「自分を罰するの辞めます宣言」～WEBラジオくるみの日々酒、第十五夜～

皆様こんばんは、KURUMIです。

毎月第2、第4金曜日の夜21：00にyoutubeと、ここnoteにて同時更新中
WEBラジオ「くるみの日々酒」今夜で15回目の晩酌です。

お酒を飲みながら日々感じたことをぼやきつつ
毎回1曲、私の今聞いてほしい曲を選曲して
その曲の何が好きなのかを熱く愛情込めて語ったりしています。

今夜はJoan Jett & The Blackhearts（ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ）のアルバムUP YOUR ALLEYからI HATE MYSELF FOR LOVING YOU(アイ・ヘイト・マイセルフ・フォー・ラヴィング・ユー)をセレクト。

この曲について熱を込めて語っている部分は、YouTube「くるみの日々酒radio」後半のコーナー「この曲を聴いてくれ」で聞けるので、音楽好きの同志は聞いてくれたら嬉しいです。

今夜は先輩にいただいた素敵なワンカップをね、今日の日のためにとっておいてありました。加茂福の純米酒、死神！こちらをお供に、文章を綴ってゆこうと思います。

「前回のくるみの日々酒」

前回はね、
年齢を重ねていくと、新しいことに挑戦することに対してなぜこんなにも腰が重くなってしまうのか、ということについて私なりに分析してみた結果を書き並べてみました。

年齢を重ねるということは痛みや失敗の経験も、積み重なっていく。
成功や幸せな思い出だってもちろん重なるけど、おそらく大概「しんどい」ことの方が割合を多くしめていくだろうと思う。

そもそも人生においておそらく圧倒的に「成功した。正解だ。」と思える経験よりも「失敗した。痛かった。」という経験の方が多くなる気がする。

何度もトライ&エラーを繰り返し、痛みを伴いながら成長してゆく。

年齢を重ねた数だけ痛みを覚えていく。

大人の挑戦はその痛みの経験をさらに踏み越えていかねばならないので、
まだ痛みの経験の数が少ない若者よりも、腰が重く、足を前に踏み出すのが困難なのかもしれない。

それでも私はまだ前に進みたいので、マジ頑張ります。

というような話でした。笑

⇒「大人の挑戦」～WEBラジオくるみの日々酒、第十四夜～

「無意識に自分にキレている」

先日ふと気づいたことがある。

私は私に対してキレている時間が多いかもしれない。
自分にずっと怒っている。

罵倒している、と言った方が近いかもしれない。

毎日こなしたいタスクというか、細かい小さい目標を頭に描きながら生活している。

それは仕事とは別のタスクで、毎日自分が自分に課しているタスクだ。

今日は洗濯機をまわしたい
今日はベースであの曲を練習したい
今日は掃除機そろそろかけたい
明日の朝は早起きしてお弁当を作りたい
この1週間は集中的に筋トレをしたい
今日の夜は絶対自炊をしたい
ていうか部屋片付けたい
明日何曜日だっけ？ゴミ出ししなきゃ

まあこれは私の場合なのだけど、

こんな具合に、仕事以外でやっておきたいことリストっていうのはいつも私の脳内で溢れかえっている。

こうやって改めて書き出してみるとよくわかる。

「普通に生活」するっていうのは、実はタスクが山盛り積まれている状態なのだと知る。

これ、子育てしてたりすると更にとんでもない量のタスクが増えるよね、きっと。
子供絡みのタスクなんてここじゃ書ききれないほど、抱えきれないほど、膨大なのではないかと思う。

世の中のお母さんとお父さんの偉大さを実感する。

身体と心の調子が良い時はいいの、
結構な量のタスクでもちゃんとこなせたりする。
そういう時は自分にキレなくてもいいし、なんなら誇らしさとやりきった感があふれて、とてもいい気分で1日を過ごせる。

でもさぁ、現実はそんな日滅多にないのよね。

これがほんの少しでも寝不足だったり、プライベートで心が揺さぶられる出来事があったり、単純に仕事が忙しすぎて余裕がなかったり、

原因は何でもいいけど、とにかく身体と心に余裕がない時。ほんの少しでもバランスを崩していたらもう、普通に生活する上で日々自分が自分に課しているタスクは、ほとんどこなせなくなる。

