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真っ赤な春の香り 東松島・イグナルファーム 2月からイチゴ狩りも

 農業法人(株)イグナルファーム(佐藤雄則社長)が東松島市大曲に整備する農業用ハウスでは、春の需要期に向けてイチゴの出荷が始まっている。2月からは恒例のイチゴ狩りも始まるため、その準備も進めている。【渡邊裕紀】

 同社では約1.4ヘクタールの敷地にイチゴ栽培用のハウスを整備し、「とちおとめ」、「にこにこベリー」、「よつぼし」、「もういっこ」の4品種を栽培。生産量は毎年約80トンで、ジャムやアイスなどイチゴを使った商品開発にも力を注ぐ。

note用イグナルファームで準備着々 旬のイチゴ (17)

 ヤシ殻を培地にした養液栽培と、水やりや温度などハウス内の環境を自動で制御するシステムで省力化、電力消費の低減などを実現。生育に適した環境を維持できるため、品質が良く収量も安定しているという。収穫されたイチゴは主に仙台圏を中心に出荷され、高い評価を得ている。

note用イグナルファームで準備着々 旬のイチゴ (18)

 イチゴはケーキの販売が増えるクリスマス時期に需要が多く、年末は出荷のヤマ場。その後は旬となる春を迎え、同社は毎年2月1日から6月上旬まで、30分食べ放題のイチゴ狩りを行っている。2月中は10歳以上2千円、4歳以上1千円、3歳以下無料で時期に応じて料金も変わる。

note用イグナルファームで準備着々 旬のイチゴ (19)

 同社でイチゴ園を担当する伊藤渓士リーダーは「今年も安定した環境下で品質の高いイチゴを届けられる。天候に左右されない、ハウスでのイチゴ狩りを多くの人に楽しんでほしい」と話していた。


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