見出し画像

ヨーカドー石巻から撤退へ

あけぼの店 来年2月ごろ閉店  「ベニマル」に事業承継

 セブン&アイ・ホールディングス傘下の㈱イトーヨーカ堂=東京都千代田区=は9日、総合スーパーの「イトーヨーカドー石巻あけぼの店」について、同じグループでスーパーを展開するヨークベニマルに事業承継することを発表した。同店は来年2月ごろ閉店し、その後、ヨークベニマルになる見通し。

「イトーヨーカドー」の表記が無くなる石巻あけぼの店

 閉店は首都圏への集約などを進めることとしたヨーカ堂の事業構造改革の一環。北海道・東北地方などからの撤退を決め、グループ内外と事業承継を協議してきた。県内唯一の店舗であるあけぼの店は、閉店後の来年3月ごろ、運営子会社である㈱サンエーの株式をヨークベニマルに譲渡することで合意したという。雇用はできる限り継続してもらうことにしている。

 あけぼの店は市内2店舗目のヨーカドーとして、平成8年6月にオープン。現在まで続く蛇田地区郊外への商業集積の先駆けとなった。一方で、石巻中里店は平成22年1月に閉店しており、市内に昭和57年からあったヨーカドーの看板が消えることになる。
【熊谷利勝】


最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。