または圧倒的にクオリティが下がる、そしてミスも増える。

日々のタスクをこなせない日が続くたび、自分を思いきり罵倒していることに気づく。

「私ってどうしてこうダメなんだろう」
「こんな簡単な家事もできないなんて」
「メイクも落とさずに寝落ちするなんてクズすぎる」
「毎日何もうまくできない。あれもこれも出来ない、出来てない」

「ほんと私って駄目な奴！最低！」

きっとこれ皆多かれ少なかれやっているのではないだろうか。
ただ人によって度合いや頻度が違うよね、きっと。

私の場合はさ、多分かなり強めに罵倒しているんだよねいつも。
しかもこんなにキレてるのに、全部自分の脳内だけで繰り広げられていることだから、ほとんど無意識なのよね。自分で自分にキレている実感がない。自覚がない。なかった。

ただ何となく嫌な気分になるだけ。

無意識って本当にこわいよね。

「キレ散らかしているだけの奴からは何も学べない」

例えばさ、これが仕事だったとして、貴方に後輩が居たとしてね

何か仕事を覚えてもらわないといけない。

自分は後輩のことを成長させてあげたいと思ってて、
欠点は少しずつでも直していけるよう手伝ってあげたい。
そして仕事仲間として背中を預けられるような関係性を作りたいと思っていたとする。

そんな存在の相手に

「お前は本当にダメなやつだ、クズだ、何でこんなに簡単なこともこなせないんだ」

なんてさ、ずっと怒り続けたりなんてしないよね。

おそらく失敗するかもしれないとわかっていても、ある程度それを認めたうえであえて信じて何か任せたり、それでいて失敗したら自分がフォローしたり、その失敗をふまえてそれを的確に伝えて次につながるよう促したり、

きっと大概の社会人はそういう付き合い方をすると思うのね。
もちろん全員じゃないよ、きっと。

でも、成長とか、育てるって多分、そういう過程を踏んでいくことが多いんじゃないかなって思うの私は。




例えば自分が後輩の立場だったとしてもさ、

「お前は本当に出来損ないのクズだ！」


って毎日ずっと怒ってくる上司がいたとしたら、
萎縮しちゃって全然仕事なんて覚えられないし、単純に心死ぬし、

むしろ多分その会社辞めちゃうか、病んで離脱するか、
行き着く先はそんなところだと思うのね。

ここでこれを自分に当てはめて考えてみる。


あれ、私、毎日毎日自分に幻滅したり、自分にキレて自分のことただ罵倒しまくってるけど、これ単純に「すげー毎日キレ散らかしている嫌な上司」そのものではないのだろうか。

