代表)に5―2で逆転勝利。3年ぶりの本大会出場を決めた。【山口紘史】
13日の準決勝、日本製紙が対戦した七十七銀行は、昨夏の同大会第3代表決定戦と同秋の日本選手権予選決勝で敗れた因縁の相手。試合は両者譲らず、3―3のまま延長タイブレークに突入する接戦。日本製紙は先発齊藤が粘投し、2番手の宮内は無失点の好投で流れを作った。
後攻の日本製紙は十三回裏、1死満塁で4番長谷川が相手の暴投を誘いサヨナラ勝ち。第2代表決定戦に進んだ。
先発した塚本
14日のJR東日本東北戦では、日本製紙は三回に2点を先制されたが、その裏に2死二塁の好機で3番浅沼が左翼適時打を放ち、1点を返し、1―2とした。
三回に浅沼の適時打で水野が生還し、1点差とした
中盤の六回裏、日本製紙は1死一、二塁から6番中嶋の中前打で同点とし、7番小野の右適時打で逆転。この回一挙4点を加えて主導権を奪った。
投手陣は、先発塚本、中継ぎ齊藤とつなぎ、最後は好調の宮内がしっかりと抑え、5―2で勝利。3年ぶりの本大会出場権を獲得した。
逆転となる3点目のホームを踏み、ガッツポーズを決める篠川
日本製紙は東北地区の第2代表として、第1代表のTDK(秋田県にかほ市)とともに11月22日から東京ドームで開かれる全国大会に出場する。
現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。