「私は自己紹介をし続ける」~WEBラジオくるみの日々酒、第十六夜~
皆様こんばんは、KURUMIです。
毎月第2、第4金曜日の夜21:00にyoutubeと、ここnoteにて同時更新中
WEBラジオ「くるみの日々酒」今夜で16回目の晩酌です。
お酒を飲みながら日々感じたことをぼやきつつ
毎回1曲、私の今聞いてほしい曲を選曲して
その曲の何が好きなのかを熱く愛情込めて語ったりしています。
今夜はN.W.A.のデビューアルバム STRAIGHT OUTTA COMPTON(ストレイト・アウタ・コンプトン)からFuck Tha Policeをセレクト。
この曲について熱を込めて語っている部分は、YouTube「くるみの日々酒radio」後半のコーナー「この曲を聴いてくれ」で聞けるので、音楽好きの同志は聞いてくれたら嬉しいです。
今夜はカナディアンクラブというウイスキーをジョッキに氷をたっぷりいれて、炭酸でしゅわしゅわに割って乾杯といきましょう。
最高だなぁ。
「前回のくるみの日々酒」
前回は、ほとんど無意識のうちに自分のことを罰している事実に気づいてしまった私は、もう無駄に自分を痛めつけるのはやめようと心に誓ったよ、という想いを書き綴りました。
他人には優しくできるのに、自分にはどうして優しくできないのだろう。
でも、他人に優しくできるなら、自分にも優しくできるはずだよね。
甘やかすのも、弱さに蓋をするのも違うけど、
だからといって罵倒し続けるのも、きっと違う。
自分を成長させていきたいなら多分、
もう痛めつけるだけじゃダメなのではないだろうか。
そんな答えのでないことを
お酒を飲みながらぼんやりと考えた一夜でした。
⇒「自分を罰するの辞めます宣言」~WEBラジオくるみの日々酒、第十五夜~
「誰からも嫌われたくない。」
突然ですが、私は「私のことが好きな人」が好きである。
すごいパワーワードだなと思うけど、隠しようのない事実である。
私は昔から八方美人と言われる人種で、
とにかく誰からも嫌われたくない。
誰かに嫌われるのが怖い。
そうやって常に怯えていた気がする。
ゆえに、誰にでもいい顔をしてしまう。
そして誰にでもいい顔する人っていうのは、
得てして誰からの信用も得られにくいのである。悲しいね。
誰にも嫌われたくないと、誰よりも強く願っているのに
誰からも好かれなくなる。
欲張っちゃダメなのよね。
というかそもそも不可能なんですよ、誰からも嫌われないなんて。
こんなに沢山の人間が世界には散らばっていて、一人として同じ人間がいないというふざけた状況の中で、その多種多様な人々全てに好かれようだなんて!
なんておこがましいのだろ!
でも昔は本当に誰からも嫌われたくなかった。
誰かに後ろ指をさされるのがとにかく怖かったな。
そして今でも私はその傾向をわりと引きずっている。
悲しいかな、染みついた習性とでもいうのでしょうか。
誰からも嫌われないなんて無理だよ!って
頭ではよーくわかっていても
反射的に笑顔を貼り付け、ニコっと笑って相手に合わせてしまう。
瞬間的にそういうことをやってしまう時が、まだある。
自覚がある分昔よりはマシと言いたいところだが
それでも八方美人すぎるという悪癖は、ほかの誰でもない「自分自身」に良くない影響を及ぼしてしまう。
誰にでもいい顔をして、ダメージをくらうのは結局自分なのだ。
ああ、ここまでわかっていてもなかなか直らないのだから
性分とは厄介なものである。
「自己紹介という裏技」
年齢を重ねて、自分の八方美人にほとほと愛想が尽きた私は
あることに気づきます。
自分で関わる人を選べないのなら、
自分のことを好きな人だけが私の周りに来てくれる状況を
自分で作ればいいのではないだろうか。
そこで使った手段が「自己紹介」である。
まずは手始めに髪の毛を全部ブリーチして、
思いきり派手なヘアスタイルにした。
元々やりたかったのもあるけど
「派手髪を馬鹿にするやつ」が私は好きではなかった。
もっと言うと「人の外見や見た目にとやかく言うやつ」が好きではなかった。
どんな見た目をしていようが、どんなファッションをしていようが、どんな髪型をしていようが、別によいのではないだろうか。
そうやって常日頃思っていた。