ある日突然ハッとしたの。

自分を育てるのも、ある意味自分であるのなら
私は「自分の育て方」を間違っているのかもしれない。

ただ怒るだけでは嫌な気持ちを与えるだけで、人は成長していかない。

対他人なら簡単にわかることが、なぜ対自分ではみえなくなってしまうのだろう。

「信じる、任せる、認める。」

そう、多分怒るだけじゃダメなんだ。

だって自分の直したいところ、全然直らない。
自分の悪癖は全然直らない。

幻滅して自分に怒るだけじゃ状況を変えていくことはできない。
本当の意味で自分を成長させたいのなら、多分やり方が間違っている。

自分の悪癖が変わらないのは「自分との付き合い方」が違うのかもしれない。
もう私は、私に怒るだけじゃダメなんだ。

自分のことだとわからなくなってしまうのなら、自分を1人の別の人間だとして、他人だったとして、そういう立場で考えてみようと思った。

誰かに何かを教えたい時、直したい時、成長して欲しい時、自分も一緒に成長したい時

絶対に、ただ怒るだけじゃないはずだ。

失敗の可能性をわかっていても任せてみる。
やっぱり失敗してもその失敗を受け入れる。
甘やかすわけじゃない。
ミスを無かったことにはしない。

ちゃんと、ただ覚えておく。
そういう失敗があった事実から逃げない。受け止めて、覚えておく。
ミスはなかったことにはできない。
失敗は消えない。

だからこそ、

どんなにしんどくても向き合って、一旦受け止めてしまった方が早いのだ。
その場で踏ん張れた方が、後から楽だ。

失敗したからと言って未熟な後輩に怒ったりしない。

だって苦手なことや出来ないことを改善しようと動いているなら
そんなのすぐにできるようになるはずないのだ。
未熟で当然だ。だって苦手なことなんだもの。


その後輩に成長の可能性をみているのなら、一度の失敗は罵倒の対象にならない。
しっかり伝えて、どうしてほしいのかちゃんと向き合う。

そのうえで一番最初に自分が、その後輩を信じて、もう一度任せる。
この子なら出来ると信じる。認める。任せる。
出来たら超褒める。
出来なかったら支える。そしてまた出来ると信じる。

誰かが信じてくれていると知っているのなら、しんどい挑戦にも立ち向かっていける。そういうものな気がする。

ここでいう後輩を、自分に置き換えればいい。


自分の出来ないところは自分が一番最初に受け止めて、認めて、
その上できっと自分なら出来ると信じるのは、多分一番最初は自分じゃなきゃダメだ。

信じて、何度失敗しても信じて任せる。
幻滅も罵倒もしない。
ただそこに失敗したという事実があるだけだから、それを覚えておくだけでいい。
自分ならきっと出来ると信じる。任せる。

失敗は無駄ではない。
それを無かったことにしなければ無駄ではない。

改善の糸口が必ずそこにある。

怒って、罵倒して、萎縮させて、自分の可能性をつぶしちゃだめな気がする。
自分ならきっと出来るようになる。
そのために考えよう。

例え自分で自分に怒られたとしても
嫌な気分になるのは変わらない。

誰かに罵倒されるだけの時間なんて、最低な気分に決まっている。
それは対自分でも同じことなんだ。きっと。

一番学べるのは失敗からだ。
失敗を繰り返さないよう、沢山試してみればいい。

何度でも自分に付き合ってあげる。
自分でやらなくて誰がやってくれるのだろうか。

今日はまたやりたいタスクをこなせなかった
家事はなにひとつやれなかった

じゃあ何がダメだったのだろう

仕事が忙しくて睡眠が足りていない気がする

それならその原因をなんとかできるか考えてみよう
自分の望む生活をするために、必要なお金はどれくらいか、必要な仕事はどれくらいか、必要な睡眠はどれくらいか
考えてみよう

ただ罵倒するだけでは何の解決にもならない

出来ない私はダメなわけじゃない。
何かしらの原因がある。

睡眠がとれる生活に変えたら、もっと自分が望むようなタスクをこなせるかもしれない。

何度でも私が付き合う。

私は私に付き合う。

何度でも試してみよう、考えてみよう。

私が私を信じるのだ。
私ならきっと出来る。
出来ないって、ダメだって、しょげないで。

きっと出来る。
原因を考えよう。試してみよう。

たかが家事、たかがこんな簡単なこと、皆出来てあたりまえのこと、

同じ人が存在しない世界で馬鹿げた基準だ。
皆違う人なのに、皆が簡単に思うことなんて本当の意味できっと存在しない。

皆っていったい誰なの。

私にできること、私にできないこと
私がやりたいこと、直したいこと

私と一緒に考える。

もう怒ったりしない。
もうただ罵倒したりなんてしない。
今までごめん。

今までずっと、ないがしろにしてきてごめんね。
踏みにじってきてごめん。

ここに今夜宣言します。

私は、私のことをもう、罰したりしません。

私と私の対話を垂れ流してごめん。笑

死神というカップ酒が美味しすぎたせいでまたあつくなってしまったよ。
美味しいお酒のせいにして、この辺でやめとくね。笑

さて、次回更新日は6/25（金）21：00
またここで乾杯できたら嬉しいです。

Podcastでもくるみの日々酒が聞けるようになりました。
下にリンク載せておくので、聞きやすい媒体で聞いてみてくださいね。

それでは皆様、よい夜を。

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