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交流試合と観光楽しみ 石日旗Vの石小レッド 厚木遠征に出発

 「第63回石日旗争奪少年野球大会」(石巻日日新聞社主催)を制した石巻小レッドベンチャーズは14日、優勝の副賞である神奈川県厚木市への遠征交流に出発した。初日は同市の山口貴裕市長を訪ねたほか、少年野球協会の歓迎を受けた。遠征は16日まで。交流試合を通じて両市の絆を深めていく。

 遠征交流は厚木市野球協会学童部(高橋豊会長・会田利夫協会理事長)の全面支援で実施。東日本大震災の復興支援として平成29年に始まり、同30年、令和元年は石日旗の優勝チームを2泊3日の日程で招待している。コロナ禍に伴う休止を挟み、今回、5年ぶりに行われた。

 石巻小が厚木遠征権を得るのは6年ぶり2度目。選手と保護者約30人を乗せたバスは、14日午前6時半に同校前を出発した。県外遠征の経験はないため、選手たちは胸を躍らせつつ、往路の車内を楽しんだ。

東北道で厚木市に向かう途中、羽生パーキングエリア(埼玉県)のミスト噴霧機前で涼をとる子どもたち



 投手で主将の小川にこさん(12)は「試合が待ち遠しい。厚木の選手と交流を深めながら石巻代表として勝ちを狙う。市内観光も楽しんで遠征を満喫したい」と話していた。

 一行は、厚木市役所で市長表敬訪問後、厚木アーバンホテルでの歓迎会に参加。市内の七沢自然ふれあいセンターに宿泊し、翌日以降の試合に備えた。

 第63回石日旗(6月15―28日)には、石巻地方の20チームが参加し、トーナメント戦を繰り広げた。決勝は石巻市民球場であり、石巻小が7―1で赤井ビクトリーを破り、6年ぶり9度目の優勝を手にした。【山口紘史】


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