だから手始めにうんと自分を派手にしてみた。
そしたら、派手な外見が苦手な人から距離をとられるのを肌でビシビシ感じた。
いやぁ、本当にこれはすごい実感だった。笑
そしてそういう相容れない相手に会うと
ファーストコンタクトで「うわっ」て相手がひいていくのを感じる。
ぶっちゃけ気持ちがいい。
そして心が楽だ。
私が拒否したわけではない。
私はただ私の好きなヘアスタイルをしていただけだ。
とっさに誰にでもいい顔をしてしまいそうになる私にとって
私のことを苦手だと思うであろう人が、最初から距離をとってくれることが
心底ありがたかった。
そうか、こうすればよかったのか。
私が好きなものをおもいきりわかりやすく全面に出せば、
相手もその私が提示した情報をみて、私との距離感をはかってくれる。
私は、八方美人にならずに済む。
誰にでもいい顔をしてへらへらする自分を
ぶん殴りたくなるあの嫌な気持ちを味あわずにすむなんて。
そこからありとあらゆる手段を使って「自己紹介」を意識するようにした。
とりあえず好きなものや好きなことは我慢しない。
見つけた端から発信していく。
目に見える形で、わかりやすく、自分の感じたこと、思っていること、愛しているもの、考えていること。
かっこ悪いことも、本当は今まで隠していたようなダサイ気持ちも。
全部まるっとさらけだしてしまおう。
自分のみっともないと思っている部分を出すのは、
さすがに慣れるまでは相当勇気が必要だったし、
そんなダサイ自分を外に出すのは気が引けたけど
それでも自分のために、自分をべろっと外に出すことにした。
世界がわかりやすく変化していくのを感じた。
もう私が選ばなくても、私が並べた情報を見て相手が判断してくれる。
濃密な自己紹介をするほどに、私の周りの人が変化してゆく。
ずっとそこにいてくれる人もいれば、あっという間に去る人もいる。
私自身も一定じゃない。
年齢を重ねるほどに変化してゆく。
そこで生まれる変化によってまた、私の周りの人たちも様変わりしていく。
去られることは寂しいことだし、
私は根本から変わったわけではない。
いつもどこかに
誰かに好かれたい、誰にも嫌われたくないという想いが
心の根っこでくすぶっているように感じる。
それでも自己紹介をし続けることで、
私は私の変化を余すところなく外に出し続けることで、
私のそばにずっといてくれる人がよく見えるようになったし、今、そばにいてくれる人をシンプルに大切にすることができるようになった
そんな気がする。
私のことを好きでいてくれる人に
私の大切な時間と感情を使いたい。
そういう想いが強くなった。
「これからも」
実はこのnoteも、YouTubeやPodcastで流しているwebラジオも、私の自己紹介のひとつだ。
毎日更新しているInstagramなんて、毎日自分の自撮りである。
これ以上ないってくらいの自己紹介だ。
Twitterもそうだ。
誰のためでもない、私は私のためにずっと自己紹介をし続けている。
私の周りにいる人を、私のことを好きだと言ってくれる人を見失わないために。
つい余計な荷物を背負いがちな自分に、「本当に大切にしたいもの」をちゃんと気づかせるために。
背負える荷物には限界がある。
私は私に愛をかたむけてくれる人を見失いたくないのだ。
でもいつだって手からこぼれおとしそうになる。
だからこれからも、自己紹介をし続ける。
変化し続ける自分を紹介し続ける。
こう思えるようになったのは、私のことを好きだと言ってくれた全ての人のおかげなのだろうと、最近よく思う。
やさしさにはやさしさで返したい。
コロナの世界で人との距離が遠くなって
余計に感じるの。
大切な人を大切にしたい。
シンプルで簡単で、難しい。
これからも私は自己紹介をし続けよう。
はあ、今夜もハイボールが美味いなぁ。
さて、次回更新日は7/9(金)21:00
またここで乾杯できたら嬉しいです。
Podcastでもくるみの日々酒が聞けるようになりました。
下にリンク載せておくので、聞きやすい媒体で聞いてみてくださいね。
それでは皆様、よい夜を。
【Podcast】
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