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石巻・東松島・女川のグルメ紹介 観光客にもピッタリ!

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石巻市・東松島市・女川町の飲食店を紹介するマガジン。石巻日日新聞社の記者が一軒ずつ丁寧に取材し、店主の思いやイチ押しの一品などをご紹介します。ランチや夜のお店選びにご覧ください。… もっと読む
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#宮城県

石巻グルメ ジャンル別ナビページ

マガジン「石巻地域の美味しいナビ~気になるお店~」は、石巻地方のおすすめ飲食店の一覧です。石巻日日新聞社の記者が一軒ずつ丁寧に取材し、店主の思いやイチ押しの一品を聞きました。旬の海鮮料理はもちろん、ラーメン、おそば、定食、洋食、中華も!食材王国石巻のグルメを家族のだんらんに、友達との交流に、そして新たな発見に、ご活用ください。随時、地域の新店舗を紹介していきます。お楽しみに! ※掲載店の情報(価格、メニュー等)は石巻日日新聞掲載時のものです。 石巻日日新聞の紙面では毎週土曜

花屋の隣から甘い香り「網地島特産 網地いも屋」|石巻市清水町

 石巻市清水町で花屋「フローリストクラウン」を営む高橋聖公社長は、店舗に隣接する自宅1階を活用して焼き芋屋「網地島特産 網地いも屋」を開いている。自身が網地島で育てた紅はるかを専用器具で石焼きにし、しっとりとした食感と甘さが魅力の焼き芋を1本売りしている。  網地島では、昔から島民がサツマイモを栽培し、多くは干し芋として自家消費されてきた。高橋社長は、25年ほど前から網地島に花を売りに足を運んでおり、島のサツマイモの魅力を知っていた。島内の高齢化が進み、サツマイモ生産者と生

厳選した仙台・山形牛提供 焼肉うしのまき|石巻市大街道西

 令和5年2月にオープンした「焼肉うしのまき」は、山形県鶴岡市に拠点を置く(有)富樫精肉店が県外で初めて出した飲食店。精肉の卸小売りをやっていたノウハウを生かし、厳選した仙台牛、山形牛を店内処理し、高品質かつリーズナブルな価格で提供している。  富樫精肉店は昭和50年に創業。平成17年に飲食業に転換し、山形県内で2店舗の焼肉店を運営している。社長の富樫秀人さんにとって石巻市は、震災後に何度も足を運び、復興の様子を肌で感じてきた縁のある地。そうした理由から、店を構えることにし

扉開けたら不思議な空間 バーチャルフード新世界(しんせかい)|石巻市中里

 パッと目を引くピンクと水色の外観に「新世界」の3文字。戸を開くと、四季折々の風景写真やアニメ作品のフィギュアが飾られ、BGMにはやりのK―POPが流れる不思議な空間に誘われる。 本格韓国料理を提供 昨年12月にオープンし、主に韓国料理を提供。店主の今野恵美さんが「石巻地方にはあまりなじみのない新しい料理を本格的な味付けで提供したい」と店名に思いを込めた。  風景写真は大家自慢の作品で、フィギュアは従業員の趣味。店内のBGMはK―POP好きな今野さんのセレクトで、「料理を

北上川沿いのイタリア料理店 Trattoria Porto|石巻市湊町

 店から漂うおいしそうな匂いに、つい足が止まる。「トラットリア・ポルト」は、令和4年10月にオープンしたイタリア料理店。旧北上川の河口に面した立地で、食後に川沿いの散歩を楽しんで帰る人も多い。  店名の「ポルト」はイタリア語で「港」。店主の木村伸也さんが、地元の湊での開業に「出港」の意味を込めた。高校卒業後に都内でバーテンダーとして勤務していた木村さんは、「いずれお店を持ちたい」と夢を持ち、7年間、飲食店で修業。約20年ぶりに地元へ戻って開業した。  「静かにゆったり食事

〝まさに肉〟の炭焼きハンバーグ|三膳世界 琳(石巻市中央

 石巻市中心部の広小路にある「三膳世界 琳」は、カウンター6席のみの小ぢんまりした店内ながら、昼と夜で異なる世界がある。昼は手間ひまかけた炭焼きハンバーグを約10人限定(予約可)で提供。夜は予約制で日本酒やワインとともにぜいたくなコース料理を味わえる。  昼の部は、ご飯とお吸い物が付いた炭焼きハンバーグの一本勝負。税込1580円の料金で80グラムのハンバーグを3個まで、ご飯は3膳まで注文できる。ハンバーグはつなぎを使わない牛肉100%。仙台牛の脂身も入れて香りを出してい

