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ゆらゆらと南国気分で 初のアロハフェス石巻 ダンサー160人優美に

 「アロハフェスインイシノマキ」(同実行委員会主催)が19日、マルホンまきあーとテラスで開かれた。総勢約160人のダンサーが出演し、会場は南国ムード一色。ゆったりとした曲に合わせ、情感あふれる優美なダンスを披露した。

 フラダンスは年齢を問わず始められるとあり、国内のフラ人口はハワイ州の人口(約145万人)をしのぐ約200万人という。心身の癒やしやリラックス、体の引き締め、脳の活性化などさまざまな効果があり、年齢的な偏りもなく人気を集めている。

最後は出演者全員でダンスを披露

 一方、石巻市では行事やイベントの中でフラダンスを紹介する場面はあっても、単体のフェスなどはなく、今回、指導者らが実行委を設け、県内各教室の垣根を越えて参加。石巻市3、仙台市2、登米市1の計6教室からダンサー約160人が出演した。

 ステージでは各教室で学ぶ愛好者が白やピンク、緑など色鮮やかで涼しげな衣装を身に着けて登場。ハワイアンミュージックが流れると、波に揺れるようなリズムで美しいダンスを披露し、会場に笑顔を届けた。

客席も巻き込み一体感を作り上げた

 合間に来場者への無料レッスンもあり、波やヤシの木、月などを手で表現するハンドモーションを学んだ。最後は定番曲である「月の夜は」に合わせ、来場者とダンサーが一緒に踊り、一体感を深めていた。

 フェスは石巻市の交付金を使って初めて開かれ、来場300人にはジュートバッグがプレゼントされ、フラ雑貨など南国を感じる9店舗が並び、関心を集めていた。同市向陽町の女性(52)は「知人が出演するので見に来た。楽しく踊る姿を見て私もチャレンジしたくなった」と話していた。

 実行委の雁部かなえ委員長(ヘ アーパナ オ カイオロヒア代表)は「フラ尽くしの初イベント。皆でやれたらいいねが形にできてうれしい。石巻のフラ人口は約100人であり、もっと文化を広げていきたい」と手ごたえを感じていた。【外処健一】





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