市内最初のパスタ専門店｜スパゲッティハウス ロマーナ（石巻市中里）
「スパゲッティハウス ロマーナ」は石巻市内で初めてのパスタ専門店として昭和63年にオープンし、東日本大震災で被災しながらも長い歴史を刻んできた。平成、令和と時代を超えて変わらない味が、多くの客に愛されている店だ。
時代を超えて愛される店
初代店主の三國文正さんは昭和53年、同市西山町に喫茶店「伊万里」をオープン。その後、パスタ専門店として勝負しようと中里に現在の店を構えた。現在は２代目の真広さんが店主となったが、伊万里時代から通い続ける常連客がいる。
メインのパスタはトマトソース、クリームソース、スープやオリジナルなど30種類以上のメニューが並ぶ。人気なのは定番のミートソース（７５０円）とタコのペペロンチーノ（８５０円）、スープパスタ宝島（８５０円）。注文時には麺の固さや具材の調整も応じてくれるのは、個人店ならではの魅力だ。
石窯で焼くナポリピザも定番のマルゲリータ（９８０円）やチーズたっぷりのクワトロフォルマッジ（１２００円）など10種類以上。ほかにもパスタとピザを同時に楽しめる「ハーフアンドハーフ」（１５８０円）や平日限定（午前11時―午後２時）のランチメニュー（１千円）もある。喫茶店時代からの喫カツ丼のようなパスタ「かつスパ」（１３８０円）が珍しい。
店内は市内在住の画家・奥田光雄さんの絵が飾られ、落ち着いた雰囲気。真広さんは「震災を乗り越え、客さんにも支えられて今がある。これからも家族一丸で元気に営業するので、歴史を重ねた味を楽しんでほしい」と話していた。
お店情報
スパゲッティハウス ロマーナ
▽住所＝石巻市中里二丁目６―９
▽営業時間＝11～21時
▽定休日＝月、火曜
▽電話＝0225-93-4001
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