見出し画像

「市民と共に課題突破」 齋藤氏が事務所開き 経済立て直しへ支援強化

 任期満了に伴う石巻市長選(4月18日告示・25日投開票)に立候補を予定している元県議の齋藤正美氏(66)は24日、大街道西に開設した後援会事務所の開所式に臨んだ。齋藤氏は「課題を一つ一つ解決するため市民と共に突破。これを共に成し遂げたい」と声を大にした。【熊谷利勝】

 蛇田出身の齋藤氏は29歳で石巻市議に初当選し、1期目途中で県議に転身。国政挑戦を経て平成23年11月の選挙で県議に復帰した。7期目の今期は副議長にあったが、市民有志の団体から要請を受けて市長選出馬を決め、今月19日に県議会で辞職が認められた。

齋藤正美事務所開き (12)

市民とともに課題解決していく決意を述べた

 政党公認を受けないが、自民、立憲民主党双方の推薦を得る見通し。井上誼一後援会長が「住みよい石巻を作るため、力を結集してほしい」と述べ、両党所属の県議も推した。

 多くの応援を受けて齋藤氏は「愛する古里のため全身全霊で頑張り、政治経験を生かして全ての市民が住んでよかったと思う石巻を目指す」と決意。「コロナ禍で疲弊する経済の立て直しへ支援強化を図りたい。安心安全な石巻へ原発の避難計画を皆が納得できるようにする」と約束した。

 後援会事務所は大街道西1-7-54(0225-98-7162)。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇


齋藤氏を県連推薦へ
立憲民主・安住衆院議員

 安住淳衆院議員(59)は23日、石巻市長選に無所属新人で立候補を予定する齋藤正美氏(66)を立憲民主党宮城5区総支部長として推薦する考えを示した。市長選対応は5区総支部に一任されており、自民党籍を離れるのを条件に、党本部でなく県連として推薦を決定する見通し。【熊谷利勝】

 安住氏は東京都内からオンラインで記者会見。現職が立候補しない市長選に党独自の候補を検討したが、実現せず、表明した4新人と面談したことを明かした。安住氏は齋藤氏と衆院選宮城5区で3度争ったが、「地元出身であること。震災からの経緯経過を熟知している」と推薦を決めた理由を述べた。

 ただし、連合宮城石巻地協と足並みをそろえる安住氏は、新型コロナ対策のほか原発再稼働を巡る諸課題を市政運営の最重点とすることを推薦の条件に提示。これらに加え、特定の政党に属さない市民党的立場で市政に取り組むなど、4項目の政策協定をすでに齋藤氏と交わしたという。


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。