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ササニシキ味わうすしの店|農家れすとらん お結び(石巻市北村)

 県立自然公園旭山に近く、水田に囲まれた場所に平成30年12月に開店した本格的なすしの店。北村の出身で、東京や石巻、塩釜で料理人としての腕を磨いてきた新田大地さんが構えた。米は新田さんの実家など地元でとれたササニシキで、塩釜や仙台の市場から毎朝仕入れるネタとの相性が抜群だ。

農家れすとらん お結び 外観 (4)

農村地域にできたばかりの店舗

県内産にこだわり

 大きめのネタが乗ったにぎりすしは、6貫と巻物1本の並が税別1000円。生ものに合うよう甘めに配合されたしょうゆでいただく。一番の人気は大トロ、白身、カニ、ボタンエビ、ホタテ、ウニ、いくらの7貫に巻物、玉子が付く上ずし(2500円)で、値段以上の満足感にひたれる。素材にこだわり、それが塩釜でマグロを仕入れる理由。限定10食の鉄火丼はみそ汁付き1200円(茶碗蒸し付きは1500円)で、天然マグロが存分に味わえる。

農家れすとらん お結び 鉄火丼

ボリュームがあり、天然マグロを堪能できる鉄火丼

 生ものが苦手な人には、雄勝産のギンザケをこうじみそに漬けて焼いた定食(800円)がおすすめ。ご飯はお代わり自由で、奥松島産ノリのつくだ煮なども付いてくる。季節の漬物やおひたしを用いた「やさいずし」(同)もあり、珍しさの意味で新鮮だ。

農家れすとらん お結び (27)

腕を振るう店主の新田さん。店内は40席ほどある

 単品料理も数多く、とくに自家製ポン酢で食べる鶏のから揚げが好評。うどん、そば(各600円)もあり、天ぷら(1000円)を合わせて注文する人も多いとか。カウンター、テーブル、座敷合わせて約40席あり、最大20人の宴会もできる。

 新田さんは、「県産にこだわり、自分がよいと思ったものを提供したい。まずは米を味わって」と腕を振るう。

お店情報

農家れすとらん お結び

▽住所=石巻市北村字中田1―1
▽電話=0225―25―6936
▽営業時間=昼・11時半~13時半、夜・17時~20時
▽定休日=木曜。全席禁煙


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