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大根が一本あったなら@ミートフリー1DAY

なんだか今年は秋が一瞬で過ぎ去って、このまま冬本番に突入!って感じですね。
寒くなってくると恋しくなるのが、あれです。あの野菜です。
【大根】!!!
スーパーには1年中並んでいる大根ですが、寒くなるほどにずっしり重くなって、皮もツヤツヤに輝いて、肩も丸くパンっと張ってきます(肩=葉っぱとの境目、大根の一番上の部分)。

生でも煮ても焼いても美味しい。
どんな食材と合わせても美味しい。
どんな味も受け入れてくれる(染み込む)と思いきや、案外自己主張も強い。
包容力があって普段は大人しいくせに、実はしっかり自分を持っている、そんな大根が大好き。(そんな人も好き)

最近は、1/2カットで売られていることがほとんどですよね。
でも、、、この冬は1本買いにチャレンジしてみませんか?してみてほしい!
みなさんご存知の通り、大根は上、中、下で味わいが違うのですが、それは一本丸ごと味わってこそ「なるほどー」って感じられるんです。
そんなこと言われたって、一人暮らしで一本なんて食べきれないよ!なんて声が聞こえてきそうですが、その不安を払拭するのが今回のnoteとなっております。
ぜひ最後までお付き合いください。

大根をまるごと味わい尽くす!
私のおすすめする大根料理を2つご紹介しますね。
どちらもビーガン仕様となっております。


ひらひら大根とザーサイのサラダ

デリに並べる前に撮ったので、ちっとも映えないビジュアル…

大根を生で食べるなら、水分が多くて甘みも強い上の部分がおすすめ。

<作り方>
①大根を半分にカットする。(上の部分を使用)
 皮を剥いて、ピーラーで縦に薄く削いでひらひらの大根をたっぷりつくる。
②大根に塩をまぶして、ふわっと馴染ませる。すぐに大根から水分が出てきたらOK。少しずつ加えては混ぜを繰り返すと塩辛くなりすぎない。
③15分ほどおいて大根を軽く絞って、市販のザーサイと混ぜ合わせて出来上がり。

※剥いた皮は捨てずにきんぴらにしてみてください

ご飯のおかずとして売られているザーサイにはすでに濃いめの味がついているので、味付けはこれで十分です。
もしザーサイの塊を使う場合は、薄切りにして塩抜きをした後に、ひらひら大根と合わせて胡麻油で和えるといい感じです。
出来立てはさっぱりサラダ感覚で楽しめますし、時間がたって馴染んだものもこれまた美味しいので、たっぷり作ってみてくださいね。

●大根の唐揚げ

この時は紫大根で作りました。

大根に下味をつけて炒めたり揚げたりするなら、半分より下の部分がおすすめ。
上の部分に比べて水分が少ないので、火を入れても水っぽくなりにくいです。

<作り方>
①1cmくらいの厚みの銀杏切りにした大根にお醤油を回しかけて、30分〜1時間ほど味を馴染ませる。
②片栗粉や米粉をまぶしてお好みの油で揚げて、出来上がり!

※揚げたてはもちろん、冷めても美味しい。

揚げるといっても、鍋に1cmくらい油を入れて弱火で片面ずつ焼き目をつけたら出来上がりなんです。
果汁のように甘い大根の旨味と醤油の香が口いっぱいに広がって、箸が止まらない一品。
お好みで生姜のすりおろしや辛子と一緒に食べても最高です。
(一口目はそのままで楽しんでほしい!)
もうこれが大好きで、大根を買ったら必ず作っています。


ちなみに、この2品を作っただけですでに1本消費しています。
どちらも冷めても美味しいので、多めに作っても問題なし。
どちらも、七味をかけたり、柚子胡椒や辛子とあえてみたり、胡麻油で炒めたり、春巻きの皮で包んで揚げてみたり、色々な味変を楽しんでみてください。
色々試しているうちに、一本ペロリ。
3〜4日は十分楽しめます。

丸ごと一本食べてみると上の部分と下の部分の味や食感の違いがよくわかります。
だから次にカットされたものを買う時に、「今日は生で食べたいから上の部分を買おう」、「辛味も楽しみたいから下の部分を買おう」って、気分によって好きなものを選ぶことができるんですよね。
そうしたらもう、あなたも大根マスター!
素敵!!!


さらなる大根マスターになるべく、次回は炒めものと煮もののおすすめレシピを紹介しようと思います。

注:味付けザーサイは、メーカーによって動物性のエキスを使用しているものもあります。絶対ビーガンにしたい!という方は、商品の裏ラベルをよくご確認ください。
  


ひびのわ=雑食ビーガン料理家。
「ひびのわ」の屋号で、食に関する様々な仕事をしています。
雑食なので、なんでも食べます。お肉もお魚もチーズも食べます。大好きです。
でもそれ以上に、野菜をたっぷり食べられるビーガン料理が大好き。

自己紹介

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