見出し画像

気軽に味わうまちの洋食屋さん|まちかど☆食堂 たかの(石巻市中央)

 「まちかど☆食堂 たかの」は石巻市橋通りのホシノボックスピア内にある。元々、半世紀に渡って市民に愛された「レストラン茅(かや)」が営業していた場所。亡くなった茅の笠原順さんと生前に交流があり、遺志を受け継いだ高野亮さんが〝まちの洋食屋さん〟として切り盛りしている。

定食メニューが豊富

 高野さんは元フードコンサルタント。全国を飛び回っている中、店を開くことを打診された。誰でも気軽に洋食を楽しんでもらおうと、名前にもあえて「食堂」を入れた。

ホシノボックスピアに洋食店が帰ってきた

 メインは定食メニューで、チキンカツ定食(800円)やとんかつ定食(1千円)、エビフライ定食(1200円)など、リーズナブルで種類も豊富。ハンバーグ定食(900―1100円)もあり、和風やデミグラスなど4種類から選べる。通常よりも牛肉の比率が高いため、食べ応えも十分だ。

「レストラン茅」時代の面影を残す温かみのある店内

 ほかにはナポリタン(サラダ付き、800円)や仙台牛サーロインステーキ(2千円)なども。過去にラーメンスープ開発に携わっていた経緯から、スープにこだわった鳥中華そば(1日限定10食、750円)、海外の食べ歩きで記憶に残ったシンガポールチキンライス(850円)と何を注文しようか迷いそうな品ぞろえだ。テークアウトもできる。

たっぷりの肉汁を閉じ込めたハンバーグ定食。ご飯がよく進む

 高野さんは「地域にお世話になった人間なので、その分を恩返ししたいと思った。笠原さんの遺志とともに、肩ひじを張らずに好きな料理を楽しめる、多くの人に愛される店にしていきたい」と思いをにじませた。

お店情報

まちかど☆食堂 たかの
▽住所=石巻市中央二丁目8―2
▽営業時間=10~17時(17時以降は要予約)
▽定休日=火曜日
▽電話=080―6213―3462


最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。