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代替「交流大会」開催へ 石巻地区中総体 12競技全て無観客

 石巻地区中体連は新型コロナウイルスの影響で中止した本年度の同地区中総体の代替となる交流大会(7月19日―8月2日)の開催を決め、1日までに各校の保護者宛てに通知した。計12競技を実施予定だが、原則無観客で保護者も入場できない。また石巻地方で感染者が確認された場合は大会自体が中止となる。さまざまな制限はあるが、3年生にとっては集大成を発揮できる場であり、生徒からは喜びの声が聞かれた。【山口紘史】

 開催競技は野球、サッカー、バスケットボール、陸上、水泳など計12競技。各専門部で開催可否を検討し、駅伝を除き、実施の方向でまとまった。7月19日―8月2日の土日、祝日でそれぞれ開く。

 新型コロナ感染拡大防止で全種目無観客となり、保護者も入場できないが、密集など3密回避を条件に一部競技で控え部員の入場を認めている。競技によっては圏域を数ブロックに分けて実施するものもある。

中総体代替大会_表-01

 ただし、大会開催2週間前の7月5日以降、石巻地方の2市1町で新型コロナの陽性者が確認された場合、生徒の安全確保で大会そのものが中止となる。

 石巻中3年でバスケ部の加来礼佳さんは「どんな形でも力を発揮できる場があるのはうれしい」と喜んでいた。中体連事務局は「生徒や保護者の思いを考慮した大会。関係者はもちろん、地域の皆さんも引き続き、感染予防に努めてほしい」と協力を呼び掛けた。

駅伝競技は実施見送り

 一方、9月2日予定の石巻地区駅伝競走大会は中止を決めた。夏休み短縮で練習時間の確保が困難になったことなどが主な理由。同事務局は「大会を目標に頑張ってきた生徒に申し訳ないが、現状を鑑みた上での苦渋の決断」と理解を求めた。



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