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石巻工がコールド発進 高校野球代替大会 シード校を投打で圧倒

 新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校野球選手権大会宮城大会の代替となる「東北地区高校野球宮城大会」は13日、仙台市民球場で石巻工業対白石工業の2回戦が行われた。昨秋の県新人戦8強の第5シード白石工に対し、石巻工は投打で圧倒。9―2の七回コールド勝ちを収めた。【山口紘史】

 後攻の石巻工は同点で迎えた三回、無死から2番梶原が安打で出塁すると、続く3番佐藤が左中間を抜ける適時三塁打を放って勝ち越し。打線は五、六回にも安打を量産し、ダメ押しの追加点を挙げるなど、相手主戦投手を攻略した。

佐藤の適時打で本塁に生還した梶原

佐藤の適時打で本塁に生還した梶原

 勝ち越し打を放った佐藤は先発投手としても輝きを放った。初回は甘い球などを打たれて2点を献上したが、二―六回は直球と変化球の緩急ある投球で被安打1、長打は1本も与えなかった。七回は下手投げの岩槻が登板し、無失点に抑えた。

 石巻工の利根川直弥監督は「初回はひやひやしたが、二回以降は変化球を効果的に使った配球が功を奏した。下位打線が奮闘したことも大きく、よく頑張った」と評価した。

下手投げの2番手投手岩槻も無失点で抑えた

下手投げの2番手投手岩槻も無失点で抑えた

 勝利した佐藤朋輝投手(3年)は「初回は失点したが、比較的落ち着いて投げることができ、打撃でも貢献できた。白石工の思いも背負って次の試合も全力で頑張りたい」と意気込みを語っていた。

野球スコアボード-01

 石巻工は次戦、23日に石巻市民球場で仙台南―一迫商・岩ヶ崎・岩出山の3校連合の勝者と対戦する。そのほかの石巻勢は、18日に石巻市民球場で宮城水産と本吉響の連合チームが仙台城南と、平成の森しおかぜ球場では石巻北と志津川の連合チームが登米総合産業と、石巻西が泉館山とそれぞれ対戦する。

第5シードの白石工を破った石巻工のメンバー

第5シードの白石工を破った石巻工のメンバー


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