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民家に巨大キノコ出現 石巻市大瓜・高橋さん方 正体はサケツバタケ

 石巻市大瓜で巨大なキノコが見つかり、話題となっている。傘の直径は20センチ、柄を含めた高さも20センチあり、手にするとずっしり重さが伝わる。発見したのは同市大瓜瀬戸山の高橋正由さん(74)。16日に自宅裏庭の花壇わきの雑草置き場で見たことのないキノコが生えていた。

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枯れた雑草の中から現れたキノコ

 シイタケのような見た目だが、傘裏側のヒダ部分は紫がかった灰色。友人の津田雄孝さん(83)とともに図鑑などで調べたが種類が分からず、地域の人に見せても不思議がられるばかり。

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一見、食べることができなそうだが食用だという

 高橋さん、津田さんは「初めて見るキノコで、食べられるのかどうかも分からない」と首をかしげる。石巻日日新聞社は、キノコの生態に詳しい仙台キノコ同好会(木村栄一会長)会員の須川敏幸さんに写真を送り、問い合わせたところ「生育環境や特徴からサケツバタケで間違いない。ここまで大きいのは珍しい」との回答を得た。

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柄の部分が大根のような太さを持つ巨大キノコ

 サケツバタケは初夏のころに腐葉土などに発生するキノコで、ヒダが紫色になり、膜質のツバがあることが見分けるポイントになるという。食用キノコの一種であり、福島県の一部では震災前に栽培もされていたらしい。

 2人にこのことを伝えると「ようやく正体が分かり、スッキリした」と話していた。【渡邊裕紀】


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