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医師の長氏が立候補表明 石巻市長選 日本一の在宅医療目指す

 石巻市と市立病院の元職員で、震災後の医療復興や地域包括ケアシステムの構築に貢献してきた医師の長純一氏(54)が18日、任期満了に伴う石巻市長選(4月18日告示、25日投開票)に無所属で立候補することを表明した。立候補表明は4人目で、1カ月後の選挙戦を争う顔ぶれがほぼ固まった。【熊谷利勝】

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石巻市役所で会見する長純一氏

 長氏は会見で「かけがえのない命を守り、育み、未来につなぐ、輝く石巻を目指す」と表明。臨床医と医療政策を担った経験から「市立病院改革と地域包括ケアにより日本一の新型コロナ対策、在宅医療を構築する」として、コロナ対策で市長給与の20%返上を約束。小児科の開設や女川原発の再稼働への慎重な姿勢、解体される復元船サン・ファン・バウティスタ号を保存に向ける考えも示した。

 東京都出身の長氏は信州大学医学部卒業後、長野県の病院に長く勤務。被災地での医療従事を望み、平成24年4月に市立病院開成仮診療所長として採用された。市立病院在宅医療センター長と市の包括ケアセンター長、雄勝診療所長を務めていたが、2月末で退職。医療、介護職などの有志から立候補の要請を受けていた。

 市長選には市議の阿部和芳氏(61)、元衆院議員の勝沼栄明氏(46)、県議会副議長の齋藤正美氏(66)が立候補を表明している。


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