地元サーモン使った商品が看板|女川バーガー(女川町

 女川駅前商店街の地元市場ハマテラス内ある「女川バーガー」は、町内唯一のハンバーガーショップ。町内で水揚げされた魚介を活用したボリューミーで比較的安価なバーガーや揚げ物類が充実。コーヒーやキッズメニューもそろえ、家族連れや観光客の人気を集める。 地産地消や地域活性に貢献 看板品は女川で養殖された〝スーパーサーモン〟を使った「女川バーガー」(税込490円)。独自製法でサクッと揚げたサーモンをバンズで挟み、特製タルタルソースが魚のうま味を引き出しており食べ応えとヘルシーさが人気

自分で焼く楽しさ連なる|甘味処 だんご屋(石巻市あゆみ野)

 石巻あゆみ野駅前の「甘味処 だんご屋」は店内の卓上コンロで、自分で焼いた団子を、自分でたてた抹茶と一緒に楽しめる団子専門店。こんがりと焼き色が付いた団子に付ける〝あん〟は常時約20種類をそろえ、みたらしやごまといった定番から「コーラあん」「ゆずあん」「爽快ラムネあん」など変わり種もある。落ち着いた雰囲気の中に、体験の多さや選べる楽しさが詰まっており、週末は若者や家族連れでにぎわっている。  人気は税込800円の「お団子と抹茶のセット(バニラアイス付き)」。団子は3本で、あ

サツマイモ尽くしの甘い誘惑 | oimoya jack(東松島市赤井)

 焼き芋に大学芋、さらには干し芋、サツマイモのチップス、シェイク、ブリュレまで。東松島市赤井の「oimoya Jack」は、サツマイモ生産者が手掛けるサツマイモ尽くしのテイクアウト店。糖度たっぷりの甘い誘惑で、多くの客の心をジャック(乗っ取る)している。  オーナーの鈴木貴郎さんはもともと石巻市鹿又のコメ農家。米価下落を受け、サツマイモ生産を始めた。「自分たちで付加価値を高めたい」と、同級生の菊地孝也さん、2つ下の柏宏幸さんと会社を起こし、店を構えた。鈴木さんは「この地域を

ココロもカラダも温まる専門店|スパイスカレー&カフェ「ēcru《エクリュ》」(石巻市立町)

 石巻市立町二丁目のスパイスカレー&カフェ「エクリュ」(堀野正芳店主)。14種類以上のスパイスを独自配合し、4種のカレーを提供。コーヒーと合わせ、昭和レトロを感じながらほっとしたひと時を楽しめる。  石巻市蛇田出身の堀野店主は、大学時代を都内で過ごし、洋食レストランで調理のアルバイトを経験。Uターン後、地元の建設会社で働いてきた。年齢を重ねるごとに「にぎやかだった中心市街地に戻るよう街の一員として関わりたいし、自分も何かを残したい」と思うようになり、会社の役員退を退いたのを

気軽に味わうまちの洋食屋さん|まちかど☆食堂 たかの(石巻市中央)

 「まちかど☆食堂 たかの」は石巻市橋通りのホシノボックスピア内にある。元々、半世紀に渡って市民に愛された「レストラン茅(かや)」が営業していた場所。亡くなった茅の笠原順さんと生前に交流があり、遺志を受け継いだ高野亮さんが〝まちの洋食屋さん〟として切り盛りしている。 定食メニューが豊富 高野さんは元フードコンサルタント。全国を飛び回っている中、店を開くことを打診された。誰でも気軽に洋食を楽しんでもらおうと、名前にもあえて「食堂」を入れた。  メインは定食メニューで、チキン

異国情緒の本格タイ料理店|ナーラック(石巻市湊町)

母国の味で感謝伝える 石巻市湊町の国道398号沿いにある本格タイ料理店「ナーラック」。店主の亀山スワンナーさんが「地域の皆に母国の味で恩返しがしたい」と腕を振るう。食材や香辛料は本場から取り寄せる徹底ぶりで特有のエスニック感を残しつつ、石巻人の舌に合う味付けを意識。内装にもこだわり、まるでタイ旅行をしたかのような気分に浸れる。  タイ料理の代表といえばトムヤムクン(税抜1500円)。酸味と辛味、そして香り高いハーブが一体となった世界三大スープの一つで、大きく贅沢に使ったエビ

お腹いっぱい満たされる定食|ポセらんち(石巻市大街道南)

 石巻市大街道南の住宅街の中にある飲食店「ポセらんち」。同市立町で本店のダイニングバー「ポセイドン」を営む阿部豊さんが、ランチの店としてオープンさせた。本店と同じボリュームたっぷりのメニューが楽しめると、多くの人が訪れている。 余しても持ち帰り可 「ポセイドン」は四半世紀以上、地域に愛されてきた店舗で、「ポセらんち」はグループ3店目。ロナ禍で夜の外出を控える人が多くなったため、ダイニングバーを訪れる人たちが減少。「ポセイドンの味を楽しみたい」という要望に応え、新たな店を構え